Page 17 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【グ】Mile-High Apple Pie ぐりぐら*WYN-1039 05/6/6(月) 9:51 ┣Re:【グ】Mile-High Apple Pie おちゃわん 05/6/19(日) 22:40 ┗Re:【グ】Mile-High Apple Pie ぎねびあ(WYN-2135) 05/7/7(木) 11:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【グ】Mile-High Apple Pie ■名前 : ぐりぐら*WYN-1039 ■日付 : 05/6/6(月) 9:51 -------------------------------------------------------------------------
"Mile-High Apple Pie" by GARDINER, Lindsey (illustrator) LANGSTON, Laura (author) Publisher: Bodley Head ISBN: 0370327365 わたしのおばあちゃんは、物忘れがひどいの。なんにも覚えていられない。わたしはおばあちゃんにクラシックをピアノで弾いてあげたり、一緒にお散歩に行ったりする。パパとアップルパイを作っていたら、おばあちゃんが言った。「茶色いところは捨てちゃだめ、そこにりんごのおいしいところがつまっているのよ。ちゃんと覚えているの」って。なんでも忘れちゃうおばあちゃんが「覚えている」ということだから、おばあちゃんの言うとおりにしてあげた。でも、おばあちゃんの物忘れはどんどんひどくなってしまって、とうとうわたしの名前も忘れちゃった。おばあちゃんがおばあちゃんじゃなくなっていく…… このあと、おばあちゃんは一週間のショートステイに出かけます。おばあちゃんがいない間、ママはおばあちゃんが普段食べたがらない辛いピザなどを作り、子どもたちも友だちを呼んで大騒ぎをします。そして、少女は思います「おばあちゃんがこのまま帰ってこなければいいのに……」このシーンにグッとくるものがありました。うちも同居を始め、祖父母のいる生活になりました。娘は3年生。まだまだ元気な祖父母ですが、確かに前の4人家族のときとは色々違います。これでこの話のおばあちゃんのように「ボケ」が始まったら、いつの日か、きっとこのシーンの少女のように娘も色々思うはず。おばあちゃんは好きだけれど、いなければ友だちと大騒ぎしてロックを弾いて、ピザにタコスの生活だ! って。絵本自体は、優しいタッチの絵ですが、すごく大切な題材だなって思いました。 ぐりぐら |
ぐりぐらさん 私はこれ、日本語訳本で読みました。 とても 明るい絵ですよね。 色彩が溢れていて、夢のような配色。 重たいテーマと、絵の明るさが対照的でした。 すごくカワイイおばあちゃんが、かえっていいのかもしれません。 最後の言葉に ほっとしました。 実際に高齢の方々とご一緒されていると、切実に迫ってくるものが あることと 思います。 おちゃわん |
ぐりぐらさん、 中身もさることながら、ぐりぐらさんの感想にぐっときました。 我が家も同じ状況なのです、最近同居を始めたので。 そうですよねえ……今は元気だけれど、いつ何時どうなるかと思ったら。 これからもっともっとこういうテーマの本が増えるかもしれませんね。アルツハイマーという名前もすっかり市民権を得たし、最近では「認知症」などという仰々しい名前も登場してるし。 この本、アメリカでは題が違うのですね。なんででしょう? ハリーポッターの時は、言葉の意味が違うから、という理由があったようですが。 ぎねびあ(WYN-2135) |