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※こちらは「書評編」です。「情報編」もお見逃しなく!!
児童文学翻訳学習者による、児童文学翻訳学習者のための、
M E N U
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注目の本(邦訳絵本) |
『かえるのフリッツ Puups!』 ブルーノ・ヘクラー文/ビルテ・ムゥラー絵/河口悟訳 ノルドズッド・ジャパン 本体1,400円 2003.01 25ページ "Fritz Frosch" text by Bruno Hachler, illustrations by Birte Muller Nord-Sud Verlag AG, 2003 (Hachler の a、Muller の u、Nord-Sud の u の上にウムラウト) |
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表紙では、穏やかな田園風景を背に、かえるが1匹池の中。虹色に光るシャボン玉に囲まれて、幸せそうなかえるくん。その上に、タイトルの 'Puups!' の文字が重なる。この絵本の原書はドイツ語だが、'Puups!' とはまたおもしろい鳴き声だと思いながらページをめくる。物語はこう始まった。「かえるのフリッツは、こまっています」やや! 主人公は、幸福なのではなく苦悩するかえるらしい。さらに、困っている理由は「プー」だという。'Puups!' は鳴き声ではなかったのだ。シャボン玉と思ったのも、水の中でできた「プー」のぶくぶくだったのだ。表紙でたてた予想を見事に裏切って、話は続く。「フリッツの『プー』はとまりません」ごはんを食べても、遊んでいても「プー」。医者の診察を受けにいき「したをだして」といわれて「プー」学校では先生の質問に「プー」で答える。台所でも、お風呂でも、あっちでもこっちでもプー、プー、プー。……とうとうおかあさんはおかんむり。今度やったらどこにも連れて行きません!と宣言する。さあたいへん、フリッツは一日がんばった。ださないように、ださないように……。すると夜、お腹が痛くなり、だんだん膨らみ始めたではないか。そして次の朝、フリッツにすごいことがおこったのだ。
テーマは体からでてくる「プー」。体からでてくるものは大抵がキタナイもので、それはなぜだか子どもに異常に好まれる。だからこの手の話では、普通は作者もひらきなおり、いっしょになって生理を笑って楽しもうとする。ところが、ヘクラーは「プー」を自然な生理としながらも、品のよい話に仕立てている。もちろん、フリッツの行動自体は上品からは程遠い。話の前半は「プー」ばかりしているし、水の中ではぶくぶくをつくってしまう。だがそこはかとなくユーモアを交えながらフリッツの悩みを真摯に語る口調と、「プー」がフリッツにもたらした素敵な出来事のおかげで、この絵本は同テーマの他作とは一味違った作品となっている。
書店の棚で目をひきそうな芸術性の高いイラストも、この絵本の品のよさを演出している。例えば、荒いタッチで描かれたかえるの緑の体は、よくみると青や桃など他の色が塗りこめられ、絵に透明感と立体感を与えている。また全体として、青、黄系色が多い中、魚、りんご、てんとう虫などが、さりげなく鮮やかな赤で描かれ、ページを引き締めているのも心憎い。
ところで、原書のタイトルには 'Puups!' はついていない。邦題にあえて 'Puups!' をアルファベットでつけた、品のある遊び心にも拍手を贈りたい。
【文】ブルーノ・ヘクラー(Bruno Hachler:a の上にウムラウト)
1960年、スイスのチューリッヒ生まれ。新聞社で植字工から編集者となる。その後、音楽ジャーナリストとして活躍。詩人、ミュージシャンでもある。他にもビルデ・ムゥラーと組んだ作品、"Der Schneerabe" を発表している。 【絵】ビルテ・ムゥラー(Birte Muller:u の上にウムラウト) 1973年、ドイツのハンブルク生まれ。ハンブルク造形美術アカデミーを卒業。1999年に「ボローニャ国際図書展イラストレーション賞」を受賞。絵本では、2001年に出版した "Herr Meier" が初めての作品。ボリビア国費留学生として南米に1年間滞在したこともある。 【訳】河口悟(かわぐち さとる) 1954年、新潟県長岡市生まれ。慶応大学文学部中退。ベルリン自由大学に留学した後、世界を放浪する。フリーの翻訳家/コーディネーター。 |
『かえるのフリッツ Puups!』 『小さな戦士マッティメオ』 "The Spider and the Fly" "Pictures of Hollis Woods" Chicoco の親ばか絵本日誌 |
注目の本(邦訳読み物) |
『小さな戦士マッティメオ』 ブライアン・ジェイクス作/西郷容子訳 徳間書店 本体2,800円 2003.02 640ページ "Mattimeo" by Brian Jacques Hutchinson Children's Books, 1989 |
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平和なレッドウォール修道院では、夏至の祝宴がはなばなしく催されていた。そこへ旅まわりの一座を装って入り込んだのは、頭巾で顔を隠したキツネ、〈悪逆無道のスレイガー〉たち。修道院への復讐に燃えるスレイガーは、レッドウォールの子どもたちをさらって逃げた。息子マッティメオをさらわれた戦士ネズミのマサイアスは、勇者の剣を手に、ただちに捜索隊を率いて旅に出る。子どもたちが苦しい行程の果てに奴隷として売られていったのは、暗い地底の国だった。一方、修道院の留守を預かる面々にも、別の敵が襲ってくる。修道女ネズミら力の弱い者たちは知恵をふりしぼり、果敢に立ち向かう……。
動物たちが主人公のファンタジー「レッドウォール伝説」シリーズの3冊目。強靭なアナグマのコンスタンス、食いしん坊ウサギの〈牡鹿バージル〉など1冊目でおなじみの面々に新たな友が加わって、残忍な敵との戦いを繰り広げる。伝説や謎解きがたっぷり盛り込まれた愛と勇気の冒険の過程では、悪党の残虐な仕置き、仲間の悲しい死など、つらい場面もきちんと描かれる。最初はただの甘やかされたいたずらっ子だったマッティメオが、苦難の旅の中で大きく成長をとげるのも読みどころ。泣かせ笑わせ、どきどきさせるストーリーには、およそ物語に期待する要素が何もかもそろっているのだ。動物たちの善悪は、種類ごとにくっきりと色分けされる。修道院の平和を乱す者を悪とする善悪観は明快であり、善玉側が悪になびくようなこともない。人間は一切登場しない動物物語だからこそ可能な割り切り方で、読者を倫理的な問題で考え込ませたりせず、エンタテインメントに徹している。
ページ数は多いが、次々と場面を切り替える作者お得意の手法にのせられて、最後まで一気に読める。ユーモアに富んだ会話や美しい自然の描写が魅力的。冒頭の祝宴を皮切りに、随所でよだれのたれそうなごちそうがずらずらっと出てくるのもたまらない。謎を秘めた詩文、モグラなまりやスズメ語などの愉快な話し方、それぞれの動物の個性を示すユニークな名前など、作者は細部まで凝りに凝って楽しんでいる。邦訳版でもその遊びの精神をぞんぶんに味わえるよう、細かく工夫されていてうれしい。
【作】ブライアン・ジェイクス(Brian Jacques)
1939年、英国リバプール生まれ。15歳で船乗りとなった後、運転手、ボクサー、警察官など様々な職につく。1984年に盲学校での朗読のために書いた『勇者の剣』が、1986年に出版されて大人気となり、続編が「レッドウォール伝説」シリーズとして現在まで書きつがれている。邦訳には本シリーズの3冊の他、『幽霊船から来た少年』(酒井洋子訳/早川書房)がある。 【訳】西郷容子(さいごう ようこ) 本誌今月号情報編「プロに訊く」参照。 |
【参考】 ◆ブライアン・ジェイクス公式サイト ◇ブライアン・ジェイクス作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室) ◇ブライアン・ジェイクス邦訳作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室) ◇このシリーズに登場するマルメロパイ(本誌2000年2月号情報編「お菓子の旅」) |
『かえるのフリッツ Puups!』 『小さな戦士マッティメオ』 "The Spider and the Fly" "Pictures of Hollis Woods" Chicoco の親ばか絵本日誌 |
注目の本(未訳絵本) |
『くもと はむし』(仮題) メアリー・ハウイット文/トニー・ディテルリッジィ絵 "The Spider and the Fly" text by Mary Howitt, illustrations by Tony DiTerlizzi Simon & Schuster Books for Young Readers, 2002, ISBN 0689852894 32pp. ★2003年コールデコット賞オナー(次点)作 |
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流れる雲が満月を隠そうとする陰鬱な空を背景に、古めかしい石の館が浮かびあがる。切妻屋根の破風にうがたれた窓に明かりが灯り、カメラがズームインするように、続くページに窓が大きく描き出され、屋根裏部屋に人形の家が見えてくる。その家の主人は山高帽子にタキシードの蜘蛛紳士。窓外から訪れた1匹の羽虫のお嬢さんを、いま慇懃に迎え入れようとしている。彼女は20年代調のほっそりしたワンピースを着こなし、エレガントな花のパラソルをさしている。透き通る羽は風に揺れる長いレースのショールのようだ。蜘蛛紳士が甘い言葉で羽虫嬢を客間に誘い込もうとするのだが、そこで何が起こるのかはだれの目にも明らかだ。いったんは誘いを断るお嬢さんだけれど、紳士はほくそ笑む。「もどってくるにちがいない」――そして悲劇は起こる。
なんともしゃれた絵本である。ヴィクトリア朝時代の英国の詩人メアリー・ハウイットの有名な童謡詩を、現代のニューヨークの画家ディテルリッジィが、エドワード・ゴーリーや「アダムズ・ファミリー」のチャールズ・アダムズばりの、妖しくダークなイラストで飾った。さらに画家は、サイレント映画風のフラッパー・ルックや古風で瀟洒なインテリアを用いて、絵にスウィートな魅力をくわえ、全体的には日本のアニメや漫画にも通じる、ある種の恐さとかわいらしさを兼ねそなえた絵本に仕上げている。モノトーンの絵は、アクリルガッシュや色鉛筆、CGなどの高度な混合技法で描かれている。「甘い言葉には罠がある」という子どもたちへの教訓が原詩の本来のテーマだが、ディテルリッジィの魔法の筆によって、蠱惑的なビターチョコレートのような味わい深い絵本に生まれ変わった。原詩にはない、ディテルリッジィのオリジナルのゴーストを登場させているところも心憎い。そして美食家の蜘蛛紳士によるあとがきも、画家独自の風味がうまく効いている。
【詩】Mary Howitt(メアリー・ハウイット) 1799年〜1888年。英国グローセスター生まれ。作家・編集者・翻訳家。ディケンズに認められ180冊以上の本を出版。アンデルセンの童話を初めて英国に紹介した翻訳家でもある。本作の詩は "The New Year's Gift"(1829)に初出。『対訳 英米童謡集』(河野一郎編訳/岩波文庫)に邦訳がある。 【画家】Tony DiTerlizzi(トニー・ディテルリッジィ) 1969年米国カリフォルニア生まれ。絵本の邦訳はないが、93年以降世界的に大流行し、日本でもブレイクしたカードゲーム "Magic:the Gathering" の画家のひとりとして、多くの子どもにその絵が知られている。絵本に "Jimmy Sangwow's Out-of-this-World Moon Pie Adventure" や "Ted" などがある。 |
【参考】 ◆トニー・ディテルリッジィの公式サイト ◆メアリー・ハウイットのサイト ◆メアリー・ハウイットの関連サイト(詩の原文) ◆コールデコット賞公式サイト |
『かえるのフリッツ Puups!』 『小さな戦士マッティメオ』 "The Spider and the Fly" "Pictures of Hollis Woods" Chicoco の親ばか絵本日誌 |
注目の本(未訳読み物) |
『ホリスの絵』(仮題) パトリシア・ライリー・ギフ作 "Pictures of Hollis Woods" by Patricia Reilly Giff Wendy Lamb Books (Random House), 2002, ISBN 0385326556 166pp. ★2003年ニューベリー賞オナー(次点)作 |
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〈最初の絵〉――ホリスがそう呼ぶのは、父親と母親、兄と妹という平凡な4人家族が描かれた、雑誌からの切り抜きの絵だ。6歳のとき、"W" がつく物の絵の宿題として提出したその絵には、大きな×印がつけられている。学校の先生には、その絵に込められたホリスの「願い(wish)」が汲みとれなかったのだろう。
ホリスは、生まれて間もなく森に捨てられた。何度か里子として引き取られることはあったが、ホリスはどうしても自分の居場所を見つけることができず、いつもその家を逃げ出していた。うまくいくかと思われた家もあった。11歳の夏に引き取られた家のオヤジさんは、ホリスの絵の才能と芸術的感性を初めてわかってくれた人だった。お母さんはとてもやさしかったし、お兄さんはホリスの良き理解者となってくれた。だが、養子縁組まで決まったその家さえ、ホリスは逃げ出してしまったのだ。
いま、ホリスは老齢画家ジョシーの家に引き取られている。ジョシーはホリスを可愛がり、ホリスもジョシーの世話をする毎日に安らぎをおぼえていた。だが、ジョシーの痴呆症に役所が気づき、ホリスを別の家へ移すことに決めてしまう。「わたしがいなくなったら、ジョシーはどうなるの?」ホリスはふたたび逃げ出した。今度はジョシーと一緒に……。
ホリスが描く色鉛筆画のごとく、淡い、繊細なトーンを基調とした物語である。 〈最初の絵〉のような幸せな光景の一員になることを願い続けたホリス。それなのに、なぜ、彼女は理想とも思える家族に背を向けたのだろうか。なぜ、老女ジョシーと暮らすことを選んだのだろうか。ホリスは心に傷を抱えるため、自分が本当はどんな人間なのか、他人の真の姿とは何なのかを、見定めることができず、目の前にある幸せを受けとめられなかったのかもしれない。ジョシーに必要とされ、初めて心を開き、ホリス自身も初めて他人を必要としたのかもしれない。著者は、孤児として辛い過去を持つ少女が、人間不信と自信喪失を乗り越え、成長していく過程を描きながら、家族とは何か、幸福とは何かを語りかけてくれる。
【作】Patricia Reilly Giff(パトリシア・ライリー・ギフ)
1935年、ニューヨーク生まれ。大学では文学や歴史を専攻し、20年間教師を勤めた。そのとき、さまざまな心の傷を抱える子どもたちと接し、少しでもその痛みを癒そうと筆を執る。ニューベリー賞オナー(次点)作は1998年の "Lily's Crossing" に続いて2度目。邦訳には『ノリー・ライアンの歌』(もりうちすみこ訳/さ・え・ら書房)がある。 |
【参考】 ◆パトリシア・ライリー・ギフのサイト ◇パトリシア・ライリー・ギフ邦訳作品リスト(やまねこ翻訳クラブ資料室) |
『かえるのフリッツ Puups!』 『小さな戦士マッティメオ』 "The Spider and the Fly" "Pictures of Hollis Woods" Chicoco の親ばか絵本日誌 |
Chicocoの親ばか絵本日誌 第21回 | よしいちよこ |
幼稚園の年少組が終わろうとしています。この1年、しゅんは大きく成長しました。制服の着がえや給食のお箸使い、ぬり絵やお絵かきなど、できなかったことがたくさんできるようになりました。また友だちとのちょっとしたことで、傷つくことが多くなり、心も成長してきたんだなと思っています。
『かぼちゃスープ』(ヘレン・クーパー作/せなあいこ訳/アスラン書房)は、仲よしのねことりすとあひるが、けんかをしてしまうお話です。かぼちゃスープを作るいつもの役割分担を、あひるが変えようとしたのが原因。あひるはとうとう家出をしてしまいます。しゅんとこの本を読むと、質問ばかりでなかなか先に進めません。とくに「あじつけるってなに?」「はねをつめたってどういうこと?」「やくめってなに?」「がけってなに?」など、言葉の意味をこたえるのは難しく、国語辞典になった気分です。また、「どうして、あひる、出ていくの?」「りすとねこ、涙がぽろりん! どうして泣いてるの?」などの質問には、お話の展開をちゃんと理解しているのだろうかとちょっと心配です。「どうして、涙が落ちたら、しょっぱいスープになるの?」ときくので、「こんどしゅんが泣いたときに、ぺろってなめてごらん。しょっぱいから」というと、しゅんは「えー、ぼく、泣かへんでえ」と笑っていました。
しゅんは数字が大好きです。物の数をかぞえるのも大好き。そんなしゅんにぴったりの絵本に出会いました。『ひとりぼっちのタツノオトシゴ』(サクストン・フライマン+ユースト・エルファーズ作/ちばしげき訳/小峰書店)です。海の底でひとりぼっちで寂しくただよっていたタツノオトシゴに、2ひきのカニ、3びきのハリセンボン、4ひきのロブスターなどが声をかけ、友だちになります。見開きごとに増える友だちの数が大きくかかれています。しゅんはその数字があっているかと海の仲間の数をかぞえます。7から上のページは、どれをかぞえたのかわからなくなって、1ぴき多くなったり少なくなったり。この絵本、さらにおもしろいことに、シイタケのカニやバナナのイルカなど、海の生き物たちがみんな野菜や果物でできているのです。ビーツでできているタツノオトシゴの表情の変化はみごとです。友だちができるところで、しゅんが「タツノオトシゴ、『わーい』っていってるね。こっちも『わーい』っていってる」と教えてくれました。よく見ると、ほんと! ビーツがちょこっと割れて、タツノオトシゴの口が「わーい」といって笑っていました。
【参考】 ◇"Pumpkin Soup" のレビュー(本誌1999年9月号書評編) |
『かえるのフリッツ Puups!』 『小さな戦士マッティメオ』 "The Spider and the Fly" "Pictures of Hollis Woods" Chicoco の親ばか絵本日誌 |
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●編集後記●
「レッドウォール伝説」シリーズを読むときの我が家の教訓。それは空腹のときに読まないこと。『小さな戦士マッティメオ』を読むために、ひたすら食べました。(あ)
発 行: | やまねこ翻訳クラブ |
発行人: | 吉村有加(やまねこ翻訳クラブ 会長) |
編集人: | 赤間美和子(やまねこ翻訳クラブ スタッフ) |
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