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※こちらは「情報編」です。「書評編」もお見逃しなく!!
児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
M E N U |
特別企画1 |
―― ビギナーのための翻訳学習法 ――
〜 プロへの道をめざして 〜
「翻訳の勉強って、どうすればいいんですか?」 |
★勉強法エトセトラ 〜基本は「読んで、訳して、見てもらう」〜
翻訳を学ぶというと、とても特別なことのように思われるかもしれないが、基本は「読んで、訳して、見てもらう」ことに尽きる。ただ、それをどういう形で行うかは、各人の好みや、家庭の事情などによって変わってくる。
★プロへの道はどこにある 〜「好き」を追究して〜
さて、色々と勉強法を並べたが、実際にプロとして活躍している人たちの例を見ると、そこに至るまでの道筋は実に様々だ。翻訳学校で頭角を現し、講師から仕事を紹介された人。自主勉強をしながらコンテストで入賞した人。自分で本を見つけ、出版社に持ち込んだ人……。でもそのいずれにも共通するのは、本が好き、書くことが好き、翻訳が好き、というシンプルな熱意と、どこまでもあきらめない粘り強さだ。
【参考】 やまねこ翻訳クラブホームページ
(やまねこ翻訳クラブスタッフ/駆け出し児童書翻訳者 内藤文子)
児童書翻訳学習法 遊学館外国絵本翻訳コンクール授賞式レポート コンテスト情報 展示会情報 セミナー・講演会情報 お菓子の旅(シュトルーデル) 読者の広場 MENU |
特別企画2 |
―― 遊学館外国絵本翻訳コンクール授賞式レポート ――
去る3月4日、山形市で「遊学館外国絵本翻訳コンクール」の授賞式が行われました。今回で第10回を迎えた同コンクールは、出版に結びつくチャンスがあるためか、非常に人気が高く、応募者数も多いことで知られています。この度、その難関を突破し、見事 "Stripe" で最優秀賞を受賞した生方頼子さんに、授賞式のレポートを書いていただきました。生方さん、ありがとうございました。 |
◆授賞式レポート◆
いつか入賞して「遊学館」のある山形へ行けたらいいな――そんな淡いあこがれのような気持ちを抱いてコンクールに応募し続けてきましたが、まさか本当にかなうとは! 今回、課題 "Stripe" で思いがけず最優秀賞をいただくことができたわたしは、3月4日、東京駅から山形新幹線「つばさ」に乗り、表彰式の行われる山形市へと向かいました。
(生方頼子)
現在、遊学館のホームページには、今回の入賞者名と金山氏の講評が掲載されています。ぜひご覧ください。 |
「遊学館」 山形県生涯学習センター |
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住 所:〒990-0041 山形県山形市1丁目2−36 電 話:(023)625-6411 F A X:(023)625-6415 |
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コンテスト/展示会/セミナー情報 |
―― コンテスト情報 ――
◎FMC「新人翻訳家コンテスト第10弾 児童書」 | |
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課 題: | 'The Kidnapped Moon'("The Brave Whale" by Alan Temperley より) |
締 切: | 平成13年3月21日(水)必着 |
資 格: | FMC会員であること |
詳 細: | http://www.fellow-academy.com/ |
◎小野仙内事務所「第1回英語絵本翻訳模擬コンテスト」 | |
課 題: | "Too Much Noise" by Ann McGovern |
締 切: | 平成13年4月30日(月) |
資 格: | 特になし |
(中野伊都子)
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―― 展示会情報 ――
◎こどもの城「日本・ノルウェー友好こども絵画展――瞳をひらいて」 | |
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所在地: | 東京都渋谷区神宮前5-53-1 |
電 話: | 03-3797-5666 |
会 期: | 平成13年3月26日から4月15日まで |
休館日: | 月曜日 |
入場料: | 一般500円 3歳から17歳まで400円(こどもの城入館料) |
内 容: | 「平和と国際理解」をテーマに募集した絵画コンクール作品およびオスロ国際こども美術館所蔵の作品を展示。 |
◎大丸ミュージアムKOBE「ターシャ・テューダーの世界展」 | |
所在地: | 神戸市中央区明石町40番地 大丸神戸店内 |
電 話: | 078-331-8121 |
会 期: | 平成13年4月5日から4月17日まで |
休館日: | 会期中無休 |
入場料: | 一般700円 大学生・高校生500円 中学生以下無料 |
内 容: | 今年86歳を迎えるアメリカの絵本作家ターシャ・テューダーのライフスタイルに焦点を当て、原画、生活道具、ガーデニングの写真などを展示。 |
◎神奈川近代文学館「子どもの本の世界展――20世紀から21世紀への贈り物」 | |
所在地: | 横浜市中区山手町110 |
電 話: | 045-622-6666 |
会 期: | 平成13年4月7日から5月13日まで |
休館日: | 月曜日、5月1日(火) |
入場料: | 一般600円 大学生300円 高校生以下無料 |
内 容: | 20世紀の日本を代表する児童書作家、画家の作品展。260名の作家、画家による300作品を公開する。 |
詳 細: | http://www.kanabun.or.jp/index.html |
(瀬尾友子)
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―― セミナー・講演会情報 ――
◎神奈川近代文学館 文学講座「子どもと文学の現在・未来」 | |
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講 師: |
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場 所: | 神奈川近代文学館(横浜市中区山手町110)展示館2階ホール |
参加費: | 1日1,200円(友の会会員は1,000円) |
定 員: | 220名(定員になり次第締切) |
申 込: | 郵便振替または神奈川近代文学館ミュージアムショップにてチケット購入。 |
問合せ: | 神奈川近代文学館(TEL 045-622-6666) |
詳 細: | http://www.kanabun.or.jp/index.html |
◎日本イギリス児童文学会 児童文学国際講演会「イギリス絵本の現在――子ども読者と最近の作家たち」 | |
講 師: | ビクター・ワトソン(元ケンブリッジ大学教授) |
通 訳: | 田中美保子(翻訳家) |
場 所: | 大阪府立国際児童文学館(大阪府吹田市千里万博公園10-6)講堂 |
日 時: | 平成13年4月28日(土)14:00〜16:00 |
会 費: | 1,000円 |
内 容: | 英日両国で人気の高いきたむらさとし、アンソニー・ブラウン、トニー・ロス等の絵本の魅力を語る。 |
申 込: |
電話・Eメール、または国際児童文学館カウンターで申込み。 (TEL 06-6876-8800 FAX 06-6876-8686 E-mail info@iiclo.or.jp) |
詳 細: | http://www.iiclo.or.jp/event/special/special.htm |
◎絵本・児童文学研究センター 第13期生 | |
講 師: | 工藤左千夫(絵本・児童文学研究センター理事長、研究所所長) |
期 間: | 平成13年5月より2年半(全54回) |
募集数: | 受講会員 50名、通信会員 50名 |
受講料: |
受講会員 入会金 6,000円 月会費 4,000円 冬期暖房費要 通信会員 入会金 6,000円 月会費 9,200円(ビデオ郵送料込) |
内 容: | 生涯教育の一つとして、多様な児童文化の世界を、心理学・哲学を含む幅広い観点から学ぶ。 |
問合せ: |
絵本・児童文学研究センターまで(4月20日募集締切) (北海道小樽市長橋3-1-2 TEL 0134-27-0513 FAX 0134-29-4624) |
詳 細: | http://www.ehon-ej.com/ |
(中野伊都子)
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お菓子の旅 第14回 |
―― 物語の味がするオーストリアの伝統菓子(シュトルーデル) ――
"Of course," Jessica said. "Without stories the strudel will be a big fat flop. Can't you just hear Grandpa saying that?" "Strudel Stories" by Joanne Rocklin (1999) |
みなさんは「シュトルーデル」というお菓子をご存じでしょうか。有名なミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』に、名前が出てくるので、聞いたことがあるという方も多いかもしれません。映画では『わたしのお気に入り』という歌の中で、「お気に入り」のひとつとして挙げられています。
シュトルーデル(Strudel)とは、ドイツ語で「渦巻き」のこと。その名の通り、向こうが透けて見えるほど薄くのばした生地に、いろんな材料を載せ、くるくる巻いて作ります。中でもリンゴを巻いたアップフェル・シュトルーデル(Apfel Strudel)は、オーストリアで最も古いお菓子のひとつです。幸運のしるしである馬蹄形に焼くために、オーストリアの宮廷で好んで食されました。今ではウィーンの代表的なお菓子として有名です。
2000年9月に『シュトルーデルを焼きながら』(ジョアン・ロックリン作/こだまともこ訳/偕成社)という本が出ました。舞台はオーストリアの宮廷ではなく、今のアメリカのユダヤ人家庭。主人公のロリはおじいちゃんにいつも言われていたことがありました。「お話ぬきのシュトルーデルなんて、ただの小麦粉のかたまりさ」
この家では代々、シュトルーデルを焼きながら、家族の物語を語るのが習わしなのです。ロリもいつか家族の歴史、ユダヤ人の歴史を語りながら、自分の子どもに焼いてあげるのでしょうね。いろんな物語の味つけがなされたシュトルーデル。なんだかとてもすてきです。
*-* アップフェル・シュトルーデルの作り方 *-*
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馬蹄形にした状態 |
切り分けた状態 |
★参考文献
『百菓辞典』(山本候充編/東京堂出版)
『愛蔵版 貴婦人が愛したお菓子』(今田美奈子著/角川書店)
"Epicurious Eating"
"Hungary"
(田中亜希子/森久里子)
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読者の広場 |
―― 海外児童文学や翻訳にまつわるお話をどうぞ! ――
★児童文学(特に絵本)に以前からずっと興味を持ち、ひょんなことから7年前から、絵本の見本市で世界的に有名なイタリアのボローニャに住んでいます。(もっとも、あのブックフェアは一般の人は入場不可ですが。)イタリアには、日本の絵本を見なれている目には、子供の本とは思えないほど美術的にも大変美しい絵本がたくさん出版されています。そんな絵本を、いつかは翻訳したいというのが、私の夢です。これからも面白い記事、ためになる記事を期待しています。(Kiki) ☆ありがとうございます。読者の方からこういった感想をいただけると、とても励みになります(なにせ、感想をいただくことがめったにないので……トホホ)。これからもよろしくお願いします。(編集部) |
このコーナーでは、児童書の翻訳にまつわるお話、ご質問、ご意見等を募集しています。mgzn@yamaneko.org までお気軽にお寄せください。
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●お詫び●
2月号に一部誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。
【ヘッダ】(誤)12月号→(正)2月号
【プロに訊く】(誤)中辻悦子さん訳書リスト→(正)中辻悦子さん作品リスト
やまねこ翻訳クラブ(会員数217名)
やまねこ翻訳クラブは、海外の子どもの本に関する情報交換、翻訳・シノプシス自主勉強会などを行っている児童書専門サークルです。翻訳と子どもの本に興味のある方でしたらどなたでも入会できますので、ぜひお気軽にご参加ください。
――"The Amber Spyglass" 読書会開催中!――
「子どもの本だより」がメルマガで!
渋谷の「子どもの本の店」で毎月紙ベースで出していた便りがメルマガで購読できるようになりました。スタッフが選りすぐりの児童書を紹介しています。 |
詳細はhttp://www.litrans.net/maplestreet/kodomo/info/index.htmにて。
出版翻訳のポータルサイトをめざします。
●週刊メールマガジン「やまねこActivator」●
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新刊情報・イベント情報などを掲載いたします。
●編集後記●
今回の遊学館のコンクールには、やまねこ翻訳クラブ会員が2名入賞しています。入賞=プロデビューではないにしても、やはりうれしいですよね!(み)
発 行: | やまねこ翻訳クラブ |
発行人: | 吉井知代子(やまねこ翻訳クラブ 会長) |
編集人: | 宮坂宏美 (やまねこ翻訳クラブ スタッフ) |
企 画: | 河まこ キャトル きら くるり こべに さかな 小湖 Gelsomina sky SUGO Chicoco つー どんぐり NON BUN ベス みーこ みるか MOMO YUU りり Rinko ワラビ わんちゅく |
協 力: |
@nifty 文芸翻訳フォーラム 小野仙内 ながさわくにお 麦わら |
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