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ニルス・ホルゲション(ニルス・ホルゲッソン)賞
(Nils Holgersson-plaketten)
受賞作品&作家リスト

 

最終更新日  

2020/11/11 2020年受賞者を追加(8月25日発表)

   


   ★賞の名称変更について(2009年3月7日)

 やまねこ翻訳クラブでは、ではこれまで、Nils Holgersson-plaketten を「ニルス・ホルゲッソン賞」と表記してきましたが、 原語の発音、および日本で確立してきた表記法に鑑み、今後は「ニルス・ホルゲション賞」で統一することにいたしました。 (この賞はこれまでに、ニルス・ホルゲッソン賞の他にも、ニルス・ホルゲルソン賞、ニルス賞など、複数の表記が用いられてきました。)

 
 

ニルス・ホルゲション(ニルス・ホルゲッソン)賞について

 ニルス・ホルゲション(ニルス・ホルゲッソン)賞(Nils Holgersson-plaketten)は、スウェーデン児童文学の古典『ニルスのふしぎな旅』(セルマ・ラーゲルレーフ作/偕成社、講談社他)の主人公の名をとって、1950年にスウェーデン図書館協会(SAB)によって創設されました。前年までにスウェーデンで刊行された児童書の作家に対して贈られます。ひとりの作家の複数の作品全体が対象となる場合もあります。なお、同協会はカール・フォン・リンネ賞(Carl von Linne-plaketten)とエルサ・ベスコフ賞(Elsa Beskow-plaketten)も授与しています。

 


受賞年 受賞者 対象作品 備  考
2020
NEW!
Johan Ehn "Hästpojkarna" 作者紹介ページ
作品紹介ページ
2019 Helena Hedlund "Det fina med Kerstin" 出版社サイト内紹介ページ
2018 Lisa Lundmark Haj-Jenny 出版社サイト内紹介ページ
2017 Elisabeth Östnäs
Elisabeth Ostnas
3部作 "Sagan om Turid" (バイキング王の娘 Turid の物語)
1: "Kungadottern"
2: "Krigstid"
3: "Korpgudinnan"
・出版社サイト内シリーズ紹介ページ
 http://berghsforlag.se/index.php?p=pres&isbn=9789150221916
 http://berghsforlag.se/index.php?p=pres&isbn=9789150221701
 http://berghsforlag.se/index.php?p=pres&isbn=9789150221893
2016 Frida Nilsson Ishavspirater 出版社サイト内紹介ページ
・2015年アウグストス賞ノミネート作品
2015 Camilla Lagerqvist
Uppdraget 出版社サイト内紹介ページ
2014 Anna Höglund 〔Anna Hoglund〕
アンナ・ヘグルンド
Om detta talar man endast med kaniner ・2013年アウグスト賞児童書・YA部門ノミネート作品
出版社内紹介ページ
主な邦訳『ぼくはジャガーだ』『ふたり 2ひきのくまのものがたり』ほか
2013
Lisa Bjärbo
〔Lisa Bjarbo〕
Allt jag säger är sant (2012) 作者公式ブログ
出版社サイト内作者紹介ページ
2012 Anna Ehring Kickflippar och farligheten(2011)
Den stora kärleksfebern(2011)
出版社サイト内紹介ページ
2011 Mårten Melin Som trolleri (2010) 公式ウェブサイト
出版社サイト内紹介ページ
2010 Cilla Naumann Kulor i hjartat 〔Kulor i hjärtat〕(2009)
(Alfabeta Bokforlag 〔Alfabeta Bokförlag〕)
・2009年アウグスト賞(児童書及びYA部門)候補作品
出版社サイト内紹介ページ
2009 Maud Mangold Parlor till pappa 〔Pärlor till pappa〕  
2008 Mikael Engstrom 〔Mikael Engström〕 Isdraken ・2007年アウグスト賞(児童書及びYA部門)候補作品
2010年ドイツ児童文学賞児童書部門ノミネート作品
2007 Cannie Moller
〔Cannie Möller〕
メッレル・カンニ
これまでの業績に対し 邦訳作品『サンドラ、またはエスのバラード』(菱木晃子訳/新宿書房/2012.12/2000年アウグスト賞YA作品部門ノミネート)
2006   Kajsa Isakson Min Ella  
2005   Petter Lidbeck En dag i prinsessan Victorias liv  
2004   Douglas Foley shoo bre  
2003 Asa Lind Sandvargen  
2002 Wilhelm Agrell Dodsbudet  
2001 Janne Lundstrom Morbror Kwesis valnad  
2000 Stefan Casta Spelar Dod  
1999 Annika Thor
アニカ・トール
Havets djup
『海の深み』(ステフィとネッリの物語3、ひしきあきらこ訳、 新宿書房、2009.04)
・2000年ヤヌシュ・コルチャック賞(「ステフィとネッリの物語」シリーズ全作に対して)
1998 Moni Nilsson-Brannstrom Bara Tsatsiki  
1997 Per Nilsson Anarkai  
1996 Helena Dahlback Jag Julia och Min lasebok  
1995 Inger Edelfeldt Gravitation (短篇集) 特に "Gravitation" に対し
1994 Thomas Tidholm
トーマス・ティードホルム
Forr i tiden i skogen
『むかし、森のなかで』
(アンナ=クララ・ティードホルム絵、ひしきあきらこ訳、ほるぷ出版、1995)→レビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
主な邦訳:
『トゥーレとびゅんびゅんかぜ』
(アンナ=クララ・ティードホルム絵、ひしきあきらこ訳、ほるぷ出版 、1996)他多数
1993 Sonja Hulth Barnens svenska historia  
1992 Viveca Sundvall
※現在の名は
Viveca Larn
(ヴィヴェッカ・レルン)
Eddie och Maxon Jaxon 主な邦訳:
『すいがらとバラと』
(イェシカ・バルムグレン絵、菱木晃子訳、偕成社、1997)他
※作者名はヴィヴェッカ・レルン
1991 Henning Mankell
ヘニング・マンケル
Hunden som sprang mot en stjarna
『少年のはるかな海』(菱木晃子訳、偕成社、1996)→レビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
英語版タイトル: "A Bridge to the Stars"としても紹介されている
 
1990 Annika Holm
アンニカ・ホルム
Amanda! Amanda! 主な邦訳:
『誕生日の青い自転車』
(奥田継夫・木村由利子共訳、大日本図書)
1989 Mats Wahl
マッツ・ヴォール
Maj Darlin
『マイがいた夏』
菱木晃子訳、徳間書店、2004)
主な邦訳:
『冬の入江』
菱木晃子訳、徳間書店、1999)
1988 Ulf Stark
ウルフ・スタルク
Jaguaren
『ぼくはジャガーだ』
(いしいとしこ訳、佑学社、1990)
2000年国際アンデルセン賞作家賞ファイナリスト作家
・アンナ・ヘグルンド絵
エルサ・ベスコフ賞受賞作
主な邦訳:
『黒いバイオリン』
(アンナ・ヘグルンド絵、菱木晃子訳、あすなろ書房、2001)
他多数
1987 Monica Zak Pumans dotter  
1986 Peter Pohl
ペーテル・ポール
Janne, min van
『ヤンネ、ぼくの友だち』
(ただのただお訳、徳間書店、1997)
1998年やまねこ賞
レビュー
1985 Mats Larsson Trollkarlen fran Galdar  
1984 Ulf Nilsson
ウルフ・ニルソン
Lilla syster Kanin eller berattelsen om DenFeta 「みみりん」シリーズ(エバ・エリクソン絵、きむらゆりこ訳、BL出版)中の1作
1983 Hans Erik Engqvist 全業績に対し  
1982 Kerstin Johansson i Backe Moa och Pelle, en karlekshistoria  
1981 Helmer Linderholm Amisko シリーズに対し  
1980 Rose Lagercrantz
ローセ・ラーゲルクランツ
全業績に対し 主な邦訳:
『メッテくん、くもり☆あらし☆のち晴れ!』
(サムエル・ラーゲルクランツ共作、エヴァ・エリクソン絵 、オスターグレン晴子訳、偕成社)
『ながいながい旅』(イロン・ヴィークランド絵 石井登志子訳 岩波書店 2008)→レビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
1979 Bengt Martin Bengt och karleken  
1978 Siv Widerberg 全業績に対し  
1977 Barbro Lindgren
バルブロ・リンドグレン
Lilla Sparvel 2004年国際アンデルセン賞作家賞ファイナリスト作家
主な邦訳:
『ベニーいえでする』(オーロフ・ランドストローム絵、長下日々訳、徳間書店)
『ママときかんぼぼうや』(小野寺百合子訳 佑学社 1981)→レビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
他多数
1976 Maud Reutersward 児童書、YA向け作品全業績に対し  
1975 Gunnel Beckman 全業績に対し  
1974 Sven Wernstrom Tralarna  
1973 Inger Sandberg
インゲイ・サンドベルイ
幼年向けの全作品に対し 主な邦訳:
「わんぱくちびくん」シリーズ
(ラッセ=サンドベルイ絵、木村由利子訳、講談社)他多数
1972 Irmelin Sandman Lilius
イルメリン・サンドマン=リリウス
「太陽の夫人」三部作に対し
『金の冠通り』(1)
『 錬金術師の館』(2)
(山口卓文訳、福武書店、1990)
 
1971 Hans-Eric Hellberg 低学年向け作品全業績に対し  
1970 Stig Ericson 児童書、YA向け作品全業績に対し  
1969 Bo Carpelan Bagen  
1968 Max Lundgren
マックス・ルンドグレン
Pojken med guldbyxorna. Ashojdens bollklubb 主な邦訳:
『ふしぎなにじと岩』
(木村由利子訳、文研出版)
1967 Inger Hogelin-Brattstrom 後期の全作品に対し  
1966 受賞者なし
1965 Gunnel Linde
グンネル・リンデ
Den vita stenen
『ひみつの白い石』
(奥田継夫・木村由利子共訳、冨山房、1982)
 
1964 Karin Anckarsvard Doktorns pojk  
1963 Maria Gripe
マリア・グリーペ
Hugo och Josefin
『ヒューゴとジョセフィーン』(「北国の虹ものがたり」シリーズ2)
(大久保貞子訳、冨山房、1981)
1974年国際アンデルセン賞作家賞受賞作家
1962 Britt G. Hallqvist Festen i Hularbo  
1961 Ake Holmberg
オーケ・ホルムベリイ
Ture Sventon, privatdetektiv
『ストックホルムのひまなし探偵』?
(眉村卓訳、講談社、1973)
「私立探偵スベントン」1
1960 Kai Soderhjelm Mikko i kungens tjans  
1959 Anna Lisa Warnlof (Claque) Pellas bok  
Jeanna Oterdahl 特別賞(全業績に対し)  
1958 Hans Peterson
ハンス・ペテルソン
Magnus, Mattias och Mari
『マグナスと馬のマリー』?
(鈴木徹郎訳、ポプラ社、1968)
 
1957 Edith Unnerstad
エディス・ウンネルシュタード
(エディト・ウンネルスタード)
Farmorsresan 主な邦訳:
『ちいさいオーちゃん』
(マイ・ファーゲルベリィ絵、溝口真実訳、徳間書店)他
1956 Olle Mattson Briggen Tre Liljo  
1955 Harry Kullman
ハリー・クルマン
Hemlig resa
『デビッドの秘密の旅』
(神宮輝男訳、偕成社、1977)
 
1954 受賞者なし
1953 Tove Jansson
トーベ・ヤンソン
Hur gick det sen
『それからどうなるの?』
(渡部翠訳、講談社、1991)
「ムーミン」シリーズ
(山室静、下村隆一訳、講談社)他多数
・ヤンソンのレビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
1952 Sten Bergman
ステン・ベルグマン
Vildar och paradisfaglar
『極楽鳥の島』
(鈴木徹郎訳、少年少女学研文庫 学習研究社、1970)
主な邦訳:
『千島紀行』
(加納一郎訳、朝日新聞社)他
Elsa Beskow
エルサ・ベスコフ
特別賞(全業績に対し) ・ベスコフのレビュー(やまねこ10周年記念ラリー)
1951 Lennart Hellsing
レンナート・ヘルシング
Summa summarum
(2010年4月タイトルを一部訂正)
2010年国際アンデルセン賞作家賞ファイナリスト作家
主な邦訳:
『トンチンカンばあさん』
(再話、イブ・スパング・オルセン絵、おくだつぐお訳、ほるぷ出版)
『ちゃっかりクラケールのおたんじょうび』『にぎやかな音楽バス』(いずれも、いしいとしこ訳、プチグラパブリッシング)
1950 Astrid Lindgren
アストリッド・リンドグレーン
Nils Karlsson-Pyssling
『親指こぞうニルス・カールソン』
(大塚勇三訳、岩波書店、1974)
1958年国際アンデルセン賞受賞作家
主な邦訳:
「ピッピ」シリーズ、
『はるかな国のきょうだい』
(大塚勇三訳、岩波書店)他多数
・『親指こうぞうニルス・カールソン』のレビュー(やまねこ10周年記念ラリー)

※特殊文字は、英文字表記に変換できていないものがあります。

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