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国際アンデルセン賞受賞者リスト 一覧 (Hans Christian Andersen Award)
最終更新日 | 2023/07/20 2022年作家賞・画家賞受賞者を追加 |
国際アンデルセン賞について国際アンデルセン賞は、「小さなノーベル文学賞」とも言われる、国際児童文学賞としてもっとも栄誉ある賞のひとつです。1956年に創設され、以降、2年に1度西暦偶数年に受賞者が発表されています(画家賞は1966年から)。選考は、国際児童図書評議会(IBBY)が行っています。なお、1960年度までは、作家の全業績ではなく、作品が受賞の対象でした。 参考 :
IBBYホームページ
JBBYホームページ(国際アンデルセン賞)
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受賞者のみ一覧 | 受賞者・最終候補作者・候補者をあわせたページ | |
作家賞 | こちら(本ページ) | 1994〜2010年 2012年 〜← 2022年受賞者発表 |
画家賞 | こちら(本ページ) | 1994〜2010年 2012年 〜← 2022年受賞者発表 |
国際アンデルセン賞 作家賞 1956-2022
(Hans Christian Andersen Award for Writing)
受賞年 | 受賞者(英語表記) | 国名 | 主な邦訳作品&やまねこメモ |
---|---|---|---|
2022 | Marie-Aude Murail マリー=オード・ミュライユ NEW |
フランス |
『サンタの最後のおくりもの』(エルヴィール・ミュライユ共著/クェンティン・ブレイク絵/横山和江訳/徳間書店/2006.10) 『青い髪のミステール』(セルジュ・ブロッシュ絵/末松氷海子訳/偕成社/1995.2) ・参考:「月刊児童文学翻訳」2022年7月号 ●賞情報●2022年国際アンデルセン賞発表 |
2020 |
Jacqueline Woodson ジャクリーン・ウッドソン |
アメリカ |
『レーナ』(さくまゆみこ訳/理論社/1998)など (リストを参照のこと) ・作者公式ウェブサイト ・参考:「月刊児童文学翻訳」2020年7月号 ●賞情報●2020年国際アンデルセン賞発表 |
2018 |
Eiko Kadono 角野栄子 |
日本 |
「魔女の宅急便」シリーズ(福音館書店/角川書店) 『トンネルの森 1945』(角川書店) ・作者公式ウェブサイト ・参考:「月刊児童文学翻訳」2018年4月号 ●賞情報●2018年国際アンデルセン賞発表 |
2016 |
Cao Wenxuan 曹 文軒 ツァオ・ウェンシュエン |
中国 |
『青銅とひまわり』(中田美子訳/樹立社/2020.08)) 『樹上の葉 樹上の花』(水野衛子訳/樹立社/2020.04)) 『風のぼうけん』(アレクサンダル・ゾロティッチ文/いわやきくこ訳/樹立社/2018.10) 『とおくまで』(ボーデ・ポールセン文/いわやきくこ訳/樹立社/2018.07) 『はね』(ホジェル・メロ絵/濱野京子訳/マイティブック/2015.08) ・レビュー(「月刊児童文学翻訳」2017年4月号) 『サンサン』(和歌山静子絵/中由美子訳/てらいんく/2002) 『よあけまで』(和歌山静子絵/中由美子訳/童心社/2002) 『ふるめかしい門構え』(中野淳子訳) ・参考:「月刊児童文学翻訳」2016年4月号 ●賞情報●2016年国際アンデルセン賞発表 |
2014 | Nahoko Uehashi 上橋菜穂子 |
日本 |
「守り人」シリーズなど ・Cathy Hirano 訳で英訳出版された1巻 "Moribito: Guardian of the Spirit" は、2009年バチェルダー賞(ALA)に輝き、翌2010年には、2巻 "Moribito: Guardian of the Darkness" が同賞のオナーブックとなった。 ・NHKによる連続ドラマ化。シーズン1が2016年3月より放送。シーズン2が2017年3月より、最終章2017年11月より。 ・賞情報:2014年国際アンデルセン賞発表(「月刊児童文学翻訳」2014年4月号) |
2012 |
Maria Teresa Andruetto 〔María Teresa Andruetto〕 (読み方は、マリア・テレサ・アンドルエット) |
アルゼンチン |
・公式ウェブサイト ・賞情報:2012年国際アンデルセン賞(「月刊児童文学翻訳」2012年4月号) ・レビュー(「月刊児童文学翻訳」2012年6月号) |
2010 |
デイヴィッド・アーモンド David Almond |
イギリス | 『肩胛骨は翼のなごり』『闇の底のシルキー』『火を喰う者たち』など (リストを参照のこと) 公式ウェブサイト ・賞情報:2010年国際アンデルセン賞(「月刊児童文学翻訳」2010年4月号) ・デイヴィッド・アーモンド特集号(月刊児童文学翻訳2013年3月号) |
2008 |
ユルク・シュービガー Jurg Schubiger 〔Jürg Schubiger 〕 |
スイス | 『世界がまだわかかったころ』 |
2006 |
マーガレット・マーヒー Margaret Mahy |
ニュージーランド | 『足音がやってくる』
・レビュー(やまねこ10周年記念ラリー) |
2004 |
マーティン・ワッデル (Martin Waddell) |
アイルランド | 「ちいくまくん」シリーズ |
2002 |
エイダン・チェンバーズ (Aidan Chambers) |
イギリス | 『おれの墓で踊れ』 |
2000 | アンナ・マリア・マチャード (アナ・マリア・マシャード) (Ana Maria Machado) |
ブラジル | 『ジャガーにはなぜもようがあるの?』 |
1998 | キャサリン・パターソン (Katherine Paterson) |
アメリカ | 『テラビシアにかける橋』 ・2006年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞 |
1996 | ウーリー・オルレブ (Uri Orlev) |
イスラエル | 『壁のむこうの街』 |
1994 | まどみちお (Michio Mado) |
日本 | 『どうぶつたち』 |
1992 | バージニア・ハミルトン (Virginia Hamilton) |
アメリカ | 『マイゴーストアンクル』 |
1990 | トールモー・ハウゲン (Tormod Haugen) |
ノルウェー | 『夜の鳥』 ・レビュー(世界の児童文学賞ラリー) |
1988 | アニー・M・G・シュミット (Annie M. G. Schmidt) |
オランダ | 『魔法をわすれたウィプララ』 |
1986 | パトリシア・ライトソン (Patricia Wrightson) |
オーストラリア | 『星に叫ぶ岩ナルガン』 |
1984 | クリスティーネ・ネストリンガー (Christine Nostlinger) 〔Christine Nӧstlinger〕 |
オーストリア | 『きゅうりの王さまやっつけろ』 ・2003年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞 |
1982 | リジア・ボジュンガ・ヌーネス (Lygia Bojunga Nunes) |
ブラジル | (不明) ・2004年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞 |
1980 | ボフミル・ジーハ (Bohumil Riha) |
旧チェコスロバキア | 『ホンジークのたび』 |
1978 | ポーラ・フォックス (Paula Fox) |
アメリカ | 『十一歳の誕生日(片目のねこ)』 |
1976 | セシル・ボトカー (Cecil Bodker) |
デンマーク | 『シーラスと黒い馬』 |
1974 | マリア・グリーペ (Maria Gripe) |
スウェーデン | 『忘れ川をこえた子どもたち』 |
1972 | スコット・オデール (Scott O'Dell) |
アメリカ | 『ナバホの歌』 |
1970 | ジャンニ・ロダーリ (Gianni Rodari) |
イタリア | 『チポリーノの冒険』 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2009年5月号) ・レビュー(世界の児童文学賞ラリー) |
1968 | ジェームズ・クリュス (James Kruss) |
ドイツ | 『パウリーネと風の中の王子』 |
ホセ・マリア・サンチェス=シルバ (Jose Maria Sanchez-Silva) |
スペイン | 『汚れなき悪戯』 | |
1966 | トーベ・ヤンソン (Tove Jansson) |
フィンランド | 『たのしいムーミン一家』 ・レビュー(やまねこ10周年記念ラリー) |
1964 | ルネ・ギヨ (Rene Guillot) |
フランス | 『こいぬの月世界探検』 |
1962 | マインダート・ディヤング (Meindert DeJong) |
アメリカ | 『運河と風車とスケートと』 |
受賞作品(1960年までは作品が対象だった) | |||
1960 | エーリッヒ・ケストナー (Erich Kastner) |
ドイツ | 『わたしが子どもだったころ』 |
1958 | アストリッド・リンドグレーン (Astrid Lindgren) |
スウェーデン | 『さすらいの孤児ラスムス』 ・レビュー(やまねこ10周年記念ラリー) |
1956 | エリナー・ファージョン (Eleanor Farjeon) |
イギリス | 『ムギと王さま』 |
国際アンデルセン賞 画家賞 1966-2022
Hans Christian Andersen Award for Illustration
受賞年 | 受賞者(英語表記) | 国名 | 主な邦訳作品と参考サイトなど |
---|---|---|---|
2022 |
Suzy Lee NEW スージー・リー |
韓国 |
・『せん』(岩波書店/2018.12) ・画家公式ウェブサイト ・参考:「月刊児童文学翻訳」2022年7月号 ●賞情報●2022年国際アンデルセン賞発表 |
2020 |
Albertine アルバータイン(アルベルティーヌ) > |
スイス |
・「マルタのぼうけん」シリーズ ゲルマノ・ズロ文/イシグロケン訳/トランスワールドジャパン ・画家公式ウェブサイト ・参考:「月刊児童文学翻訳」2020年7月号 ●賞情報●2020年国際アンデルセン賞発表 |
2018 |
Igor Oleynikov イーゴリ・オレイニコフ (イゴール・オライノコフ) |
ロシア |
・『まほうの木』(アンドレイ・ウサチョフ作/藤原潤子文/東洋書店新社/2020.10) ・『ちいさなタグボートのバラード』(ヨシフ・ブロッキー文/沼野恭子訳/東京外国語大学出版会/2019.11) ・『あいたいな』(セルゲイ・コファレンコフ文/もきかずこ訳/学習研究社)、 ・『ねむれないよう!』(もきかずこ訳/学習研究社)など ・参考:「月刊児童文学翻訳」2018年4月号 ●賞情報●2018年国際アンデルセン賞発表 |
2016 |
ロートラウト・ズザンネ・ベルナー (ロートラウト・スザンネ・ベルナー /ロートラオト・ズザンネ・ベルナー) Rotraut Susanne Berner |
ドイツ |
・『王女さまは4時におみえになる ある愛のお話』(平野卿子訳 偕成社 2001)など ・2006年ドイツ児童文学賞特別賞受賞(←邦訳作品一覧はこちらを参照) ・公式ウェブサイト ・参考:「月刊児童文学翻訳」2016年4月号 ●賞情報●2016年国際アンデルセン賞発表 |
2014 |
ホジェル・メロ Roger Mello |
ブラジル |
・『はね』(曹 文軒 ツァオ・ウェンシュエン文 濱野京子訳 マイティブック 2015.08) ・レビュー(「月刊児童文学翻訳」2017年4月号) ・安曇野ちひろ美術館で企画展が開催された(2014年5〜7月)。 ・賞情報:2014年国際アンデルセン賞発表(「月刊児童文学翻訳」2014年4月号) |
2012 |
ピーター・シス Peter Sís |
チェコ共和国 |
『生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯』 『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』 ほか ・公式ウェブサイト ・賞情報:2012年国際アンデルセン賞(「月刊児童文学翻訳」2012年4月号) ・レビューは、作家別リストから参照のこと |
2010 |
ユッタ・バウアー Jutta Bauer |
ドイツ | 『色の女王』『おこりんぼママ』『羊のセルマ』『いつもだれかが…』 ・ユッタ・バウアーについて(月刊児童文学翻訳2009年9月号) ・賞情報:2010年国際アンデルセン賞(「月刊児童文学翻訳」2010年4月号) |
2008 |
ロベルト・インノチェンティ(イーノセンティ) Roberto Innocenti |
イタリア |
『エリカ 奇跡のいのち』 ・公式ウェブサイト ・レビュー(月刊児童文学翻訳2010年6月号)←『百年の家』 |
2006 |
ヴォルフ・エァルブルッフ Wolf Erlbruch |
ドイツ |
『クマがふしぎにおもってたこと』 |
2004 |
マックス・ベルジュイス (Max Velthuijs) |
オランダ |
「かえるくん」シリーズ |
2002 | クェンティン・ブレイク (Quentin Blake) |
イギリス | 『マグノリアおじさん』 |
2000 | アンソニー・ブラウン (Anthony Browne) |
イギリス | 『ボールのまじゅつしウィリー』 ・レビュー( 世界の児童文学賞ラリー) |
1998 | トミー・ウンゲラー (Tomi Ungerer) |
フランス | 『すてきな三にんぐみ』 |
1996 | クラウス・エンジカット (Klaus Ensikat) |
ドイツ | 『小学館世界の名作6 十五少年漂流記』 |
1994 | イェルク・ミュラー (Jorg Muller)〔Jörg Müller〕 |
スイス | 『うさぎのぼうけん』 |
1992 | クヴィエタ・パツォウスカー (Kveta Pacovska) |
チェコ共和国 | 『ふしぎなかず』 |
1990 | リスベート・ツヴェルガー (Lisbeth Zwerger) |
オーストリア | 『鼻の小人』 |
1988 | ドゥシャン・カーライ (Dusan Kallay) |
旧チェコスロバキア | 『どきどきおんがくかい』 |
1986 | ロバート・イングペン (Robert Ingpen) |
オーストラリア | 『アイドルベア』 |
1984 | 安野光雅 (Mitsumasa Anno) |
日本 | 「旅の絵本」シリーズ ・Japanese Children's Books 安野さんインタビュー |
1982 | ズビグニエフ・ルィフリツキ (Zbigniew Rychlicki) |
ポーランド | 『ミーシャのぼうけん』 |
1980 | 赤羽末吉 (Suekichi Akaba) |
日本 | 『スーホの白い馬』 |
1978 | スベン・オットー (Svend Otto S.) |
デンマーク | 『クリスマスの絵本』 |
1976 | タチアナ・マーヴリナ (Tatjana Mawrina) |
旧ソ連 | 『かえるの王女 ロシアのむかしばなし』 |
1974 | ファルシード・メスガーリ (Farshid Mesghali) |
イラン | 『赤ひげのとしがみさま 』 ・レビュー(世界の児童文学賞ラリー) |
1972 | イブ・スパング・オルセン (Ib Spang Olsen) |
デンマーク | 『おとなをつかまえよう』 |
1970 | モーリス・センダック (Maurice Sendak) |
アメリカ | 『かいじゅうたちのいるところ』 ・2003年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞 |
1968 | イジー・トゥルンカ (Jiri Trnka) |
旧チェコスロバキア | 『ふしぎな庭』 |
1966 | アロイス・カリジェ (アロワ・カリジェ) (Alois Carigiet) |
スイス | 『ナシの木とシラカバとメギの木』
・レビュー(世界の児童文学賞ラリー) |
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