Page 1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/4(火) 22:12 ┣Re:【グ】The Wolves in the Walls ち〜ず 04/5/10(月) 14:16 ┃ ┗Re^2:【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/11(火) 13:50 ┃ ┗Re^3:【グ】The Wolves in the Walls ち〜ず 04/5/15(土) 1:42 ┃ ┗Re^4:【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/15(土) 13:36 ┣Re:【グ】The Wolves in the Walls りり(WYN-1006) 04/5/11(火) 9:22 ┃ ┗Re^2:【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/11(火) 13:50 ┣Re:【グ】The Wolves in the Walls hanemi 04/5/12(水) 10:25 ┃ ┣Re^2:【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/13(木) 12:18 ┃ ┗Re^2:【グ】The Wolves in the Walls ち〜ず 04/5/15(土) 1:42 ┗Re:【グ】The Wolves in the Walls ちゃぴ(WYN-1026) 04/5/21(金) 15:35 ┣Re^2:【グ】The Wolves in the Walls SUGO 04/5/23(日) 23:12 ┃ ┗Re^3:【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/24(月) 10:15 ┗Re^2:【グ】The Wolves in the Walls 河まこ(WYN-1009) 04/5/24(月) 10:15 ┗Re^3:【グ】The Wolves in the Walls hanemi 04/5/24(月) 15:25 ┗Re^4:【グ】The Wolves in the Walls ちゃぴ(WYN-1026) 04/5/25(火) 6:37 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【グ】The Wolves in the Walls ■名前 : 河まこ(WYN-1009) ■日付 : 04/5/4(火) 22:12 -------------------------------------------------------------------------
The Wolves in the Walls『かべのなかのオオカミたち』(仮題) McKean, Dave(デイブ・マッキーン)絵 Gaimon, Neil(ニール・ゲイマン)文 ※US版に基づいて書いています。 「壁の奥から何かがきこえる」 ルーシーは壁のなかにオオカミがいると主張しますが、母さんも、父さんも、弟も信じません。母さんたち3人は「壁からオオカミがでてきたら、すべて終わりだ」といいます。そして、ついにある日、オオカミが……。 オオカミが壁のなかに住んでるなんて、そんなバカなって思うんですが、それが本当だったらどうなっちゃうかというお話です。最初に読んだときは、とにかく絵の迫力に押されてしまいました。実写あり、コラージュあり。ちょっと(だいぶ、かな(^^;)無気味な雰囲気のある絵です。小さな子は怖がるんじゃないかしら。表紙の絵からは想像できないくらい、その絵にびっくりした絵本でした。 絵の印象がつよくて、しばらくストーリーについては考えられなかったんですが、落ち着いてくると、オオカミが意味するものは何だろうか?と思いはじめました。ホームメイドのジャムを作る母さん、チューバ演奏家の父さん、ビデオゲームに夢中の弟。お父さんが演奏家というのは特別かもしれませんが、それ以外はごくごく普通の家庭です。「オオカミが壁からでてくる」という出来事は、「突然予期せぬ災難が襲いかかる」と置き換えられるでしょうか。家族を襲った災難に家族が団結して立ち向かう。そういう家族の強さ、大事さを語った物語……? はっきりいえないのですが、どこかひかれる絵本でした。 河まこ |
河まこさん、みなさん、こんにちは。 絵本、届きました!!! かなり強烈です! 同じコンビのコララインの原書も、挿絵がけっこうダークなイメージでしたが、断然こちらのほうが迫力がありますね(もちろんこちらは絵本ということもありますが)。静と動のちがいもあるように思いました。 家族の団結がテーマに盛りこまれているのではないかという河まこさんの読み、すごいです。なるほどと思いました。わたしはコララインとどうしても比べたくなってしまうのですが、コララインのシニカルさに対して、こちらウルフにはコミカルさを覚えました。終わり方も、なんともいえなくいいです。 落ち着いて、じっくり読み直したいと思います。 (それにしても、お父さんとお母さんの顔、怖いです^^;。うちの娘はこのお父さんを見て、「ヤ○○みたい」と評しました) ち〜ず(WYN-1040) |
ち〜ずさん 届きましたか!! やはり予想通りの反応が(^^; 怖いけど迫力ありますよね〜。オオカミについては深読みしすぎってことも……、読んだ直後は絵にびっくり〜なんですが、冷静になってくると考えてみたくなったりするんです。 わたしは開いたときの強烈さで、なにかしら賞をとるんじゃないかと思うんですが、ケイト・グリーナウェイ賞はだめかしらん。そういえば、昨日Achukaメールで The English 4-11 Book Awards を受賞したとでてました。 http://www.le.ac.uk/engassoc/4-11award.html |
河まこさん おっしゃるとおり、最初はひたすら絵にびっくりして、いったん「はぁ〜〜」と息をついてから、「さて」と冷静に読み直したくなる本ですよね。今週は家庭訪問やら何やらでちょっとバタバタしてたので、あしたにでも落ち着いてじっくり読んでみたいと思っています。 The English 4-11 Book Awards 受賞のお知らせ、ありがとうございました。なんかちょっと、グ賞Commendedあたりでも、っていう期待度が少しあがったでしょうか? うーん、でも、「これは絶対にとりっこない」と思っていたほうが、万が一本当に受賞したとき、この絵本をはじめて開いたときのような衝撃が得られるかもしれませんね〜 りりさんご紹介のサイトも、明日じっくり見てみようっと。 ち〜ず(WYN-1040) |
ち〜ずさん 7月9日の発表が楽しみだよ〜(笑)。 |
わたしもUS版で読みました(ていうか、これはUS版が先みたいですね。マッキーンは英国在住、ゲイマンは英国人ですが現在はアメリカ在住です)。 ゲイマンの『コララインとボタンの魔女』を読んで、この作家、好きだ〜と思い、注文していたものです。 ほかの候補作とはまったく毛色が違う作品。グリーナウェイの行方は見当がつかないです。 ★オオカミが意味するもの ううーん、いや、そんな深い意味を考えず(あるのかもしれませんが)、シュールな設定と迫力あるアートを楽しめばいいんじゃないでしょうか。 絵は怖いけど、けっこうとぼけた部分もあり、ユーモラスでもあります。 オチはまさに絵本的なギャグだし。 ただ、ママのつくるジャムのびんとか、ああいう風に画面で並べられると不気味ですよね〜 むしろオオカミよりもそういうディテールのほうが怖いかも。 ★ニール・ゲイマンのコメント http://www.neilgaiman.com/index.asp 5月1日付けぶんのJounalで、マッキーンのグリーナウェイ賞候補について書かれてます。 やっぱり、ゲイマンも1作だけ毛色が違うと思ってますね〜(^^) また、このふたりのかかわりについては、 http://www.neilgaiman.com/exclusive/essay08.asp に色々と書かれています。 ★マッキーンの仕事 ゲイマンと組んだ絵本はこれが2作目。同じくゲイマン原作のアメコミシリーズSandmanの表紙絵は有名ですが、ほかにもいろんな絵を描き、短編映画を撮ったりもしているようです。ハリポタ2、3のキャラ造型(2では、クモとかマンドレイクとかを担当したそうです)にも参加しています。 今は、ゲイマン原作、ジム・ヘンソンカンパニープロデュ-スの映画"Mirrormask"を撮っているそうで。上記のゲイマンの日記にもちらっと出てきますが、だいぶ進んでいるようです。ジム・ヘンソン製作では『ラビリンス』(デビッド・ボウイが出てたやつ!)も『ダーク・クリスタル』もけっこう好きな映画でした〜もちろん、ヘンソンはもういませんが、その路線を受け継いでるみたいで、楽しみです。 http://www.sonypictures.com/homevideo/mirrormask/ 余談ですが、『ラビリンス』(脚本は、あのテリー・ジョーンズ!)の着想と冒頭部分は、センダックの『まどのそとのそのまたむこう』にヒントを得たものだそうです。ああ、なるほど。 りり りり |
りりさん いきなり情報量がふえたような…… さすが、りりさん。 ち〜ずさんへのレスにも書きましたが、衝撃度だけで残らないでしょうか(笑)。かつて、正統派の絵本がお好きな方がチャイルドの本をみて、「ケイト・グリーナウェイという画家の名を冠する賞に、このような絵が選ばれるとは」とひっくりかえらんばかりに驚いていたのを思い出しました(SUGOさん、ごめんねー。わたしも「それはあんまりな言い方」と思いました。やまねこ関係の方ではありません)。 > また、このふたりのかかわりについては、 > http://www.neilgaiman.com/exclusive/essay08.asp > に色々と書かれています。 ゲイマンもオオカミの絵にはびっくりしたんですね(^^; 関係ないけど、食べ物の好みが似てる>マッキーン ハリポタ3はもういいかなって思ってたんですが、見に行っちゃおうかな。 |
河まこさん、ち〜ずさん、りりさん、 私も読みました。 絵……怖いです。一番怖かったのは、お母さんの顔です(私の場合、お父さんはそれほどでも……。>ちーずさん)。 それはさておき、コマ割りされているせいか、読みながらアニメーションを見ているような気になりました。アニメみたい!と思った瞬間、音やナレーションが頭の中で聞こえてきました(ナレーションは岸田今日子……)。 邦訳の予定はあるのでしょうか? 子どもに読み聞かせて、反応が見てみたい……。 ニール・ゲイマンはイケメンなんですね〜(私の好みとは違うけれど)。 ** hanemi (WYN-1036) ** |
邦訳、でるんでしょうかね〜??? 出てほしい気がしますが、子どもに読むときは時と場所ともろもろ選ばなければ……。入学したての1年生のはじめての読み聞かせに適してるとはいえないかな。 うふふ、みんなマッキーンの髭面よりゲイマンをみるのかな?(笑) わたしはゲイマンのパソコンに目がいってしまいました。 みなさんご存じかと思いますが、念のため。ケイト・グリーナウェイ賞は、画家対象の賞でーす。 |
hanemiさん、河まこさん、りりさん hanemiさんも入手なさったのですね! ほんとだ、お母さんの顔のほうが怖いかも。りりさんがおっしゃるように、ジャムも怖いかも〜(^^;)。明日あたりじっくり読んで、細かいところも見てみようと思います。 邦訳が出たら、高学年に読んでみたいです〜(でも文もページ数も多めだから、1冊読み切るのにけっこう時間がかかりそう) ち〜ず(WYN-1040) |
みなさま ようやくわたしもこの本をじっくり読みました。 前評判をきいて取り寄せ、一週間以上前に届いていたのですが、ぺらへらとめくっただけで、するどく絵が胸につきささってきて、怖くてさっと閉じてしまいました。 本のなかにオオカミというより魔物がいるって感じです。 怖さをこらえて読んだのですが、いったい絵のなにがこわいのでしょう。 オオカミの絵は迫力があるけれどそれほど怖いと思いませんでした。わたしが怖いのは、家族が描かれているところです(オオカミと家族と描き方が違いますよね)。石造のような顔や、周りの光の加減がつくる雰囲気。ぞっとします。 わたしは、これを読み聞かせに使いたいとは思いませんでした。<hanemi さん とくに低学年以下の子では、読み終わって(子どもたちは聞き終わってかな)頭に残るのは怖い絵だけだと思うし、絵を見ていい気分になれるものでもないと思うので。 これは、大きな子、または大人が静かにひとりで楽しむ本だと思うのです。 心の中に潜んでいるなにか(それが何かがわからないのだけれど)を描き表しているからこそ、怖いのだと思います。 当たり前ですが、この作品、絵が違っていたら、ずいぶん雰囲気が変わったでしようね。 このほかに"The Pea and the Princess" (UK pb) と"Always and Forever" (US)を入手しました。 まだ、しっかり読んでいません。 読んだら感想を書きますね。 "Always and Forevr" は『わすれられないおくりもの』にストーリーが似てますね。 ちゃぴ***WYN-1026*** ちゃぴ***WYN-1026*** |
河まこさん、みなさん 今日、ち〜ずさんにこの本を見せていただきました。十分覚悟ができていたので(笑)衝撃度はそんなに高くありませんでしたが、今まで読んだことがない種類の絵本だと思いましたです。グ賞は、どうでしょうね〜シャドウィングを読むと賛否両論といった感じですが、Commendあたりに選ばれそうな予感もします。 残念ながら個人的にはあまり好みではなかったけど、恐いばかりではなかったのでちょっとうれしかったです。ただ、横からのぞいていた娘は恐いといって逃げていきました(^^;) SUGO *=*=WYN-1012=*=* |
SUGOさん、どうも〜。 ◎衝撃度 ちょっと書きすぎちゃったかしらと反省^^; なにも知らない状態で読んでください、って今から書いても遅いよね。ごめんねー、みなさん。 やっぱりこの絵本は、りりさんが書かれていたようにアートを楽しむと思ったほうがいいのかな。時間がたって記憶が薄れてきた今、印象に残るのはストーリーよりも絵です。 |
ちゃぴさん、いらっしゃいませ。 ◎オオカミの読み聞かせ 低学年の不特定多数の子を対象にした読み聞かせには向かないかもね^^; わたしは結構、ふつうのボランティア(ふつうのってどんな人?と聞かれても困るんだけど)が読まないような絵本を選ぶこともあるんだけど、この本は低学年では選べないかなー。娘(小1)となら、1対1で読むかも。 高学年なら、こういうあり得ない設定と迫力の絵というのは、おもしろいかなって思います。そう思ってから「実行する」までには、まだ数ステップありますが……。 ◎"Always and Forever" おお、入手されたんですね! ぜひ感想を聞かせてください。グリオリの絵はマッキーンとは対照的ですね〜^^; |
ちゃぴさん、河まこさん、 私が読み聞かせをするのは6年生のクラスのせいか、ちゃぴさんのようにその後のトラウマまで考えていませんでした。 6年生のクラスでは、結構受けると思うのですが……でも、最後に「お母さんの顔が怖かった」というような印象だけが残るような気もします。 『犬神家の一族』を怖がった次女には、明らかにこの本は不向きなので、見せませんでした。 ** hanemi (WYN-1036) ** |
河まこさん、hanemi さん 前の発言は言葉がたらなかったようですね。 読み聞かせに使いたくないというのは、複数を対象にする場合です。 とくに低学年が頭にありました。 高学年ならどうでしょうねー。 子どもはひきつけられて、まばたきもせずに見ると思います。 やはり、りりさんがおっしゃるように「アートを楽しむ」本でしょうか。 勇気を振るってまた絵本をあけてみました(今度はさすがに衝撃はなかった)が、ページからいいようのない不安感みたいなのが出ているように思うのです。もしかして、子どもは、そういうのに共感したりするのかなあ。 グリオリの絵本は、ほんと、対照的ですね。 眺めるとほっと、安らぎます。 ちゃぴ***WYN-1026*** |