Page 21 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【グ】Guess Who's Coming for Dinner? おちゃわん 05/6/21(火) 17:05 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【グ】Guess Who's Coming for Dinner? ■名前 : おちゃわん ■日付 : 05/6/21(火) 17:05 -------------------------------------------------------------------------
2冊注文した グ賞候補のうち、ショートリストに残ったのが、この本でした。 かなりいい確率で嬉しいで〜す。>^_^< Guess Who's Coming for Dinner? Illustrated by John Kelly Written by Cathy Tincknell Templar Publishing ISBN 1840116285 <あらすじ> ある日、Glenda(ガチョウ)とHorace(ブタ)Pork-Fowler夫妻のところへ、Eatem Hallの新しい持ち主であるHunter博士から、素敵な招待状が届く。週末の豪華な食事への招待状!食べるの大好きな二人は喜んで出かける。着いてみると屋敷は真っ暗で、召使の姿も見えない。 ところが、玄関ホールの机にまた、一枚のメッセージが。Hunter博士は、緊急な仕事のために夕食はご一緒できないが、夫妻を驚かせるために、屋敷には自動的に食事のできる装置を用意したとある。ボタンをおすだけ、スイッチをひねるだけで、好きなだけ好きなものが食べられるスゴイ装置。日曜日の朝にHunter博士に会うまで、それを使って、好きなだけ飲み食いしていいらしい。 大喜びの二人は好きなだけ食べて飲み、泳いだり、テニスをしたり、豪華な週末を過ごす。さて、日曜になった。Hunter博士が指定した庭のBandstandに登ってたのだが、彼の姿はどこにも見当らないのだった。 <感想> 物語はPork-Fowler夫妻のHorace氏の言葉で語られる。だから彼らの知らないことは、文章にありません。絵に注目です。宮沢賢治の「注文の多い料理店」を思い出させる。 全然違うのは、主人公の二人がちっとも疑いを持っていないこと。招待状に多いに喜び、心から楽しんでありったけ、飲み食いする。 読んでるほうは、そんなうまい話あるわけないなどと、思うわけで、頁をめくるごとに、暗くなる背景に、くるぞ、くるぞと、ドキドキ。ところが、「知らぬが仏」とはこの二人のこと。人生も難しく考えず、飲んで食って、楽しんで、単純でシンプルなほうが楽しくやれるのかも。と思ってしまった。最後の狼達のパイパーティ、したり顔して集まった面々に、これもまた「知らぬが仏」とほくそえんでしまうのです。 (^o^)丿 おちゃわん WYN-2134 |