Page 12 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【グ】The Shape Game りり(WYN-1006) 04/5/11(火) 22:07 ┗Re:【グ】The Shape Game 河まこ(WYN-1009) 04/5/12(水) 9:25 ┗Re:【グ】The Shape Game ワラビ (wyn-1001) 04/5/22(土) 16:10 ┗Re^2:【グ】The Shape Game りり(WYN-1006) 04/5/22(土) 19:14 ┗Re^3:【グ】The Shape Game レイラ 04/5/25(火) 14:20 ┗Re:Re^3:【グ】The Shape Game ワラビ (wyn-1001) 04/5/27(木) 10:21 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【グ】The Shape Game ■名前 : りり(WYN-1006) ■日付 : 04/5/11(火) 22:07 -------------------------------------------------------------------------
The Shape Game『シェイプ・ゲーム』 Browne, Anthony(アンソニー・ブラウン作) 事情により、US版を購入しました。 UK版を買われたかた、いらっしゃいます?? 父さんのバットマン・ジョークのくだりなど、UK版でも同じなのでしょうか……。やや不安。 母さんの提案で、美術館に出かけることになった一家。僕は気が進まないし、父さんや兄さんは、サッカー中継を見逃してしまって不満。だけど、美術館で絵をみはじめると、なかなか面白いものもあるみたい……。父さんも寒いジョークを飛ばしながら、とても楽しそう。帰り道、母さんは「シェイプ・ゲーム」を教えてくれた。この日は、僕にとって忘れられない一日となった……。 グリーナウェイを受賞した『どうぶつえん』に出てきた家族が、今度は美術館を訪れます。作中、ほんものの展示作品のコピーが、何枚も登場します。けっこうシビアな作品(母の不倫がテーマの絵とか^^;戦争の絵とか)もあるのですが、ブラウンの絵やコメントはシュールでとぼけていて、大胆なパロディ作品も登場します(たとえば、http://www.randomhouse.co.uk/catalog/extractcb.htm?command=search&db=main.txt&eqisbndata=0385601360の絵のように)。もちろん、画力は抜群。 アンソニー・ブラウンは2001〜2年に、テート・ブリテン(以前のテート・ギャラリー。数年前、日本にも来ましたね)で、子どもとその教員対象のワークショップにかかわっていたそうです。その経験を生かし、絵の読み方、感じ方、遊び方をいろいろ紹介してくれる絵本です。 "the shape game"は、ひとりが適当な輪郭を描き、もうひとりがそこに描きくわえてなにかの絵に仕立て上げる、という遊び。 http://www.fsgkidsbooks.com/shapegame/shapegame.htm#activity で、少し見ることができます。ほかにも、間違い探しゲームなどが登場します。 多彩で面白い本で、わたしはけっこう気に入りましたが、多彩さのせいで、やや統一感というか盛り上がりに欠ける気もしました。どうせなら、もっと解説があっても面白いのにな……とも思いました。そして、もっと大きい絵でみてみたいな、と思わせられるのは、テート・ブリテンに行けるイギリスの子どもにはプラスなのかもしれませんが、日本にいては切歯扼腕するのみ^^; http://www.tate.org.uk/britain/ で、この本の舞台となったテート・ブリテンの絵や解説を詳しく見ることができます。 たとえば、上記のパロディ作品の元の絵は(絵本にも載ってますが)これ↓、 http://www.tate.org.uk/servlet/ViewWork?cgroupid=999999961&workid=1034 解説によれば、そもそもこの絵自体がパロディで、その元の絵は "The Meeting or ‘ Bonjour Monsieur Courbet’ "だそうです。うーん、面白い。 この絵は閉館中のファーブル美術館所蔵ですが、現在はヴァージニアの美術館で展示されているようですね。 http://www.vmfa.state.va.us/courbet.html りり@またも余談に走りがち |
りりさん、感想アップありがとうございます。 Zooはやまねこの勉強会の課題になったので、父さんの寒いジョークには親しみがあります(^^; 健在なんですね〜。今回、僕は弟なんだ(Zooでは兄が語り手でした)。有名な絵画のパロディというと、『ウィリーの絵』が浮かんできます。りりさん、あちらもお好きでしたよね? 教えていただいたサイト、3つ、楽しく見比べました。 |
りりさん、河まこさん こんにちは。 うーん、候補作持ってないし、注文してないな〜と思ってたのですが、図書館にこのUK版がおいてあったので、やってきました。昨年の12月に購入されたようです。候補作がおいてあるなんて、なかなかすごいでしょ! 洋書絵本、最近たくさん入っているんです。 バットマンのジョークは、そのままです>りりさん。 "Zoo"は邦訳もまだ見てないのですが、父さんのジョーク初体験でしたが、わたしは結構気にいっちゃった。 アンソニーさんの家族がモデルになってると思い込んでいたのですが、違うのかしらん。1ページ目の作者が絵を描いている絵だけ、トーンが違いますね。そこで描いている絵が右ページに配置してあって、現実から絵本の中にひきこまれていくような構成になっているので、余計にそう思ったのです。家族構成も同じみたいだし。 でも、1ページ目の作者自身の絵は、後頭部が少し薄くなっます。これ、ホンモノのアンソニー・ブラウンさんとは、ずいぶん違うように思うのだけれど、どうなんだろう。いえいえ、別に容姿についてアレコレ言うつもりはないのですが、アンソニー・ブラウンの絵には、なんか隠されているんじゃないかと、変な期待をしてしまうのでした。 http://www.soemadison.wisc.edu/ccbc/friends/browne.htm "My Dad"『うちのパパってかっこいい』っていう絵本の表紙を見てると、写真のアンソニーさんと似てるところがあるなと思えてきました。やっぱり親子かな。 ワラビ(ミーハーな話題ばかりでした〜) |
ワラビさん、いらっしゃいませ〜 ワラビさんちの図書館は、前にも思ったけど、洋書が充実してますね。 どなたが選書されてるのかな。仲良しになったら面白いかも〜 そう、作者かどうかの問題は、わたしも疑問に思いました。 アンソニー・ブラウンについては詳しくないんだけど、写真で見る限り、髪がふさふさしてて全然違いますよね。むしろ、最初にある画家の絵は、右のページのDadに似てる(親子だもんね)。未来図? あるいは、流通しているブラウンの写真は若い頃のもので、今はこんなカンジ?? 子どもといっしょにこの絵本を見ていると、色々な発見をしてくれました。 楽しみをそぐといけないから、詳しくは書きませんが、美術館の屋根とか、柱の飾りとか、細かい遊びがたくさんあります。ライオンのページも面白い。 Spot the differenceのページも楽しめます。まだ子ワラビくんには難しいかもしれませんが。 cholmondeley Ladiesの絵は、ここ↓の下のほうに解説があります。「Chumley」って発音するんですね。 http://www.thecityreview.com/tate.htm テート・ブリテンのサイトにも同様の解説があるんですが、今、キャッシュでしか読めないみたい。 ↓こんなパロディ絵もあります。 http://www.tate.org.uk/britain/exhibitions/iconsofbritishsatire/3.htm 『ウィリーの絵』みたいに、もっと絵の解説が読みたい気もしますが、じっくりながめているだけでいいのかもしれませんね。わたしはどうも、情報を求めすぎるきらいがあるので。 美術館へ行くときはセピアと寒色のブルーだけだった画面が、絵に夢中になるにつれ色を加えていき、帰りにはカラフルになっているのも楽しい趣向ですね。 りり |
りりさん、河まこさん、ワラビさん、こんにちは。 こちらの掲示板、楽しく読ませていただいていますが、どれも未読だったのて参加できないままでいました。 "The Shape Game"、米国版をやっと読むことができました。お父さん、ジョークがんばってますね。うちの子たちはまだ美術館は苦手だけど、この絵本は楽しむんじゃないかな。さっそく読んでやろうと思います。子どもたちと絵を見ていろいろ発見するのが楽しみです。 下記サイトで、この作品についてブラウンのインタビューを聴けます。 http://www.bbc.co.uk/radio4/arts/frontrow/frontrow_20030806.shtml 今日は子どもの遠足で動物園に行ってきました。子どもに「トラってどうしてずっと同じところを繰り返し歩いてるの?」と聞かれ、ブラウンの"ZOO"を思い出してました。 レイラ |
りりさん、レイラさん、こんにちは。 マイ・図書館ではなく、市の中央図書館なんで、地下鉄をのりついで 行かないといけないの。車だと楽だけど〜。 洋書絵本の新刊購入、最近とみに増えたらしいです。 司書の人には、借りる度に声をかけて、褒め称える!?ようにしているのですが、 以前、やまねこでオフしたときに話した人が一番詳しかったかな。 ○善とかの業者の人が、洋書を持ってくるときに、 これとこれとこれ、っていうふうにまとめて購入するんだって。 まあ、旬の作品が入ってるってことではありますよね。 美術館の建物、いろいろ、おもしろいところを探すのが楽しいですね。 おいおいって突っ込めるから。。 Spot the Difference も、子どもが楽しめそう。 cholmondeley Ladies の教えてもらったパロディの絵、どっひゃ〜だわ。 これをテーマに、いろんな画家にパロディを書いてもらったら、楽しいかも。 子どもたちにストレートで紹介するよりも、 こうやって、ひねってひねって、冗談もおりまぜながら紹介したほうが、 きっと奥のほうまでたのしめるだろうなと思いました。 シェイプ・ゲームは、うちの子でもできそうなので、今度やってみよう。 最近、やっと、目と鼻と口と耳なんかを描けるようになってきて、 「ママの顔」なんて描いてくれたら、涙が出そうになります。 ワラビ(ZOOは未読。読まなくっちゃ) |