Page 2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼この掲示板について 河まこ(WYN-1009) 04/5/2(日) 23:27 ┗Re:この掲示板について りり(WYN-1006) 04/5/3(月) 20:17 ┗Re^2:この掲示板について 河まこ(WYN-1009) 04/5/4(火) 22:12 ┣Re^3:この掲示板について 蒼子(WYN-1031) 04/5/5(水) 10:14 ┗Re^3:この掲示板について hanemi 04/5/5(水) 11:17 ┣カ賞は夜犬? グ賞は? りり(WYN-1006) 04/5/5(水) 12:43 ┃ ┣Re:カ賞は夜犬? グ賞は? yoshiyu 04/5/5(水) 17:07 ┃ ┃ ┗Re:カ賞は夜犬? グ賞は? NON(WYN-1019) 04/5/7(金) 12:51 ┃ ┃ ┣Re^2:カ賞は夜犬? グ賞は? yoshiyu 04/5/7(金) 23:06 ┃ ┃ ┗Re^2:カ賞は夜犬? グ賞は? SUGO 04/5/11(火) 12:48 ┃ ┃ ┗夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/18(火) 14:16 ┃ ┃ ┗Re:夜犬およびごし組 りり(WYN-1006) 04/5/19(水) 1:49 ┃ ┃ ┣Re^2:夜犬およびごし組 SUGO 04/5/19(水) 9:49 ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^2:夜犬およびごし組 shoko(WYN-2123) 04/5/19(水) 13:16 ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^2:夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/19(水) 18:20 ┃ ┃ ┃ ┣Re:Re^2:夜犬およびごし組 shoko(WYN-2123) 04/5/19(水) 23:34 ┃ ┃ ┃ ┃ ┣Re^3:夜犬およびごし組 河まこ(WYN-1009) 04/5/20(木) 9:45 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^2:夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/21(金) 6:41 ┃ ┃ ┃ ┣Re^3:夜犬およびごし組 河まこ(WYN-1009) 04/5/20(木) 9:28 ┃ ┃ ┃ ┣Re^3:夜犬およびごし組 SUGO 04/5/20(木) 9:55 ┃ ┃ ┃ ┗Re^3:夜犬およびごし組 りり(WYN-1006) 04/5/20(木) 19:00 ┃ ┃ ┃ ┗Re^4:夜犬およびごし組 りり(WYN-1006) 04/5/20(木) 19:01 ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^4:夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/21(金) 7:02 ┃ ┃ ┃ ┗Re^5:夜犬およびごし組 小湖(WYN-1014) 04/5/22(土) 17:58 ┃ ┃ ┃ ┣Re^6:夜犬およびごし組 りり(WYN-1006) 04/5/22(土) 19:14 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re^7:夜犬およびごし組 小湖 (WYN-1014) 04/5/22(土) 20:44 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^7:夜犬およびごし組 BUN 04/5/24(月) 16:49 ┃ ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^7:夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/25(火) 11:45 ┃ ┃ ┃ ┗Re:Re^5:夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/25(火) 11:38 ┃ ┃ ┣Re^2:夜犬およびごし組 河まこ(WYN-1009) 04/5/19(水) 11:15 ┃ ┃ ┣Re^2:夜犬およびごし組 わんちゅく 04/5/19(水) 17:12 ┃ ┃ ┗Re:夜犬およびごし組 NON(WYN-1019) 04/5/21(金) 6:13 ┃ ┃ ┗Re:夜犬およびごし組 shoko(WYN-2123) 04/5/21(金) 7:17 ┃ ┗Re:カ賞は夜犬? グ賞は? わんちゅく 04/5/14(金) 14:30 ┃ ┗Re^2:カ賞は夜犬? グ賞は? 河まこ(WYN-1009) 04/5/15(土) 13:36 ┃ ┗Re^3:カ賞は夜犬? グ賞は? 蒼子(WYN-1031) 04/5/15(土) 16:34 ┃ ┗Re^4:カ賞は夜犬? グ賞は? 河まこ(WYN-1009) 04/5/16(日) 5:35 ┃ ┣Re:Re^4:カ賞は夜犬? グ賞は? shoko(WYN-2123) 04/5/17(月) 10:48 ┃ ┃ ┗Re^5:カ賞は夜犬? グ賞は? 河まこ(WYN-1009) 04/5/19(水) 8:05 ┃ ┃ ┗Re:Re^5:カ賞は夜犬? グ賞は? shoko(WYN-2123) 04/5/19(水) 13:09 ┃ ┗Re^5:カ賞は夜犬? グ賞は? hanemi 04/5/17(月) 11:15 ┃ ┗Re^6:カ賞は夜犬? グ賞は? 河まこ(WYN-1009) 04/5/19(水) 8:06 ┃ ┗Re:Re^6:カ賞は夜犬? グ賞は? shoko(WYN-2123) 04/5/19(水) 13:08 ┣Re:Re^3:この掲示板について ラナ 04/5/6(木) 21:23 ┃ ┗The Fire-eater は? ち〜ず 04/5/7(金) 13:20 ┃ ┗Re:The Fire-eater は? hanemi 04/5/7(金) 14:42 ┃ ┗Re:The Fire-eater は? ラナ (WYN-2095) 04/5/7(金) 22:06 ┃ ┗Re^2:The Fire-eater は? yoshiyu 04/5/7(金) 23:04 ┃ ┗Re^3:The Fire-eater は? ち〜ず 04/5/8(土) 0:54 ┃ ┗Re^4:The Fire-eater は?(余談) hanemi 04/5/9(日) 6:37 ┃ ┗Re^5:The Fire-eater は?(余談) りり(WYN-1006) 04/5/10(月) 2:04 ┃ ┗Re^6:The Fire-eater は?(余談) hanemi 04/5/10(月) 6:00 ┃ ┗Re^7:The Fire-eater は?(余談) ち〜ず 04/5/10(月) 14:15 ┃ ┗Re:Re^7:The Fire-eater は?(余談) ラナ (WYN-2095) 04/5/10(月) 20:39 ┃ ┣Re^8:The Fire-eater は?(余談) hanemi 04/5/12(水) 11:18 ┃ ┃ ┗Re:Re^8:The Fire-eater は?(余談) ラナ (WYN-2095) 04/5/14(金) 21:37 ┃ ┗Re^8:The Fire-eater は?(余談) ち〜ず 04/5/15(土) 1:42 ┗Re^4:この掲示板について SUGO 04/5/11(火) 12:31 ─────────────────────────────────────── ■題名 : この掲示板について ■名前 : 河まこ(WYN-1009) ■日付 : 04/5/2(日) 23:27 -------------------------------------------------------------------------
こちらは「カ・グ賞(カーネギー賞/ケイト・グリーナウェイ賞)読もう会」特設掲示板です。 <<<<カーネギー賞&ケイト・グリーナウェイ賞の候補作を読もう!>>>> 先日、カーネギー賞/ケイト・グリーナウェイ賞のショートリストが発表されました。この掲示板では、2つの賞の候補作を読む「カ・グ賞読もう会」を開催します。3月発表のロングリストをみて本を購入された方も、これから購入する方も、7月の受賞作発表までの2か月間、いっしょに本の感想をいい合いませんか? 候補作以外の本の話題は、読書室掲示板にお願いします。 ●「カ・グ賞読もう会」開催期間 本日〜7月(受賞作発表時期頃まで) ●参加資格 ふだん読書室掲示板をご利用の方(やまねこ翻訳クラブ会員でなくても参加できます) ●参加方法 特に参加表明していただく必要はありません。 ショートリストにあがった本を読んだ方は、こちらに感想をアップしてください。その後はいつもの読書室でのやりとりと同じです。特設掲示板では、感想をアップする作品を、カ・グ賞の候補作に限定しているだけで、その他は読書室掲示板と同様とお考えください。 すでに感想がアップされている本の感想をアップする場合、スレッドにつなげてアップしても、独立発言としてアップしても、どちらでもかまいません。わかりやすいように、発言のタイトルは書名にしていただくようお願いします。 ●お願い 期間終了後、発言をまとめて過去ログ化し、本サイト上に保存する予定ですので、あらかじめご承知願います。 感想をアップしてくださった方に、メールマガジン「月刊児童文学翻訳」のレビュー執筆のお願いをすることがあります。その場合は事前に確認をとり、ご本人の了解を得てからの運びとなります。 やまねこ翻訳クラブ会員のかたは、会員番号とハンドルを明記していただくようお願いします。 ▽ショートリスト http://www.yamaneko.org/dokusho/2004cg.htm |
河まこさん、とりまとめありがとうございます。 皆さん、ショートリストの作品をどのくらい読んでらっしゃいますか? これから注文する人もいらっしゃるかもしれませんね。 クラブ作成のショートリスト http://www.yamaneko.org/dokusho/2004cg.htm からは、各種オンライン書店に飛べますので、ご購入はもちろん、書誌情報そのほかの参照にお役立てください。 (ただし、複数の版が存在する場合も、1つの版にしかリンクしていません。たとえば、PB版が出ていてもHB版に飛ぶようになっていたりしますので、ご注意を……) カーネギー賞のほうは、結構あちこちの賞で名前を見たものが多いですが、グリーナウェイ賞はそうでもないでしょうか? ぜひ、皆さんのご感想をお伺いしてみたいです。 りり |
りりさん リスト作成、ありがとうございます。 カ賞、やっぱり『夜犬』なんでしょうかね〜。これからkeeperを読んじゃだめかな(笑、届いたよ〜>hanemiさん、anyaさん)。 グ賞候補も、Mini Greyの本が届きました。これは表紙の絵の通りの絵で(別発言のThe wolves in the walls参照)、わたしは好みでした。 |
りりさん、河まこさん 掲示板やリストの準備ありがとうございました。 『夜犬』はBritish Book Awardsでも、Children's Book of the YearとLiterary Fiction Awardの部門で受賞しました。やっぱり本命でしょうか。 British Book Awards http://www.publishingnews.co.uk/pn/pnbb_winners.asp?TAG=&CID=&PGE= ** 蒼子 WYN-1031 ** |
河まこさん、掲示板の設置、ありがとうございました。 さて、ロングリスト作品中、カ賞3つ、グ賞2つ(5冊のうち1冊はまだ届かず……)を注文しましたが、すべてショートリストには残らないという、やっぱり!の結果となりました。 ショートリストに残ったうち、未読でレビューも読んだことない作品を注文しようかなあという気も、ないわけではないですが……。 そんな一方で、前から持っていた "Two Frogs" がショートリストに残るとは……。文章も絵も、いかにもイギリス人が作った本という感じで大好きですけれど、これが受賞するとは思っていません。 さて、カ賞予想ですが、やっぱり『夜犬』なのでしょうか? "The Fire-eaters" は、「宿命のライバル」みたいな存在ですね。『夜犬』:受賞、"The Fire-eaters":オナーだったら、当たり前すぎてつまらないけれど……そういう落ちが見えているような気がします。 ** hanemi (WYN-1036) ** |
やまねこではすっかり『夜犬』という呼び方が定着しつつありますが^^; 英語ではなんと略されているのだろう? (←略されていると決めてかかっている、日本人なわたし) ええ、わたしはやっぱりカ賞は夜犬だと思います〜 これが落ちるとしたら、当たり前すぎる、という理由しかないような……。 カ賞ショートリストは4作読みましたが(飛ばし読み含む^^;)、それぞれに面白いものの、夜犬ほど斬新さと技巧にあふれたものはないと思います(わたしの好みも入ってますが)。 グ賞は、"The wolves in the walls"しか読んでいないので、見当がつかない^^; この作品以外は、わりあいまっとうな(?)正統派絵本って感じですよね。 wolves〜の文を担当した、ニール・ゲイマンも、自分のサイトの日記でこのように語っています。 http://www.neilgaiman.com/journal/journal.asp 5月1日付け日記より ここから引用*********************************************************** (略)all the other books get described in glowing, heartwarming and entirely positive terms, The Wolves in the Walls seems to have troubled the person writing the descriptions no end. ************************************************************ここまで引用 斬新で面白い本だけど、あまりにも型破りですからねえ〜(詳しくはのちほど別発言にします) ロングリストから注文した、クリスチャン・バーニンガムの絵本はショートリストに残らなかったし(この人の絵は、とても美しいんだけど、距離感が絵本というよりタブロー向きなような気がするなあ〜)。 りり |
河まこさん、りりさん、みなさん カーネギーは、わたしもhanemiさんがおっしゃっているように、 『夜犬』が受賞、"The Fire-eaters"がオナーのような気がします。 『夜犬』は、完全に好みがわれてますよね〜。どこがおもしろいか わからないというひとと、だんぜんおもしろいというひとと。わたし は、すきなお話ですけど。 グリーナウェイは、わたしは"Beegu"の訳書しか読んでません。 確かに、正統派という印象はありました。 "The wolves in the walls"、気になる〜〜。 こわがりのわたしでも読めるかしら。 ☆★☆yoshiyu(WYN-1028)☆★☆ |
yoshiyuさん、みなさま わたし、やまねこでは数少ないわからない派です…… でも、大抵の人にはわからない状態の心のうちに見事はいっていって、物語を創っているという点においては、同じような試みをしたどの作品と較べても、桁違いにすごいとおもっています。 だから最有力だというのは認めます。はい。 |
NONさん あ、NONさんのことも、少し思い浮かべていました>わからない派。 でも、最有力だとは思っていらっしゃるんですね(^^)。 ☆★☆yoshiyu(WYN-1028)☆★☆ |
NONさん、みなさま なぜかぞんちの巡回からはずれていたので、間の抜けたところにコメントをしてしまいました。 実は、わたしも分からない派です……>NONさん すごく興味深い作品ではあったのですが、気持ちが入り込めなかったというか、ただ単にストーリーとは関係のない描写を読むのが苦痛だっただけかも。 SUGO *=*=WYN-1012=*=* |
yoshiyuさん、SUGOさん それと河まこさん(ツリーがちがうから……) 同じ意見の方がこんなにいらっしゃったのですね。ひょっとして本にもとめているものが似ているのかな。 SUGOさんの苦痛だったというの、わかります。 わたしは、登場人物をすきになって、その人(人に限らないけど)たちがそれぞれの個性をだしあいながらつくっていく雰囲気に浸るのがすきなので、それを求めて読書する気持ちがあります。 それと、数字と合わないというわたしの体質(?)もあるかも。無機質なものをおぼえるのって苦手なんです。そういうことができる主人公はすごいと思うし、うらやましいのだけど、共感はできないなあ(自分にない能力だから)。 ただ、前にも書きましたがすごい作品だと思います。想像力、表現力、知識等類まれな作家だとおもいました。 でもでも、夜犬フィーバーを見ていると、安心してただお話にひたるという物語はもうふるくさいのかしらって、ちょっと心配にもなるのでした。 ああ、なんて優柔不断な発言…… |
NONさん、およびごしの皆さん(^^) そっか〜 余談好きのわたしは、むしろストーリーと関係ないウンチク話が好きなので、クリストファーの脱線はぜんぜん気にならなかったですね〜 どちらかというと、本を読むとき苦手なのは、出来事の羅列や、単なる物の描写のほうです。たぶん、事物にも意味を読みとろうとしすぎるからだと思う。 正直、わたしはクリストファーに共感するところが多かったせいもあるかも(食べ物の好き嫌い含め^^;)。 障害とかそういうことを考えなくても、ひとりひとり感じ方というのは違いますよね。違うということを、どう認め合っていくのか、という点で、ヘンな甘えがなく、すっきり最後まで貫いているところがリアルでいいと思った。 学校国語はねえ、自分の解釈を書くものではなく、問題を出した人がどんな解釈を求めているかを考えるものなんですよ〜>河まこさん だから、問題を出した人のレベルにあわせた推理能力が必要というか。センシティヴな人には向かない教科。 りり |
NONさん、みなさん アスペルガー症候群の男の子が主人公の『ベンとふしぎな青いびん』は、すごく分かりやすくてよかったので、なぜ夜犬は読むのが苦痛だったのか自分でも不思議です。障害を理解したくないということでは決してないのですが。 うちの娘の通う小学校には情緒障害児クラスがあり、交流学習も盛んです。先日の相撲大会のときも、大きい声が苦手なお子さんの出番のときは、心の中で応援しましょうという声がけがあり、なんだかうれしくなりました。 SUGO *=*=WYN-1012=*=* |
SUGOさん、みなさん 「ベンと不思議な青いびん」私もよみました。こちらは確かに読みやすかったですね。(この続編に「Of Mice and Aliens」というのがあります。未訳) きっと、ベンのほうが年齢も低いからというのと、クリストファーが考えることはよりアスペルガー的で数学的だからわかりにくいのでしょうね。より特徴を詳しく述べるとやっぱり、非アスペルガーの人には理解しにくい世界なのかもしれませんね。 (文も長くて、字も細かいから? って私だけかも) SUGOさんの娘さんの学校、素敵ですね。 |
SUGOさん、shokoさん、みなさま わたし、わからなくなってきてしまったのですが、この作品を積極的に(およびごしでなく)読むことと、アスペルガーを理解することとは、同じなのかなあ? わたし自身としては、(アスペルガーを)理解できなかったから楽しめなかったんじゃないとおもっていますが……うまくいえない。 確かに、ドメスティックバイオレンスに興味があったときに ウィルソンの"Lola Rose" を読んだら、うなずけるところがたくさんあっておもしろかったけど…… |
NONさん、SUGOさん、みなさま >わたし、わからなくなってきてしまったのですが、この作品を積極的に(およびごしでなく)読むことと、アスペルガーを理解することとは、同じなのかなあ? > >わたし自身としては、(アスペルガーを)理解できなかったから楽しめなかったんじゃないとおもっていますが……うまくいえない。 NONさん、もしかして、私の偉そうなコメントで気になさってたらすみません。(見当ちがいだったら、これまたすみません) この本はテーマがアスペルガーだったので、興味があったので、つい偉そうに書いてしまっています……。実は身近にアスペルガー・自閉症の子達がいるので、ついわかったような口を利いてしまっているかもしれません。でも、私だって、自分がそうなわけではないので、クリストファーの世界をきちんと理解できているわけではないんですよね。 個人的にはこの本を通じてたくさんの人がこういう人たちもいるのだ、ということを知ってくださったらうれしいな、とは思っているのですが、NONさんのいうとおり、この作品を積極的に読めなかったから、アスペルガーを理解できない、ということではないと思います。(それに、クリストファーはアスペルガーの典型ではあるかもしれないけど、すべてではないだろうし) こういう文体が苦手な人もいるだろうし、数学がだめ、とか主人公に入り込めない、とかいろいろあると思いますし、何より、本だから、好き好きってことでいいのではないでしょうか? アスペルガーを持つものの代弁として言わせていただくと、理解してもらえなくても、まずは知ってもらうということが大事なのでは、と思います。こんなに気にしてもらえたら、それだけで価値があるのでは、とも。 |
shokoさん 身近に自閉症のお子さんたちがいらっしゃるのですね。「偉そうなコメント」という印象は受けていませんし、『夜犬』から発展したお話をうかがえるのも興味深いと思っていま〜す。 |
shokoさん shokoさんは、ぜんぜんえらそうな書き方してらっしゃいませんよー。わたしこそ、誤解をあたえるような書き方をしてしまってごめんなさい。 身近に同じ境遇の人がいると、作品のおもしろさが増しますよね。そして、細かいところで、作者の理解や調査の程度がわかって、感嘆したり失望したりするものです。 わたしの友達の息子さんも、自閉症。よく関連本や番組をすすめられます。自閉症に限ったことではなく、マイナーな立場になると、shoukoさんのおっしゃるように、まず知ってもらいたいという気持ちがおこってきますよね。知ってもらえば、偏見がなくなるのですもの。互いに知り合うことが、みんなが平等に生きていくための出発点だとおもいます。 そういう気持ちと作品との関係は、微妙ですね。夜犬のように、ひとつの作品としてきちんとなりたちながら、アスペルガーについてしることができるというのは理想でしょう。でも、世の中には後者だけによってしまっている作品もありますよね。悪いと決め付けることはできないけど、伝えたいことが前に出てしまっている作品は、わたしはどうも受け入れられません。作者がいい意味での興味を持って、ニュートラルな目でみて書いたものでなくては。 あらあら、だいぶ脱線してしまいました。 クリストファーがアスペルガーのすべてではないというお考え、とてもいなとおもいました。 |
NONさん それぞれの読み方があっていいんですよ(^^) わたしの国語の成績のように〜〜。 |
NONさん、shokoさん、みなさま 障害への理解と作品との相性はきっと別だと思います(というか信じたい)。わたしの場合、shokoさんがおっしゃっていたのが主な理由だったのかもしれません(^^;) わたしも明快な答えが出る数学が好きでした>河まこさん 基本的に覚えるのが苦手だったので、得意科目は英数国(^^;)最近子どものテストを見ていると、腑に落ちない答えが多い気がします。とりあえず子どもには、間違いじゃなかったんだけど出題者と気が合わなかったんじゃないと説明する母なのでした。 SUGO *=*=WYN-1012=*=* |
すみません、さっき書き込んだ発言が消えてしまったのでテストさせてください。 りり |
NONさん NONさんが入り込めなかった原因はよくわかりませんが、 ほかのかたも書かれているとおり、それ(アスペルガーの理解)は関係ないとわたしは思います。 単に、好みの問題じゃないかなあ〜たとえばわたしは歴史ものが苦手ですが、書かれている歴史が理解できないというわけではないし(あんまり理解できてないとは思いますが^^;) 仮に、「理解」できなかったとしても、それはそれでいいんじゃないかと思います。実際の社会でも、理解できなくても、認めることができればいいと思うし(それは障害とか以外にいろんな思想においてでも)。 主人公の心理や行動は、たいへんわかりやすく書かれていて、そもそも、アスペルガーの特徴は、正直でウソがないというところですから、クリストファーはこう言ってるけど実はこうじゃないかとか、全然考えなくていいわけです。ただし、彼の目にうつる人々については、実際に考えていること(や、事実関係)を推測しなくてはいけません。そこがこの本の視点の面白さなわけですね。 その感覚を面白く思えるかどうかでは? とにかく、この本を「障害者」を扱った本、紹介する本という風には考えたくないし、作者もそんなつもりはないような気がします。理解しようとすることを否定するわけではありません、念のため。 ちなみに、わたしは学校国語はとても得意でした^^; が、実際に会う人間の心はさっぱりわかりません。クリストファーと同じく、表情や声音が読めないからか。 りり |
河まこさん、SUGOさん、りりさん みなさんのご意見が聞けてよかった。関係ないんですよね。すっきりしました。 りりさんのご説明、いつもながらにわかりやすかったです。そうですね。歴史がわからなくて歴史小説を読むことはよくあります(情けないけど)。バックグラウンドへの理解は、好き嫌いを決めるのではなくて、作品をより楽しくするものなのですよね。 クリストファーの意外なものの見方、クリストファーと周囲の人たちとのギャップなど、楽しめるところはもちろんありました。でもやっぱり、色のない(とわたしには思える)ことばの羅列が辛かったんだとおもいます。 それは、わたしはクリストファーではないということ。それだけなんですよね。わたしはクリストファーではないけれど、でもクリストファー(のような人)は存在する。 このところ、世論とずれることが多くて、この作品に関してもそうだったので、ちょっと居心地が悪かったのですが、ここでみなさんにお話してよかった。頭の中が整理できました。 (^o^) |
NONさん、りりさん、みなさん、 私もおよびごし組です。作品がきらいとか、そういうレベルではないけど、 なぜここまでもてはやされるのかわからない、そんなに面白く感じなかった、 という手でしょうか。 もう話題にあがってるかもしれませんが、こちらのインタビューをみて、少し 納得した面もありました。 http://www.powells.com/authors/haddon.html 「自閉症」「アスペルガー」など著者は具体的な疾患を意識していない、 できれば本の表紙などに明記してほしくなかったと言ってます。NONさんも 書いてらっしゃっることと通じるかもしれませんが、ある具体的な疾患名をあげられて、 この主人公はこういう病気で、と設定されると、そこでひとつ私は構えてしまいます。 今の時代だから結構いろんな疾患を想定して書いてるじゃありませんか、でも、大抵は 「ちょっと違うんじゃない」とあら探しをしてしまって、いまひとつ作品に入り込めなく なっちゃったり、作品によっては本気で腹が立つこともあります。「子どもたちに こんなうそを教えないで!」という気持ちになって。 以前りりさんにも読んでいただいた聴覚障害をもつ主人公の話はやっぱり重度の障害を 抱える著者が書いたものでしたし、精神疾患などを題材にしたものも、たくさん出てますが、 実際に家族で体験されている方が書いているものと、研究を重ねて書いたものでは 歴然とした差をどうしても感じてしまいます。 また、このインタビューで、二回目の方が最初に読んだときよりよかったとふたりとも 言ってるところをみて、もう一度、疾患名などの余計な先入観はなくして、挑戦するべきかな〜 と思ってます。私はDWJなんかは、二回目読んではまる手なので、ちょっと取っ付きにくい 場合はそうするべきなのかもしれませんね。少し余裕ができたら再読してみます。 |
小湖さん うん、小湖さんはその方面にお詳しいだけに、抵抗を感じるところがあるのかも。わたしは、こう書くと語弊があるかもしれませんが、この本はSF的に読んでもいいと思うのです。 たとえば超能力を持った人間の話とか。極端にいっちゃうと、「サトラレ」とかね。 視点を変えてみることで、物事の新たな面を見ることができるような気がします。 以前にも話題に出てますが、 クリストファーがこうだから、自閉症の子はみんなこうだ、とか思っちゃうのは、新たな決め付けで、あまりいいことではないですね。HOWTO式に読むのはおすすめしません。全く知らないよりはましかもしれませんが。 りり |
りりさん、 いや、ちょっと私の書き方が不明瞭だったと思うけど、自閉症とかについては、私自身はほとんど知識ないのよ。ただ、作品をとりまく前触れが結構ここにフォーカスを当てているから、その辺でつまづくのだと思います。りりさんのおっしゃっるように、「この病気の代表」とか思わずに、クリストファーを一物語の主人公として自然に読めたら、もっと素直にみれると思います。 |
みなさま 候補作は読んでないから……と、それこそおよびごしだったんですけど、夜犬があったか〜。ということで、飛び入りです。(ちなみにこのレスのタイトル「夜犬、および、ごし組」と読んでいて「ごし組」ってなんだろう?そういう本があるのかなーと思っていました(笑)) りりさんと小湖さんのやりとりおもしろいです。そうそう、最初読んだとき少しひっかかったのがそこの部分で、クリストファーという子がまるで実在するかのように、よく書かれてはいるけど、あくまでも作者の創作なのだから、症状やなんかはほんとはどうなんだろう……と多少疑問には思いました。だから、その症状の代表ととらえずに、というりりさんの説明には納得。 あと、二度目の方がいい、というのは感じました。わたしはめったに読み返さない人で、この本はたまたまある読書会の課題になったので再読しただけなのですが、読み返してみたら、一度目には「何なんだ、この本?」という驚きやとまどいに目がいっちゃって味わいきれなかった部分が迫ってくるような気がしました。 別の所でも書いたことがあるのですが、読んでいてじーんときたのが、ここ: 「……だからときどきぼくは空を見あげて、あそこにはお母さんの分子があるのだと思う。アフリカや南極の雲のなかにあるのだと、あるいはブラジルの熱帯雨林の雨や、どこかの雪になって降っているかもしれないと思う。」 まわりの人たちや坊さんのヘタな慰め、欺瞞的な言葉は彼にはまったく理解できません。でも、「人の生死」という重たい事柄(だから、普通の人々はえん曲に語ろうとする)を、一見無味乾燥な物質の世界に還元してしまった中から、宇宙の真理みたいなものが浮かびあがっていて、美しいなあと思いました。 うーん、うまく言えないんだけど、ウソや飾りをはぎとったあとに残るもの、とか、逆立ちしたときに見えてくるもの、とか、そんな感覚をちょっぴり味わえた本、という感じです。 ☆BUN(WYN-0003)☆ |
BUNさん 「夜犬、および、ごし組」命名の元凶です。^_^; 漢字を使えないやつ。 BUNさんが引用された分子の部分、わたしもいいなとおもいます。一見、無味乾燥に思えるかもしれないけど、でもすごくロマンチック。わたしはお墓に入りたくない人です。ばらまいてもらって、世界中にちらばれたら、犯罪でもなんでもいいや。 話しかわって絵本ですが、BUNさんのブラウン様、望み大ではないですか。……とおもうのだが。 |
小湖さん 興味深いサイトを教えてくださってありがとうございました。 目から鱗の気分です。作品が独り歩きを始めてしまったら、著者の声を聞くというのはいい方法ですね。最近の本は帯や広告でのサポートがすごいので、ある意味、ほとんどの本が出版された瞬間からすでに一人歩きを始めているともいえるかもしれませんが。 売る役目の人は、ターゲットを明確にした方がやりやすいし、まして多くの人の興味をひきそうというテーマだと利用しない手はないと考えますよね。書き手がどうおもっていようと。でも、売ってくれる人がいないと、現代の書き手はなりたたないところがあるし。難しいです。 あ、なんか話がずれてきていますね。 もう一度よんでみるというのいいかもしれない。そうすれば、与えられた素材を組み立てるのを楽しめるかも。なんか、マニュアル読まないでゲームをはじめちゃった感じ(ゲームや機械が相手だとわたしっていつもそうなんですが)。 |
NONさん 本に求めるものが違うというご意見、なるほど〜と思いました。そういわれてみると、わたしも浸るのがすきかも。きのう読んでた本では(ちょっぴりヴァージニア・E・ウルフのThe True Believerににている)完全に浸ってました。 りりさんが書かれているように、『夜犬』に甘えがなくリアルだという点は評価したいと思います。どうしても浸れるタイプのお話は、どこかに甘さを感じなくもない……。たとえば、主人公の女の子が恋心をよせていた相手がじつは主人公を好きだったとか、進学のための資金が調達できないとあきらめていたらお金が工面できたとか。現実にはそうならない場合も圧倒的に多いと思うのだけど。そういう疑問は横に置いて、ハッピーエンドでよかったね〜ぱちぱちぱち!と終われる安心感がいいときもあるし、同じ個人でも、こころの状態によっては、安直な終わり方に不満を感じることもあるかな。そんなことを考えると、『夜犬』は、リアルなまま、まとまっているのがすごいところなのですね。 りりさんが苦手と書かれているところも納得しちゃいました。わたしの国語は単ににぶいだけ^^; |
りりさん 食べ物のとこ、わたしもちょっとりりさんのこと思い出してました(^^)。あとこのあいだ読んでいた作家のエッセイに、学生時代1日1種類の食べ物しか食べられなかったとあって(胃の中で混ざるのを想像すると気持ち悪かったんですって)、そのことも思いだしていたのでした。(私にもそういうセンシティブなところがあればなあと時々思う。) でも違う点で(極端な人見知りであることの心の動きとか)、わたしにも、あ、似てると思うところがありました。うまくいえないんですけど、クリストファーのような障害を持つ人に対して、「全然別の人」という認識から「違うところがたくさんある人」という感じになったような気がします。 わたしの苦手なのは風景描写。あと建物の構造とか、船の内部とか、読み飛ばせないんだけど頭のなかで全然絵になっていかないので、もどかしいです。 わんちゅく WYN-1015 @りりさんの学校国語の考察、鋭い! |
りりさん なるほど、ウンチク好きの人なら楽しいでしょうね。うん、その辺の好みの問題って関係ありますねきっと。わたしは情報多いのだめだなあ。 わたしも描写は苦手です(心理・情景ともに)。でもこのごろ、子どもの時には読み飛ばしていた自然描写を頭の中で何度も転がしながら読むようになりました。年でしょうか……。特に日本の作品はいい風景に出会うと、しばらく目がとまってしまいます。で、余計読むのがさらに遅くなりました。(^_^;) わたしも、国語の問題は割り切れるかどうかだとおもいます。こうきかれているんだから、こう答えるのが自然だろうみたいな。あと消去法かな。この選択肢はこの部分があてはまらないというところをさがしていく。ほんと、推理ですね。 |
みなさま 国語のことも話題にでてますね。 学校国語というか、受験国語は書いてあること(と書いてあることからわかること)しか答えにならないんです。なので、自分だったらこうだなあ、とか想像力を入れて読むと間違えてしまう。味気ないけど。消去法というのは、納得できますね。 ただ、近年は新学力観とかいって、(これも古いか?)表現力とか想像力とかも問われるようになってますけど。 学校の国語は先生との相性、かなりありそうですね。 |
みなさん 今ごろ『夜犬』読みました。私はとても気に入りました。 ちょうどあとちょっとで読み終えるときに、毎日新聞で自閉症の家族に対して周囲の理解がないという主旨の記事が掲載されたのを読みました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000188-mai-soci (これまだ見られるかしらん。) 多くの人にこの本を手に取ってもらいたいものだと心から思いました。 私自身、彼らに対する見方が変わったと思います。 ベタな感想ですみません〜。 たぶん発表時まで他の本は読めないので比較はできませんが、受賞するだけの力はある作品だと思いした。 わんちゅく WYN-1015 |
わんちゅくさん、こんにちは。 毎日新聞のサイト、読めました。 そういわれてみると、『夜犬』の効果は大きいかもしれません。海外での受賞が相次いでいるから、日本でも売れているのかしら。 |
わんちゅくさん、河まこさん うちの近所の本屋さんに、今並んでいる『夜犬』の帯には、「産経児童出版文化賞大賞受賞」となってました。わたしもこの本を読んで自閉症の認識をあらためました。(「レインマン」のイメージが強かった)世界がこんなふうに見えるということがわかるのはすごいなあと思いました。 http://www.sankei.co.jp/news/040505/boo011.htm JR賞には『中世の城日記』が選ばれたのですね。こちらも好きな作品だったので、うれしいです。 ** 蒼子 WYN-1031 ** |
蒼子さん 産経児童出版文化賞大賞受賞でしたね〜(^^; わたしはクリストファーくらいの頃、数学がおもしろいと思うようになったのだけど、その理由というのは、答えがひとつしかないという点でした。0か1か、白か黒かという世界の明解さにひかれたんです。国語は、いつも50点〜70点くらいの成績で、×がついてると「こういう解釈したっていいじゃないのよぉ〜」と怒っていたっけ(笑)。 ネットで検索したところ、自閉症の8歳の男の子のひとり旅の記録がありました。クリストファーのひとり旅と重なる場面が多々あります(書いてるのはお母さんなんですが、ユーモアをまじえて楽しく書かれてます)。 ひとり旅のページはgoogleで「ダダ父通信」で検索、でてきたページの真ん中より下のほうにあるものです。 URLを書こうかと思ったんですが、書かれている方のホームページがリンクフリーではなかったので、上のような書き方にしました。興味のある方はgoogleで検索してみてね。 |
みなさま 私実は、この本をアスペルガー関連の本として、読みました。そしたら、こんなに評判がよかったので、おどろいたという疎さ……。 確かにとても面白かったし、自閉症の方からの感じ方がとってもよくあらわされていたと思います。 (数学のところの難しい記述は文系の私にはつらいものがありましたが……。) こういうところからでも、いろんな障害を持つ方への理解が広がることを願っています。 |
shokoさん、こちらにおいでくださってありがと〜!!! (なのに、レスが遅くてごめんなさいね。月曜はPTAの広報だったんだけど、ちと怒り爆発〜。これ以上書くと、サーバーの容量がつきるまで文句をあげてしまうからやめておきます^^;) 健常者と障害者と大別してしまいがちですが、人それぞれ違うように、どういった障害かも細かくことなってくるんですよね。正しく理解していないために生まれる誤解が、『夜犬』のような本で少なくなるといいなあと思います。 |
河まこさん お返事ありがとうございます。軽度発達障害に関する支援とかも広がってきてるので、この本がその助けになれば、すごいことですよね。 |
河まこさん、 自閉症の8歳の男の子のひとり旅の記録、楽しく読みました。 ひとり旅の前準備とかいろいろと大変だと思うのですが、深刻になったり、愚痴っぽくなったりせずに、ユーモラスに書かれているのがいいですね。 クリストファーと重なるところがいろいろとありました。 ** hanemi (WYN-1036) ** |
hanemiさん、読んでくださったんですね。(検索も) 書かれた方はつらさを乗り越えてきてるから、こんなふうに書けるのかなあと思いました。 |
河まこさん、hanemiさん 私もHPみてみました。というか、ダダ父さん、母さんはこの世界ではけっこう有名な方?ですよー。(本出していたような?) 自閉といえば、今日「光とともに」やりますねー。かなりハマってみています。 |
私の読んだ本、買ってある本も残りませんでした (残らないとは思ったけど) Fire-eaterは本当にいろんなところでオナーになってますよね。 作品自体はそんなに好きでないので、好評なのがうれしいような、他の作品で賞を取って欲しいような、そんな気分です。 ラナ |
ラナさん、みなさん、こんにちは。 昨年、アーモンドの邦訳3冊を一気に読んで、にわかアーモンド・ファンになりました。その勢いでFire-eaterも買ってあるのですが、まだほんの初めのほうしか読めていません。わたしはアーモンド作品のあのなんとも吸い込まれるような不思議な感じが好きなのですが、Fire-eaterは少し雰囲気が違うのでしょうか? ち〜ず(WYN-1040) |
ち〜ずさん、こんにちは。 私も年末年始にかけて、『肩胛骨は翼のなごり』と『ヘヴンアイズ』を読み、結構気に入りました。 この2作の中では『ヘヴンアイズ』のほうが好きかな……?(こういう作品に惹かれるのは、大昔ラテンアメリカの作家の作品を濫読していたのが影響しているかもしれません。) "The Fire-eaters" は未読なのですが、レビューを読んだ感じでは、他の今までの作品とは毛色が違っているような気がします。やまねこの中でアーモンド好きといえば、yoshiyu さんとラナさんですけれど、お2人とも個人的にはそれほどこの作品が好きというわけではないのですね。 ** hanemi (WYN-1036) ** |
ち〜ずさん, hanemiさん アーモンドいいですよね〜 私も大好きで、彼の作品はほとんど読んでます。 「闇の中のシルキー」と「ヘブンアイズ」が好きかな〜。決められないけど…… あの独特の世界観とMagic Realismの使われ方が好きなんです。 Fire-eaterは、そういう部分が薄いといいますか、それもあって今までの作風とちょっとちがうかなって思ったのです。 だからこの作品で賞をとってしまって、アーモンドの代表作がこれ、という風になるのはなんとなく嫌だなって思ったのです。 もっとも彼の代表作といえば「肩甲骨」でしょうけど。 Fire-eaterも、読んでいて引き込まれる作品ですよ。 アーモンド特有の風景とキャラクターの心情か重なったりするような描き方は健在ですし。読んだら感想聞かせてくださいね〜 ラナ |
ち〜ずさん、hanemiさん、ラナさん わたしも、ラナさんと同じくアーモンド好きです(^^)。 わたしは、一番好きなのは「シルキー」のほうです〜。 ラナさんがおっしゃっているとおり、あの世界観がすごく好きですね。 五感にうったえかけてくるような感じが……。 "The Fire-eaters"は、確かにそういった雰囲気は少ないように思います。 冷戦の部分が強調されているというか。うまく説明できませんけど。 なんか、ほとんどラナさんが説明してくださったとおりだわん(^^)。 ☆★☆yoshiyu(WYN-1028)☆★☆ |
hanemiさん、ラナさん、yoshiyuさん ありがとうございます。hanemiさんもアーモンドを気に入られたのですね。ラナさんとyoshiyuさん、さすが洞察が深いですね〜。わたしは『肩胛骨〜』でもう衝撃を受けちゃって、のぼせ上がったまま『ヘヴン・アイズ』『〜シルキー』と読み進んだせいもあり、その順で印象に残っています。ラナさんの言葉をお借りすれば、Magic Realismの使い方ってアーモンドの魅力のうち、かなりの部分を占めているかもしれませんね。yoshiyuさんの「五感にうったえかけてくるような感じ」という感想もとても印象的です。邦訳3作に対する自分の読み方は全然浅かったので(^^;)お二人の観点を拝借して比較しながらThe Fire-eatersを読んでみたいと思います(受賞作発表までに読めるかなあ……^^;)。 ところでhanemiさんの > この2作の中では『ヘヴンアイズ』のほうが好きかな……?(こういう作品に惹かれるの > は、大昔ラテンアメリカの作家の作品を濫読していたのが影響しているかもしれません。 > ) という言葉がとても気になります〜。ラテンアメリカには『ヘヴンアイズ』っぽい小説を描く方がけっこういるのでしょうか?(すみません、いきなりカーネギー賞から脱線しそうな話題をふってしまって……) ち〜ず(WYN-1040) |
ち〜ずさん、 私が読んだラテンアメリカの作家の作品は、邦訳されている中のほんの一部なので、印象が偏っていると思いますが、幻想的な雰囲気とリアリズムが同居しているような作品が多かったような気がします。「うそだろ〜!」と思えるようなエピソードもありました。 一番印象に残っているのは、読書室#682にも書いた、コロンビア出身のノーベル賞作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』です。突風に吹かれて、持っていたシーツごと空に舞い上がってそのまま消えてしまう美女のこととか、死体の山を積んだ列車が目撃されたけれど真相は闇に包まれていたこととか、読んだのは20年くらい前なのに、結構おぼえています。列車の出来事のほうは、実際にあった出来事のようです(アメリカの会社がバナナの巨大プランテーションを作って失敗して、労働者を処分したようなことがあるらしいのです……)。物語は、ある夫婦が入植して、家族を増やして、そして滅びていくという100年間の出来事がつづられています。登場人物が多く(しかも同じ名前の人が多い!)、ややこしいですが、数年前に出た改版では、家系図がついて親切になったようです。 アーモンドの作品が好きな人が、こういった作品に惹かれるかどうかはわかりませんが……。 カーネギー賞とは全然関係ない話題ですみません。>みなさま ** hanemi (WYN-1036) ** |
ち〜ずさん、hanemiさん、アーモンド・ファンのみなさん わたしもアーモンド・ファンの仲間に入れてください〜 ただし、わたしはyoshiyuさんと同じく、シルキーが一番です。 アーモンドはほぼ刊行順に原書でだいたい読みましたが、ヘブン・アイズは実のところちょっとそれまでより落ちる気がしたのでした。 それまでの作品のモチーフ(身近に迫る死と痛み、汚れた聖者、幼い無垢な者、最後に残る希望の輝きなど)を踏襲しているような気がして。(うーん、もしかしたらわたしは少年好きだから、少女が主人公になったせいかもしれませんが^^;) アーモンドがマジック・リアリズムといわれることについては、ヘブン・アイズの訳者さんは否定的に書いてらっしゃいますが、 http://www.hico.jp/ronnjya/honyaku/kanehara/24.htm やはりそういう印象をもたれることは多いですね。 わたしも、特にヘブン・アイズについては、マルケスを連想しました。詳しく書くとネタバレになりますが^^; 『エレンディラ』という短編集所収の作品を思い出したので。 病的な(痛みに満ちた)現実とリアルな(なまなましく美しい)幻想の混合という点が、マジック・リアリズムといわれる所以かと思いますが、南米のそれがどこかおおらかで、時には(恐ろしくも)ユーモラスな感じがあるのに対し、アーモンドはひたすら切なく繊細な感じがするように思います(私見です)。 Fire-eaterは、新しい方向へ向かっているのかもしれないな〜と思った作品でした。 それにしても、このFire-eaterのアメリカ版を買われたかた、いらっしゃいますか? Webで見る限り、表紙、かなりインパクトありますよね〜誰の絵なんでしょう。 りり |
りりさん、こんにちは。 『エレンディラ』(/鼓直&木村榮一訳/サンリオ文庫)を持っているので、本棚から出してきました。 目次を見て、ああ、これかなあ〜と思いました。短編集自体は、1972年に出ているようです。 私自身は、ガルシア=マルケスや他何人かの作品を読んだことが、アーモンドを受け入れられる素養になった(っていったら大げさですけれど)とは思うのですが、背景になっているものが全然違うせいか、読んだときの印象は異なりました。短編集の表題になっている「エレンディラ」は映画化されていますね。作者自身がかかわっているせいか、作品のイメージがそこなわれず、結構好きです。美少年も出てきますが、りりさんはごらんになりました? 作家でも漫画家でもミュージシャンでも、生きている限りは作品に変化が訪れることはあると思います。生身の人間なのだから、仕方がないですよね。その変化に一緒についていけることもあれば、ついていけないこともあります……(かつて、1枚目と2枚目のアルバムが気に入っていたのに、3枚目でがらりとスタイルを変えてしまった歌手がいて……。ジャケ買いしてしまっていた私は、「金、返せ〜」とつぶやいてしまいました)。 『闇の底のシルキー』は未読です。『ヘヴンアイズ』の前に読めばよかったかな?と、少し後悔しています。 ** hanemi (WYN-1036) ** |
hanemiさん、りりさん、みなさん hanemiさん、ガルシア=マルケスのご紹介ありがとうございます。とても不思議なお話のようですね。わたし、好きかもしれません。近いうちにぜひ読んでみたいと思います。 アーモンド作品は、繊細で切ないというりりさんのご意見にも思いっきりうなずいてしまいます(ああ、まだ自分の言葉で表せるほど読み込めていないことを痛感……)。 いつの間にかふわっと異空間に入り込んでいる(読んでいてそう感じさせられない)という点では、ちょっとだけ村上春樹の世界と共通するものがあるかなあとわたしは思ったのですが(『海辺のカフカ』は未読)、う〜ん、ちょっと違うかなあ…… あぁ、たくさんいろんな本を読んで、みなさんみたいに色々な角度から作品を探れるようになりたいです〜 ち〜ず(WYN-1040) |
hanemiさん、りりさん、ち〜ずさん、みなさん ラテンの作家ではないのですが、メキシコの映画 "Like water for chocolate"も マジックリアリズム のいい例と教えてもらったことがありました。 マルケスも興味がでてきましたので、今度図書館で探してみます。 りりさんのいう、「アーモンドは繊細で切ない。」本当にそのとおりですね。 実は私、『肩甲骨』を読んだときはあまり入り込めなかったんです。 描かれている世界が透明で、切ない感じが、Too Muchな印象をもってしまいました。 その後の『闇のそこのシルキー』(闇の中といつも間違えてしまってます)を読んで、アーモンド大好きになりました。(実は友人に無理やり読めと本を渡されたんです。その帰り雨に濡れてしまい、本も汚れてしまったので、責任とって買い取ったんです。 その時は余計な本を買ってしまった……と思ってましたが、読みはじめたら世界に入り込んでました。友人には感謝です!) 確かに『ヘブンアイズ』は、『シルキー』に比べると話の完成度は落ちる気もしますね。私も話そのものは『シルキー』のほうが好きですね。 でも、なぜか『ヘブンアイズ』のあの沼地?河?の映像が、実際に見てるわけでもないのに頭に残っていて、この描写力はすごいなって感じたのです。 ちなみに『Counting Star』も、アーモンドの幼少のころの家族の姿が描かれていて、結構好きでした。 ラナ |
ラナさん、 「マルケス」ではなく、「ガルシア=マルケス」が名字です。 たぶん、ガルシア:父方の姓、マルケス:母方の姓なのでは? 父方の姓が平凡な姓だと、母方の姓をくっつけたり、母方の姓で名乗ったりすることがあると聞いたことがあります(うろ覚え……)。戸籍上は、名前+父方の姓+母方の姓なのでしたっけ? ちなみに、ピカソの本名はパブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・パウラ・フアン・ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シプリアーノ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソなので、「ピカソ」は母方の姓ですね。「ルイス」という姓が平凡なので「ピカソ」と名乗ったのだとどこかで読んだ記憶があります。 その昔、レアル・マドリーの中心選手(スペイン代表)に、ホセ・ミゲル・ゴンサレス・マルティン・デル・カンポという選手がおりました……もちろん、本名などでは呼ばれておりませんでしたが。 ** hanemi (WYN-1036) ** カ賞からもアーモンドからも外れてしまって、ごめんなさい。 |
hanemiさん 「ガルシア=マルケス」ですね! 今度探してみます スペインの名前は 父方、母方の姓を名乗るんですよね。私のスペインの友人も長い生でした。結婚しているのですが、どこにも旦那の名前がでてこないんですよね。 日本では結婚したら、旦那の姓を名乗る人が多く、旧姓は残らないといったら驚いてました。 彼女に子どもが生まれたら、旦那の姓+自分の姓(父&母の姓)という名前になるのかな? ゴミだけ反応でした (^^; ラナ |
ラナさん、みなさん 『闇の底のシルキー』を読み直してみたくなってきました。ラナさんがおっしゃるように『ヘヴンアイズ』、そして最初に読んだ『肩胛骨〜』の映像があまりにも強烈に頭に残っていて、わたしの場合『〜シルキー』の印象が薄まってしまっているのですよね……(返却日が迫っていて、急いで読んだのだったかも(^^;))。"Counting Star"も読んでみたいです〜 その前にかんじんの"The Fire-eaters"だ。。。 ち〜ず(WYN-1040) |
河まこさん、みなさん、こんにちは。 わたしはロングリストに載っていたP.J.Lynchの"Bee Man of Orn"を買っていたのに、残りませんでした(>_<)すごくおもしろいし、すてきな絵なのに残念。この絵本には、DVDがついていて創作過程が詳しく解説されていました。下書きの段階でパソコンにスキャンし、レイアウトや大きさを変えてからもう一度トレースし、仕上げる様子はとても興味深かったです。 "Two Frogs" 、わたしも受賞は難しいかなと思います>hanemiさん SUGO *=*=WYN-1012=*=*</font> |