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このレビュー集について 10周年記念「世界の児童文学賞ラリー」においてやまねこ会員が個々に書いたレビューを、各児童文学賞ごとにまとめました。メルマガ「月刊児童文学翻訳」や「やまねこのおすすめ」などに掲載してきた〈やまねこ公式レビュー〉とは異なる、バラエティーあふれるレビューをお楽しみください。
なお、レビューは注記のある場合を除き、邦訳の出ている作品については邦訳を参照して、邦訳の出ていな作品については原作を参照して書かれています。
やまねこ10周年記念「世界の児童文学賞ラリー」レビュー集
ソルシエール賞(フランス) レビュー集 |
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最終更新日 2009/03/06 新規公開
★ソルシエール賞(Le Prix Sorcieres 〔 Le Prix Sorcières 〕)の概要
1986年創設。児童書専門店協会(Association des Librairies Specialisees Jeunesse 〔
Association des Librairies Spécialisées
Jeunesse 〕)が受賞者を選定していたが、1989年からはフランス図書館協会(Association des Bibliothecaires
de France 〔 Association des Bibliothécaires
de France 〕)と協力して選定。 |
"C'est La Vie, Lili"『リリとことばをしゃべる犬』 NEW
"C'est La Vie, Lili" (1991) by Valerie Dayre 〔 Valérie
Dayre 〕 ヴァレリー・デール 『リリとことばをしゃべる犬』 堀内久美子訳 (長崎訓子イラスト) ポプラ社 2008.08 (邦訳読み物) |
その他の受賞歴 |
わたしはリリ、13才。パパとママと3人でバカンスに出かけるところ。道路が混んでるからパパは機嫌が悪くなって、ママもそのせいで機嫌が悪くなってきた。サービスエリアについたとき、車から犬を下ろして置き去りにしていった一家がいた。飼うのに飽きたってことらしい。ひどいな。でも、パパとママも、あたしを育てることに疲れてきてるみたい。しょうがないから、あたしはふたりを助けてあげることにした。車を降りて……戻らなかった。そして、犬とあたしのサバイバル生活が始まった。
どこの国でも、シーズンになると道路は大渋滞なのだろう。そんな中、家族3人でバカンスに向かい、大人たちの会話を聞くうちに、サービスエリアで車を降りて隠れてしまったリリ。飼い主に置き去りにされた犬とのサービスエリアでの生活や、親との想い出、親への思いを、リリは日記に書き綴っていく。 (冬木 恵子) 2009年3月公開 |
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