● ヘントフの関わったLPリスト ●

リーダー

タイトル

レーベル

1 DUKE ELLINGTON

IN A MELLOTONE

RCA

2 BEN WEBSTER

SOULVILLE

VERVE

3 DIZZY GILLESPIE

SONNY SIDE UP

VERVE

4 HERB ELLIS

NOTHING BUT THE BLUES

VERVE

5 CHARLES MINGUS

THE CLOWN

ATLANTIC 

6 CHARLES MINGUS

OH YEAH

ATLANTIC

7 CHARLES MINGUS

MINGUS

CANDID

8 CHARLES MINGUS

NEWPORT REBELS

CANDID

9 CHARLES MINGUS

CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS

CANDID

10 BOOKER LITTLE

BOOKER LITTLE

TIME

11 SONNY CLARK

SONNY CLARK TRIO

TIME

12 SONNY CLARK

COOL STRUTTIN'

BLUE NOTE

13 RED GARLAND

SOUL JUNCTION

PRESTIGE

14 J.J.JOHNSON

FIRST PLACE

CBS

15 SONNY ROLLINS

EAST BROADWAY RUN DOWN

IMPULSE

16 SONNY ROLLINS

ON IMPULSE

IMPULSE

17 SONNY ROLLINS

ALFIE

IMPULSE

18 JOHN COLTRANE

GIANT STEPS

ATLANTIC

19 JOHN COLTRANE

COLTRANE“LIVE”AT THE VILLAGE VANGUARD

IMPULSE

20 JOHN COLTRANE

TRANSITION

IMPULSE

21 JOHN COLTRANE

COLTRANE LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD AGAIN!

IMPULSE

22 JOHN COLTRANE

EXPRESSION

IMPULSE

23 ERIC DOLPHY

LAST DATE

LIMELIGHT

24 MILES DAVIS

MY FUNNY VALENTINE

CBS

25 CECIL TAYLOR

CONQUISTADOR!

BLUE NOTE

 ヘントフがライナーを担当したLPリストを改めてみてみますと、彼はスタイルとしてのジャズではなく、精神としてのジャズに惹かれていたことが明らかです。では、ジャズの精神とは何か、ジャズの真髄とは何か、これに答えるべく彼は『ジャズ・カントリー』を書いたに違いありません。

太字の8枚は私の個人的なおすすめです。どれか1枚といわれれば今ならERICDOLPHY の LAST DATE を挙げます。DOLPHY 最後の録音となった LAST DATEのライナーはおそらく『ジャズ・カントリー』前後に書かれたものと思われ、夭折したDOLPHYへの愛、ジャズへの愛に満ちあふれた素晴らしいものです。『ジャズ・カントリー』はCHARLES MINGUS に捧げられているので MINGUS の CLOWN も必聴盤ですね。

 問題はリストアップしたLPがヘントフのライナーをそのまま生かしてCD化されているかどうかです。過去のジャズLPのCD化にあたって日本盤とアメリカ盤のどちらがオリジナルに忠実かは検証していませんので確かなことは言えませんが、日本盤CDの方がオリジナル・ジャケット・デザインとライナーを生かしていることが多いようです。上記25枚のうち、日本盤CDでヘントフのライナーを掲載していることが確認できたのは5と23です。IMPULSEレーベルの日本盤CDの多くはオリジナル・ジャケット・デザインを使用しているので、上記リストのIMPULSE盤がCD化されていればヘントフのライナーもそのままだと考えられますが、LPと違って実際に購入してシールを開封しないと確認できません。

Mkwaju

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