やまねこ翻訳クラブ 『新版 あなたも出版翻訳家になれる』 公開日 2008/09/10 イカロス出版刊行『新版 あなたも出版翻訳家になれる』に |
★やまねこのオンライン勉強会が紹介されました!★ 『通訳翻訳ジャーナル』でおなじみのイカロス出版より刊行された 『新版 あなたも出版翻訳家になれる』(2008.09.09)の中で 当クラブのオンライン勉強会が紹介されました。 イカロス出版さんのご了解を得て、全文を掲載させていただきます。 イカロス出版ホームページ 通訳翻訳ジャーナルトップページ |
『新版 あなたも出版翻訳家になれる』(2008.09.09) オンライン勉強会を開催中! 児童書の翻訳志望者が集う やまねこ翻訳クラブ ●訳文にコメントをつけあうオンライン勉強会 「やまねこ翻訳クラブ」の勉強会は、講師のいない"自主勉強会"で、すべてオンライン上で行われる。勉強会テーマは会員による掲示板での話し合いで決まり、翻訳コンテスト終了後に訳文を検討しあう「絵本翻訳コンテスト勉強会」、参加者で話し合って決めた作品を全訳する「全訳勉強会」、シノプシス(レジュメ)を作成する「シノプシス勉強会」などがある。 勉強会は、開催が決まるとHP上で告知され、その勉強会専用の掲示板が立ち上がる。希望者は参加表明をして、課題文を翻訳。参加者の訳文は掲示板上にアップされ、それに対して他の参加者がレス(コメント)をつけて意見交換をしあう。さらに、参加者はコメントを反映して訳文を練り直し、再び掲示板にアップ。また意見交換がされ、さらに手を加える…との作業を繰り返し、最終的に決定稿を提出して勉強会は終了。多い時は約1ヵ月の期間中に、各自3回も訳し直すこともある。 ●シビアな意見交換で力がつく 勉強会参加者は、翻訳家志望の熱意ある人ばかりなので、お互いの訳文に対するコメントの内容もかなりシビアだ。「なぜこの単語を選んだのか」「この文章の意図は」など、編集者並みに厳しいチェックが入る。指導者はいないが、参加者同士が互いの訳文を客観的に評価し合うことで、言葉選びや表現が磨かれる。また、添削に時間のかかる通信講座と違い、オンライン勉強会は訳文に対する意見がすぐにアップされるので効率がいい。 こうした勉強会を通じてデビューを果たした人も増えている。HPにある「会員実績リスト」が年々増えていることからも、会員の努力と勉強会の成果が表れている。 ■やまねこ翻訳クラブとは? 1997年に児童書の翻訳志望者によって結成。一部会員が有志で運営。会員数は約120名(2008年)。HP上には、会員同士が交流を図る「広場」、翻訳書や原書の感想を集めた「読書室」などの常設掲示板が複数ある。また「資料室」では、会員が作成した、海外の児童文学賞や作品のリストが閲覧できる。「月刊児童文学翻訳」など、複数のメールマガジンも配信。ゲスト(無料)が閲覧・参加できるコンテンツもあるが、勉強会など、サイト内の全情報にアクセスするには会員登録が必要(年会費3000円)。勉強会の開催時期は不定期だが、年に2〜3回ほど。 勉強会体験談 勉強会参加で目からウロコ 力が伸びて、デビューにつながりました 村上利佳さん その後も「訳出勉強会」「初級シノプシス勉強会」など、勉強会には計20回ほど参加しました。オンライン勉強会なので、時間を気にせずに訳文提出やコメントチェックができます。主婦の私にとっては学費不要で自分のペースで勉強できる最適の場でした。その後、「原書マラソン」(原書を読んで感想をアップする勉強会)で出会った本を出版社に持ち込み、2007年に初の訳書を出版しました。 スキルも未熟で、シノプシスが何かすらも知らなかった自分がデビューできたのは、「やまねこ翻訳クラブ」のおかげ。プロの方のお話もたくさん聞けますし、会員になって積極的に勉強会に参加することで必ず成長が感じられると思います。 |
担当:ぐりぐら(WYN-1039)
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