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障害を扱った作品リスト
:ハンディのある人を描いた作品

 
最終更新日   2013/09/15 新規公開
   2013/09/19 訳者メッセージ、レビューへのリンクを追加

★注意★
・「月刊児童文学翻訳」2013年9月号の特集にあわせて、作成しました。便宜上、一般的に使用されている「障害」という言葉・表記を使用しています。
・翻訳作品だけを載せていますが、一部、本サイト内にレビューがある作品、シリーズの続きの作品については、未訳作品のタイトルもあげています。
・登場人物が障害を持っているという設定であるものの、作品のメインテーマとして深く扱われていない作品も含まれています。

●ハンディのある人を描いた作品
  【ADHD(注意欠陥・多動性障害) 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群ほか) 学習障害(LD) ダウン症ほか】(別ページ)
  【聴覚障害 視覚障害 筋ジストロフィー・小児まひ・事故などによる身体の麻痺 事故などの傷による外見上のハンディ】(本ページ)


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◆聴覚障害◆

書籍名 書誌情報
(文/絵/訳者/出版社/出版年)
Original Title (1st ed)/Country 登場人物の紹介 やまねこメモ
手で笑おう 手話通訳士になりたい アン・マリー・リンストローム著 批谷玲子訳 汐文社 2012.08 Tystnadens barn   訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号)
ローラのすてきな耳 エルフィ・ネイセ作 エリーネ・ファンリンデハウゼ絵 久保谷洋訳 朝日学生新聞社 2011.12   Lore    
トーベのあたらしい耳 トーベ・クルベリ 文 エッマ・アードボーゲ絵 ひだにれいこ訳 少年写真新聞社 2010.04 Tove Va-va (2007) スウェーデン    
かんぺきな人なんていない マーリー・マトリン作 日当陽子訳 フレーベル館 2009 Nobody's Perfect     
耳の聞こえない子がわたります マーリー・マトリン作 日当陽子訳 フレーベル館 2007 Deaf Child Crossing (2002)    
わたしたち手で話します フランツ・ヨーゼフ・ファイニク作 ささきたづこ訳 フェレーナ・バルハウス絵 あかね書房 2006 Wir sprechen mit den Handen (2005)    
わたしの妹は耳がきこえません(絵本) ジーン・W・ピーターソン作 デボラ・レイ絵 土井美代子訳 偕成社 1982 I Have a Sister: My Sister Is Deaf    
ぼくのだいじなあおいふね ディック・ブルーナ作 中川健蔵訳 偕成社 1986  Blue Boat (1984) 難聴のベン(4歳)は、補聴器をつけて生活している。  

 

◆視覚障害◆

書籍名 書誌情報
(文/絵/訳者/出版社/出版年)
Original Title (1st ed)/Country 登場人物の紹介 やまねこメモ
わたしのすてきなたびする目(絵本) ジェニー・スー・コステキ=ショー作 美馬しょうこ訳 不二門尚 監修 偕成社 2013.06   主人公が斜視。その治療体験。 ・2009年IBBY障害児図書資料センター推薦図書
訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号)
暗やみの中のきらめき 点字をつくったルイ・ブライユ マイヤリーサ・ディークマン作 古市真由美訳 森川百合香絵 汐文社 2013.04 Väläys pimeässä (2011) フィンランド 200年前に点字を発明したルイ・ブライユの話と、現代に生きるフィランドの少年レオの話が交互に語られる。 ・2011年度アーヴィド・リーデッケン賞
2011年IBBY障害児図書資料センター推薦図書
訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号)
ハンナの学校 グロリア・ウィーラン作 中家多惠子訳 スギヤマカナヨ絵 文研出版 2012.10 Hannah (1991) アメリカ 1887年アメリカ北部が舞台。主人公のハンナは目が見えないため、学校には行かず家で過ごしていたが……。  
どうしてダブってみえちゃうの? 視力はわるくないのに、うまく見えない女の子のものがたり ジョージ・エラ・リヨン文 リン・アヴィル絵 品川裕香訳 岩崎書店 2011   The Pirate of Kindergarten (2010) 幼稚園に通うジニーは、何でもふたつずつ見える。視力検査でダブル・ヴィジョン(複視)だと判明し、眼科医に治療を受けて、ダブって見えないようになる。 2011年シュナイダー・ファミリーブック賞 子ども部門受賞作品
見えなくてもだいじょうぶ? フランツ・ヨーゼフ・ファイニク作 フェレーナ・バルハウス絵 ささきたづこ訳 あかね書房 2005 Wir verstehen uns blind? (2005)    
         
         

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◆筋ジストロフィー、小児まひ、事故などによる身体の麻痺 ・不自由

書籍名 書誌情報
(文/絵/訳者/出版社/出版年)
Original Title (1st ed)/Country 登場人物の紹介 やまねこメモ
さよならを待つふたりのために ジョン・グリーン作 金原瑞人、竹内茜訳 岩波書店 2013 The Fault in Our Stars (2012) 主人公ヘイゼル(16歳)の友達オーガスタスが、骨肉腫で片脚を失っている。ヘイゼルは甲状腺がんを患う。  
ギャザリング・ブルー 青を蒐める者 ロイス・ローリー作 島津やよい訳 新評論 2013.03 Gathering Blue (2000) SF作品。障害があると受け入れてもらえない村が舞台。主人公は、生まれつき脚が悪く、ひきずって歩いているが、特別な能力のおかげで、村から放りだされずにすむ。 続編の "Messenger"(2004 未訳)は、障害を持つ人ばかりが集まってできた村が舞台となる。
車いすで世界一周 リック・ハンセンのお話 エインズリー・マンソン作 杉本詠美訳 汐文社 2013.03 Boy in Motion (2009) カナダ 主人公のリック・ハンセンは、15歳の時の事故で脊髄を損傷し、下半身麻痺となるが、それに負けず、車いすで夢に向かって突き進んでいく。(彼はのちに、パラリンピックで金メダルを獲得。脊髄損傷の認知度を高める目的で、車いすで世界1周の旅に出ることになる) ・2011年IBBY障害児図書資料センター推薦図書
レビュー(月刊児童文学翻訳2013年9月号)
訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号)
両手を奪われても シエラレオネの少女マリアトゥ(ノンフィクション) マリアトゥ・カマラ、スーザン・マクリーランド作 村上利佳訳 汐文社 2012.12 The Bite of the Mango (2008) アフリカのシエラレオネで暮らすマリアトゥは、12才の時に内戦で両手首を切断される。 ・2011年IBBY障害児図書資料センター推薦図書

訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号)

ピーティ ベン・マイケルセン作 千葉茂樹訳 鈴木出版 2010 Petey (2010) 1920年、アメリカ。脳性まひに生まれ、しゃべることも動くこともできないため、 知力がないと思われてきたピーティの生涯が描かれる。  
バディ 大切な相棒 V・M・ジョーンズ作 田中亜希子訳 PHP研究所 2008 "Buddy" (2002) 13歳の主人公ジョシュの双子の兄ジェイクが、7年前の事故で脳に障害を負い、 リハビリセンターで過ごしている。 2003年ニュージーランド・ポスト児童書賞
2003年エスター・グレン賞候補
レビュー(月刊児童文学翻訳2008年3月号)
ぼくらの事情。 デイヴィッド・ヒル作 田中亜希子訳 求龍堂 2005 "See Ya, Simon" (1996) New Zealand 主人公の親友、15歳のサイモンが、幼少時に筋ジストロフィーを発症し、現在も進行中。 レビュー(月刊児童文学翻訳2005年11月号)
訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号)
わたしの足は車いす フランツ・ヨーゼフ・ファイニク作 フェレーナ・バルハウス絵 ささきたづこ訳 あかね書房 2004 Meine Fuesse sind der Rollstuhl    
Gadget Girl: The Art of Being Invisible Suzanne Kamata "Gadget Girl: The Art of Being Invisible" (2013) アメリカ、ミシガン州で暮らす15歳の少女アイコが主人公。小児まひのせいで、左足と左手がうまく動かない。 レビュー(月刊児童文学翻訳2013年5月号)
ちいさなロッテ ディック・ブルーナ作 角野栄子訳 講談社 2000 Lotje (1995) 車椅子に乗ったロッテが、ボール遊びをしている子どもたちと遊ぼうとして……。  
おねえちゃんとわたし ミッシェル・エマート文 ゲイル・オーウェン絵 岡田なおこ
・太田真智子訳 小学館 1999
     
         

◆事故などの傷による外見上のハンディ◆

書籍名 書誌情報
(文/絵/訳者/出版社/出版年)
Original Title (1st ed)/Country 登場人物の紹介 やまねこメモ
彼女のためにぼくができること クリス・クラッチャー作 西田登訳
あかね書房 2011.02
Staying fat for Sarah Byrnes (2003) 主人公エリック(高校生)の友人サラ・バーンズの顔にはひどいやけどの跡がある。やけどの理由については、また別のテーマがかかわってくる。 レビュー(月刊児童文学翻訳2011年5月号)
ファイヤーガール トニー・アボット作 代田亜香子訳 白水社 2007 Firegirl (2006) 7年生のトムのクラスに転校してきたジェシカは、全身に火傷を負っていた。 2006年ゴールデン・カイト賞フィクション部門受賞作品
レビュー(世界の児童文学賞ラリー)
         

◆その他◆

書籍名 書誌情報
(文/絵/訳者/出版社/出版年)
Original Title (1st ed)/Country 登場人物の紹介 やまねこメモ
マンゴーのいた場所 ウェンディ・マス作 金原瑞人訳 金の星社 2004 A Mango-Shaped Space (2003) アメリカ、イリノイ州。13歳の共感覚(音や数字、文字に色がついて見える)を持つ少女ミアの1年間が綴られる。ペット・ロスもテーマのひとつ。 2004年シュナイダー・ファミリーブック賞 中学生部門受賞作品
         

◆ハンディのあるなしに関わらず楽しめる本◆

書籍名 書誌情報
(文/絵/訳者/出版社/出版年)
Original Title (1st ed)/Country 登場人物の紹介 やまねこメモ
かわいいてんとうむし メラリー・ガース文 ローラ・ハリスカ・ベイス絵 きたむらまさお訳 大日本絵画 2001.10 The Little Ladybugs (2001)   穴あきしかけ絵本
         

 


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担当:WYN-1001 ワラビ

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