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※8月は定期休刊です。次回は2008年9月号になります。どうぞお楽しみに!

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2008年7月号
   =====☆                    ☆=====
  =====★   月 刊  児 童 文 学 翻 訳   ★=====
   =====☆   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ☆=====
         Yamaneko Honyaku Club 10th Anniversary
                                No.102
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児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、電子メール版情報誌
http://www.yamaneko.org                         
編集部:mgzn@yamaneko.org     2008年7月15日発行 配信数 2470 無料
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●2008年7月号もくじ●
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◎賞情報:2008年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞発表
◎注目の本(邦訳絵本):『死神さんとアヒルさん』
                ヴォルフ・エァルブルッフ文・絵/三浦美紀子訳
◎注目の本(未訳絵本):"Ottoline and the Yellow Cat" クリス・リデル文・絵
◎注目の本(未訳読み物):"Ruby Red" リンジィ・グラス作
◎賞速報
◎イベント速報
◎6月号「読者プレゼント」当選者発表!
◎読者の広場

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●賞情報●速報! 2008年カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞発表
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 イギリスで最も権威ある児童文学賞、カーネギー賞、およびケイト・グリーナウェ
イ賞が、6月26日に発表された。
 71回目のカーネギー賞は、『移動都市』(安野玲訳/東京創元社)の作者として日
本でも人気の高い Philip Reeve が初受賞した。受賞作の "Here Lies Arthur" は、
アーサー王とマーリンの伝説を下敷きに描かれ、アーサー王の再来を願い刻まれたと
いう墓碑銘の冒頭が題名となっている。奴隷の少女グウィナは、主人である吟遊詩人
マーシンによって、英雄とはかけ離れたアーサーを偉大な王へと導くため、女神や少
年戦士、スパイへと変貌させられる。
 Philip Reeve は幼少期からアーサー王の物語を好んでいたそうだが、15歳の時に
観たジョン・ブアマン監督の映画『エクスカリバー』にそれまで味わったことのない
感動と刺激を受け、いつか自分のアーサー王を書きたいと思い続けてきたという。邦
訳が東京創元社より出版予定とのこと。
 ケイト・グリーナウェイ賞は、ショートリストに2作品がノミネートされた Emily
Gravett が、2006年の "Wolves"(『オオカミ』ゆづきかやこ訳/小峰書店)に続き
2度目の栄冠に輝いた。受賞作品は、怖がりながら恐ろしいものを辞典に書き込む、
臆病なネズミの姿を追った "Little Mouse's Big Book of Fears"。恐怖をあえて直
視するという矛盾を抱えた物語が、絵だけではない多様な技法で楽しく描きだされ、
見るだけではなく、読者が思わず手をのばしたくなる作品となっている。詳しい内容
は、本誌2008年5月号「注目の本(未訳絵本)」をご覧いただきたい。
 なお、今月号では、ケイト・グリーナウェイ賞およびカーネギー賞ショートリスト
作品のレビューを、それぞれ1作ずつ掲載する。

【カーネギー賞】(作家対象)

The Carnegie Medal 2008

★Winner
  "Here Lies Arthur" Philip Reeve (Scholastic)
  Amazonで詳細を見る

【ケイト・グリーナウェイ賞】(画家対象)

The Kate Greenaway Medal 2008

★Winner
  "Little Mouse's Big Book of Fears" Emily Gravett (Macmillan)
  Amazonで詳細を見る


【参考】
▼カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞サイト
http://www.carnegiegreenaway.org.uk/

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞について
(本誌1999年7月号情報編「世界の児童文学賞」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/1999/07a.htm#a1bungaku

▽カーネギー賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞作品リスト
                        (やまねこ翻訳クラブ資料室)
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/carnegie/index.htm
http://www.yamaneko.org/bookdb/award/uk/greenawy/index.htm

▽ショートリスト(最終候補作)一覧(本誌2008年5月号)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2008/05.htm#sokuho

▽"Little Mouse's Big Book of Fears" のレビュー
                      (本誌2008年5月号「注目の本」)
http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2008/05.htm#mehon

                                (大原慈省)

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●注目の本(邦訳絵本)●アヒルさんとともに生きる意味を考える
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『死神さんとアヒルさん』 ヴォルフ・エァルブルッフ文・絵/三浦美紀子訳
草土文化 定価1,890円(税込) 2008.02 ISBN 978-4794509710
Amazonで詳細を見る  bk1で詳細を見る
"Ente, Tod und Tulpe" by Wolf Erlbruch
Verlag Antje Kunstmann, 2007
★2008年ドイツ児童文学賞絵本部門候補作品

 生と死について考える「死生学」という学問では、「死への準備教育」が大切とさ
れているらしい。つまり生きることの果てにある「死」を意識することによって、今
日ただ今の「生」をより充実したものにできるというのだ。しかしごくごく平々凡々
と生きている凡庸なものにとって、「死」は目に見えないところへ置いておきたい。
そんなわたしやあなたの分身が、この絵本の主人公「アヒルさん」だ。
 アヒルさんはある日、後ろにだれかがいるのに気づく。なんとそれは「死神さん」
だった。アヒルさんの驚いたのなんの! ところが死神さんは「あなたが生まれてか
らずっと、そばにいたのよ」などと、こともなげに言うのだ。とにもかくにも、その
日から、アヒルさんは死神さんとともに暮らし始める。いっしょに泳いだり、木に登
ったり。付き合ってみると、優しくほほえみかける死神さんはなかなか感じがいい。
アヒルさんと死神さんの日常は、これといった事件もないままに淡々と進んでいった。
 もしも死神が見えたら「その時」が来たのだと観念する。だからアヒルさんが驚く
のも無理はない。のほほんと生きてることを意識もせずに、日々暮らしていたアヒル
さんにはまさに青天の霹靂! これはそのまま、我々にも当てはまる。ところがここ
に登場する死神さんは、少しも怖くない。チェックのワンピースを着て、片手に花を
持ち、むしろかわいいぐらいだ。死神さんがそばにいても「生きてる」ことがアヒル
さんはうれしい。そして「死」とはどういうことなのか。自分たちが思っていること
と、実際に起こることとの差を感じ始める。ふたりのやりとりは、まるで遠くからや
ってくる足音のように、初めはかすかに、そして次第に大きく読者の心に響いてくる。
 最後のページに、死神さんの足元でキツネと野ウサギが追いかけっこをしている場
面がある。それは日常という毎日が繰り返される生命の営み〈生と死〉によって、織
りなされていくものだということを暗示しているようにも見える。この本では温かさ
さえ感じる死神を「さん」付けで呼び、これまでのイメージにとららわれていない。
だからこそ、元気あふれる子どもたちに、このドキッとして、淡々として、少し笑え
て、静かな物語をぜひ味わってもらいたい。

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【文・絵】ヴォルフ・エァルブルッフ(Wolf Erlbruch):1948年ドイツ生まれ。
1985年からイラストレーターとして絵本の仕事に携わるようになり、1989年からは自
作の絵本を発表している。邦訳作品は1993年ドイツ児童文学賞受賞作品『クマがふし
ぎにおもってたこと』(上野陽子、今江祥智訳/ブックローン出版、現BL出版)、
『うんちしたのはだれよ!』(ヴェルナー・ホルツヴァルト文/作者名表記:ヴォル
フ・エールブルッフ絵/関口裕昭訳/偕成社)など多数。本作品は2008年オランダ
Vlag em Wimpel 賞を受賞している。

【訳】三浦美紀子(みうら みきこ):1952年生まれ。立教大学大学院博士課程修了。
日本大学・立教大学非常勤講師。最近の翻訳に『ミニ・サウルスズィンクレア・ゾフ
ォクレス』(フリーデリーケ・マイレッカー文/アンゲーリカ・カウフマン絵/草土
文化)、『プラリネク あるクリスマスの物語』(アクセル・ハッケ文/ミヒャエル
・ゾーヴァ絵/三修社)などがある。

                               (尾被ほっぽ)

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●注目の本(未訳絵本)●見どころ読みどころ満載の絵本
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『オットーラインと黄色いネコ事件』(仮題) クリス・リデル文・絵
"Ottoline and the Yellow Cat" by Chris Riddell
Macmillan Children's Books, 2007 ISBN 978-1405050579
171pp.
Amazonで詳細を見る
★2007年ネスレ子どもの本賞6〜8歳部門金賞受賞作品
★2008年ケイト・グリーナウェイ賞ショートリスト作品

 頭の回転が速く事件の謎解きが得意な少女、オットーライン・ブラウンは、全身毛
むくじゃらの謎の生物マンローと高層アパートで暮らしている。大きくなったら両親
とともに世界を旅することを楽しみに、今は両親が集めた膨大なコレクションを管理
しながら留守番中だ。離れて暮らす両親はオットーラインを気遣って、生活に不自由
しないようにと食事のしたくや掃除などをしてくれる人たちを手配している。
 ある日、マンローが迷い犬を探すポスターを見つけてきた。その後、新聞に載って
いた宝石どろぼうの記事と、ペット犬派遣の広告を見つけたオットーラインはピンと
来た。迷い犬たちと、宝石どろぼうに入られた家の飼い犬たちは、そっくりなのだ。
ペット犬派遣会社が事件に深く関係していると考えたオットーラインが、変装してマ
ンローとともに調査したところ、行方不明の犬たちが派遣会社にいるではないか!
事件を裏で操っているのは会社を経営する、黄色い毛のネコだった。オットーライン
が立てた綿密な計画を、マンローをはじめとする頼もしい助っ人たちが忠実に遂行し、
事件はみごと解決! とまあ、あらすじはこんな具合だが、この作品の魅力は実際に
手にとってみてこそ実感できるだろう。ケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされ
るだけあって、リデル特有の細かい描きこみによる絵をじゅうぶん堪能できる上、小
学校中学年向けの読み物並みのボリュームで読みでがある。また、オットーライン愛
用のノートの絵や、吹きだし部分に謎をとくヒントがあったり、文章に言葉遊びがあ
ったりといった凝った趣向のおかげで、楽しさが倍増している。モノクロの絵に、表
紙と同じ赤い色がアクセントとなっており、全体的に洒脱なデザインも印象的だ。
 奇想天外な設定だが、主人公の身のまわりで起こるできごとを中心に話が進み、違
和感なく物語の世界に入り込める。また、楽しいなかにも、心の奥には両親不在の寂
しさを抱える純真な主人公の気持ちの動きが丁寧に描かれており、読者の共感を得る
だろう。ノルウェーから来たというマンローは、オットーラインが幼いころから常に
そばにいて見守ってきた保護者的な一面と、こだわりの強いおじさん臭い一面がある、
魅力的なキャラクターだ。2巻目の "Ottoline Goes to School" は2008年に出版さ
れ、続く "Ottoline at Sea" も2009年早々に刊行予定。同シリーズは小峰書店より
邦訳出版されるとのこと。オットーラインの日本での活躍が今から楽しみだ。

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【文・絵】Chris Riddell(クリス・リデル):1962年、南アフリカ生まれ。2000年
に "Castle Diary"(『中世の城日誌』リチャード・プラット作/長友恵子訳/岩波
書店)でケイト・グリーナウェイ賞の次点となり、2002年に "Pirate Diary"(『海
賊日誌 少年ジェイク、帆船にのる』リチャード・プラット作/長友恵子訳/岩波書
店)で大賞を受賞。2005年には "Jonathan Swift's “Gulliver”"(『ヴィジュアル
版 ガリヴァー旅行記』原田範行訳/岩波書店)で2度目の受賞を果たした。英国ブ
ライトン在住。

【参考】
▼クリス・リデル公式ウェブサイト
http://www.panmacmillan.com/chrisriddell/

                                (横山和江)

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●注目の本(未訳読み物)●17歳の少女が語る'70年代の南アフリカ
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『ルビー・レッド』(仮題) リンジィ・グラス作
"Ruby Red" by Linzi Glass
Penguin Books, 2007 ISBN 978-0141382807 (UK)(HB)
218pp.
Amazonで詳細を見る
★2008年カーネギー賞ショートリスト作品

 1976年、アパルトヘイト体制下の南アフリカ。ヨハネスブルクに住むルビーは、裕
福な英国系白人家庭のひとり娘だが、両親はアパルトヘイト政策に反対の立場をとり、
肌の色を問わずに志を同じくする人々とつきあっていた。それは当時の法に触れる部
分もあり、危険を伴う行動だった。両親の思想に賛同するルビーも、人種差別になん
の疑問も持たない同級生の前でその立場を表明することはできず、本当の自分を偽っ
ているという孤独感に悩む日々が続いていた。そんなルビーが兄のように慕い心を開
いていたのは、画廊経営の母が支援する黒人画家ジュリアンだった。いつか自由を手
にして心から描きたい絵の描ける日が来ることを信じながら、今はひたすら黒人の痛
みを描くしかないと語るジュリアンに、強く共感を覚えていたのだった。
 やがて、ルビーの両親の活動が警察の監視を受けていることが学校でも噂になりは
じめ、さらにルビーが、同じ考えを持つオランダ系白人の少年ヨハンと恋に落ちたこ
とから、周囲はがぜん騒がしくなる。同じ白人でも、オランダ系と英国系は長年敵対
してきたため、ルビーとヨハンは非難を浴びて孤立する。そんな折、黒人居住区のソ
ウェトで、白人の言語による教育を黒人に強要しようとする政策に反発して学生が蜂
起し、その事件を境に、ルビーをとりまく人々の運命は大きく変転していくのだった。
 アパルトヘイト崩壊への第一歩とされるソウェト蜂起前後の出来事が、17歳のルビ
ーの目を通して語られる。人種隔離政策に加えて、白人同士の対立もあり、時代背景
は複雑だ。とはいえ、社会への憤り、無力感、本当の自分をわかってもらえぬ孤独感、
友が離れていく喪失感、甘く切ない初恋などは、現代にも通じるものがあり、時代や
距離を超えて伝わってくる。激動の時代ならではのドラマチックなストーリー展開に
引きこまれ、ルビーの心の動きに寄り添ううちに、いつしか同じ時代を必死に生きて
いる気持ちになっていた。ルビーと同じく南アフリカの白人家庭に育ったリンジィ・
グラスは、過去の出来事と当時の勇気ある人々のことを今に伝えたいという思いから
この作品を書き、ソウェト蜂起で最初の犠牲となった少年に献辞を捧げている。十数
年前まで、制度によって差別を行っていた国が存在したこと、そんななかでも、人々
がそれぞれの立場で葛藤しながら精いっぱい生きていたことを、忘れずにいたい。

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【作】Linzi Glass(リンジィ・グラス):アパルトヘイト時代の南アフリカ、ヨハ
ネスブルクで育ち、後年、米国に移住した。少女時代から詩や物語を書きはじめ、結
婚出産後も詩や記事を発表してきた。2006年に南アフリカを舞台にした "The Year
the Gypsies Came" で小説デビューし、2007年カーネギー賞のロングリストに選ばれ
た。本作品は2作目。米国ロサンゼルス在住。

【参考】
▼リンジィ・グラス公式ウェブサイト
http://www.linziglass.com/
                                (児玉敦子)

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●賞速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★2008年オランダ金・銀の絵筆賞発表
★2008年ボストングローブ・ホーンブック賞発表
★2008年ローカス賞発表
★2008年オランダ銀の石筆賞発表(金の石筆賞は9月20日に発表予定)
★2008年ブランフォード・ボウズ賞発表

 海外児童文学賞の書誌情報を随時掲載しています。「速報(海外児童文学賞)」を
ご覧ください。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=award

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●イベント速報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★展示会情報
 静岡・ビュフェ美術館「『こどものとも』絵本の世界展」
 京都・堺町画廊「アフリカを読む・知る・楽しむ子どもの本展」
 郡山市立美術館「オランダ絵本作家展」 など

★講座・講演会情報
 仙台文学館「宮沢賢治〜星の童話を読む」 など

★イベント情報
 文学座ファミリーステージ「トムは真夜中の庭で」
 英訳絵本読み聞かせ「ストーリーチェスト」 など

 詳細やその他のイベント情報は、「速報(イベント情報)」をご覧ください。なお、
空席状況については各自ご確認願います。
http://www.yamaneko.org/cgi-bin/sc-board/c-board.cgi?id=event

                           (冬木恵子/笹山裕子)

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●6月号「読者プレゼント」当選者発表!●
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 6月15日発行の本誌「読者プレゼント」に、たくさんのご応募をいただきありがと
うございました。
 厳正なる抽選の結果、フィンランド児童文学邦訳本(翻訳者サイン入り)には下記
の方々が当選されました。

   ★☆★tororoさん、さらんさん、近藤俊之さん、くまちゃんさん★☆★

 当選者の方々へプレゼントを発送したところ、tororoさんとさらんさんからご感想
をいただきましたので、ご本人に承諾いただいたものを下記に掲載いたします。

【tororoさんより】

 たった今、『フーさん』が届きました!
 訳者さまのサイン入りの作品を手にしたのは生まれて初めての経験でもう感動です。
それに、表紙のフーさんのなんとも言えない表情! なんだか心がほんわかしてきま
した。
 本当にありがとうございました。
 これから大切に読ませていただきます。

【さらんさんより】

 プレゼント本、届きました! フィンランド語のメッセージ&サイン入りの『シー
ソー』、うれしいです! 添えられていたムーミンのポストカードも気に入ったので
飾ってあります。
 なかなか触れる機会の少ないフィンランドの魅力的な作品を、これからもっともっ
と紹介していってもらえたらな、と思います。
 どうもありがとうございました!

「ムーミンのエコバッグ」には、5名の方々が当選されました。
 こちらはメールでのご連絡、および発送をもって発表に代えさせていただきます。

 当選のみなさま、おめでとうございました!

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●読者の広場●海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ!
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 このコーナーでは、本誌に対するご感想・ご質問をはじめ、海外児童書にまつわる
お話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せ
ください。

※メールはなるべく400字以内で、ペンネームをつけてお送りください。
※タイトルには必ず「読者の広場」とお入れください。
※掲載時には、趣旨を変えない範囲で文章を改変させていただく場合があります。
※質問に対するお返事は、こちらに掲載させていただくことがあります。原則的に編
集部からメールでの回答はいたしませんので、ご了承ください。

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●お知らせ●
 本誌でご紹介した本を、各種のインターネット書店で簡単に参照していただけます。
こちらの「やまねこ翻訳クラブ オンライン書店」よりお入りください。
http://www.yamaneko.org/info/order.htm
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●編集後記●先月号から始まった100号記念企画アンケート。回答には、懐かしいな
と思わせられる作品があったり、逆に未読なので読みたい、という作品があったり。
いろいろな作品と、それに対する思いが寄せられています。まだご応募されていない
みなさま、ぜひ声をお聞かせください。楽しみにお待ちしています。(い)
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発行人 植村わらび(やまねこ翻訳クラブ 会長)
編集人 井原美穂/大原慈省(やまねこ翻訳クラブ スタッフ)
企 画 尾被ほっぽ かまだゆうこ 児玉敦子 笹山裕子 冬木恵子 村上利佳
    横山和江
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    ながさわくにお
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