最終更新日 | 2016/10/15 | 作品を大幅に追加 |
★注意★
・「月刊児童文学翻訳」2013年9月号の特集にあわせて、作成しました。便宜上、一般的に使用されている「障害」という表記を使用しています。
・翻訳作品だけを載せていますが、一部、本サイト内にレビューがある作品、シリーズの続きの作品については、未訳作品のタイトルもあげています。
・登場人物が障害を持っているという設定ではあるものの、作品のメインテーマとして深く扱われていない作品も含まれています。
● ハンディのある人を描いた作品
page.A ADHD(注意欠陥・多動性障害) / 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群ほか)
page.B 学習障害(LD) / 知的障害・ダウン症
page.C 聴覚障害 / 視覚障害 / 発話障害
page.D 身体障害(筋ジストロフィー、小児まひ、事故などによる身体のまひ
・不自由 脳性まひ)
page.E 事故などの傷・病気による外見上のハンディ / てんかん
/ その他
● ハンディのあるなしに関わらず楽しめる本
書籍名 | 書誌情報 (文/絵/訳者/出版社/出版年) |
Original Title (1st ed)/Country | 登場人物の紹介 | やまねこメモ |
ろってちゃん NEW | ディック・ブルーナ作 まつおかきょうこ訳 福音館書店 2016 | Lotje (1995) オランダ | 車椅子に乗ったロッテが、ボール遊びをしている子どもたちと遊ぼうとして……。 | ・2000年講談社版『ちいさなロッテ』の新訳 |
メッセンジャー 緑の森の使者 NEW | ロイス・ローリー作 島津やよい訳 新評論 2014.09 | Messenger (2004) アメリカ | SF作品。前作の村を出て、障害を持つ人ばかりが集まる村で暮らすようになったマティ。その村に変化が起こり……。 | |
さよならを待つふたりのために | ジョン・グリーン作 金原瑞人、竹内茜訳 岩波書店 2013 | The Fault in Our Stars (2012) アメリカ | 主人公ヘイゼル(16歳)の友達オーガスタスが、骨肉腫で片脚を失っている。ヘイゼルは甲状腺がんを患う。 | |
ギャザリング・ブルー 青を蒐める者 | ロイス・ローリー作 島津やよい訳 新評論 2013.03 | Gathering Blue (2000) アメリカ | SF作品(『ザ・ギバー』の続編)。障害があると受け入れてもらえない村が舞台。主人公は、生まれつき脚が悪く、ひきずって歩いているが、特別な能力のおかげで、村から放りだされずにすむ。 | |
車いすで世界一周 リック・ハンセンのお話 | エインズリー・マンソン作 杉本詠美訳 汐文社 2013.03 | Boy in Motion (2009) カナダ | 主人公のリック・ハンセンは、15歳の時の事故で脊髄を損傷し、下半身麻痺となるが、それに負けず、車いすで夢に向かって突き進んでいく。(彼はのちに、パラリンピックで金メダルを獲得。脊髄損傷の認知度を高める目的で、車いすで世界1周の旅に出ることになる) |
・2011年IBBY障害児図書資料センター推薦図書 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2013年9月号) ・訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号) |
両手を奪われても シエラレオネの少女マリアトゥ(ノンフィクション) | マリアトゥ・カマラ、スーザン・マクリーランド作 村上利佳訳 汐文社 2012.12 | The Bite of the Mango (2008) | アフリカのシエラレオネで暮らすマリアトゥは、12才の時に内戦で両手首を切断される。 |
・2011年IBBY障害児図書資料センター推薦図書 ・訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号) |
バディ 大切な相棒 | V・M・ジョーンズ作 田中亜希子訳 PHP研究所 2008 | "Buddy" (2002) | 13歳の主人公ジョシュの双子の兄ジェイクが、7年前の事故で脳に障害を負い、 リハビリセンターで過ごしている。 |
・2003年ニュージーランド・ポスト児童書賞 ・2003年エスター・グレン賞候補 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2008年3月号) |
リバウンド 追加 | エリック・ウォルターズ作 小梨直訳 福音館書店 2007.11 | "Rebound" (2000) カナダ | カナダのある町に住む中学2年生のショーンとデーヴィッドがバスケットボールを通して親しくなっていく。デーヴィッドは、交通事故で両足が動かなくなり、車いすの生活を送っている。 | |
ぼくらの事情。 | デイヴィッド・ヒル作 田中亜希子訳 求龍堂 2005 | "See Ya, Simon" (1996) ニュージーランド | 主人公の親友、15歳のサイモンが、幼少時に筋ジストロフィーを発症し、現在も進行中。 |
・レビュー(月刊児童文学翻訳2005年11月号) ・訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号) |
太陽はいま輝く 追加 |
レーン・ファン・マルケ作 朝倉純孝、朝倉澄 訳 文芸社 2005 (ユック舎84年刊の再刊) |
自動車にはねられて、片足が動かなくなった14歳の少女が、家族や友人に支えられながら困難に立ち向かっていく。 | ・1950年アントワープ州最優秀児童文学賞 | |
太陽の戦士 追加 | ローズマリ・サトクリフ作 チャールズ・キーピング絵 猪熊葉子訳 岩波書店 1968 新版2005 | 青銅器時代、片腕が動かない少年が、愛犬や親友に支えられながら戦士になるための厳しい試練を乗り越えていく。 | ||
わたしの足は車いす | フランツ・ヨーゼフ・ファイニク作 フェレーナ・バルハウス絵 ささきたづこ訳 あかね書房 2004 | "Meine Fuesse sind der Rollstuhl" | ||
ちいさなロッテ | ディック・ブルーナ作 角野栄子訳 講談社 2000 | Lotje (1995) | 車椅子に乗ったロッテが、ボール遊びをしている子どもたちと遊ぼうとして……。 | |
おねえちゃんとわたし | ミッシェル・エマート文 ゲイル・オーウェン絵 岡田なおこ・太田真智子訳 小学館 1999 | |||
筋ジストロフィーとたたかうステファン 追加 | トーマス・ベリイマン写真・文 石井登志子訳 1998 偕成社 | 筋ジストロフィーとたたかう9歳の少年ステファンをの毎日を写したドキュメンタリー作品 | 日本図書館協会選定図書 | |
レーナ・マリア物語 追加 | レーナ・マリア作 遠藤町子作 金の星社 1993 | 両腕がなく、左脚が右脚の半分の長さで生まれてきたレーナ・マリアは、スウェーデンの女性歌手。彼女の人生を、写真と共に綴ったノンフィクション。 | ||
だれが わたしたちを わかってくれるの 追加 | トーマス・ベリイマン写真・文 ビヤネール多美子訳 1979 偕成社 | 心身障害児の姉妹の姿をとらえたドキュメンタリー作品 |
・1978年エルサ・ベスコフ賞 ・日本図書館協会選定図書 |
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車いすのレイチェル 追加 | エリザベス・ファンショー作 マイケル・チャールトン絵 邑田晶子訳 偕成社 1979 | |||
Gadget Girl: The Art of Being Invisible | Suzanne Kamata | "Gadget Girl: The Art of Being Invisible" (2013) | アメリカ、ミシガン州で暮らす15歳の少女アイコが主人公。小児まひのせいで、左足と左手がうまく動かない。 | ・レビュー(月刊児童文学翻訳2013年5月号) |
脳性まひ | ||||
白いイルカの浜辺 NEW | Gill Lewis ジル・ルイス作 さくまゆみこ訳 2015.07 | White Dolphin (2012) US edition: One White Dolphin (2013) | 主人公の少女カラが、ディスレクシア。転校生の少年フィリクスは、脳性まひで、左半身が不自由。 | |
わたしの心のなか NEW | シャロン・M・ドレイパー作 横山和江訳 すずき出版 2014.09 | "Out of My Mind" (2010) by Sharon M. Draper | 主人公は5年生のメロディーで、痙性四肢まひ(脳性まひ)。また、共感覚(音楽に対して色を感じる)とフォトグラフィックメモリーを持つ。現代の話。理解力、記憶力に優れるものの、話すことはできない。 |
・2011年IBBY障碍児図書資料センター推薦図書 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2015年10月号) |
ピーティ | ベン・マイケルセン作 千葉茂樹訳 鈴木出版 2010 | Petey (2010) | 1920年、アメリカ。脳性まひに生まれ、しゃべることも動くこともできないため、 知力がないと思われてきたピーティの生涯が描かれる。 | ・2010年やまねこ賞読み物部門第2位 |
歩く 追加 | ルイス・サッカー作 金原瑞人、西田登訳 講談社 2007 | "Small Steps" (2006) by Louis Sachar | 主人公アームピッドが友情を深める隣家の少女ジニ(10歳)が、脳性まひ。歩行器を使うこともあり、発作を起こすこともある。話すときに、つっかえる。 | |
僕は生きている 追加 | Terry Trueman テリー・トルーマン作 藤村裕美訳 東京創元社 2003 | "Stuck in Neutral" (2001) アメリカ | 主人公の「ぼく」14歳が、脳性まひ。シアトルが舞台。 | ・2001年マイケル・プリンツ賞 |
もちろん返事をまってます 追加 | ガリラ・ロンフェデル・アミット作 母袋夏生訳 岩崎書店 1999 | 小学5年生の少女が、車イスで養護学校に通う脳性まひの少年ドゥディと文通をはじめる。会いたいと言う少女に対して、ドゥディは・・・・・・ | ||
おねえちゃんとわたし 追加 | ミッシェル・エマート文 ゲイル・オーウェン絵 岡田なおこ、太田真智訳 小学館 1999 | 重度の脳性まひの姉エイミーとの生活を、共に暮らす妹が語っていく。 | ||
ぼくは松葉杖のおじさんと会った 追加 | ペーター・ヘルトリング作 ゾフィー=ブランデス絵 上田真而子訳 偕成社 1988 | 戦争直後のウィーンの街で、母親とはぐれた少年が、戦争によって左足を切断した男性と出会う。 | ||
風船をとばせ! 追加 | Ivan Southall アイバン・サウスオール作 久米穣訳 評論社 1982 | "Josh" (1971) イギリス | 脳性まひの少年ジョンが主人公。 | ・1971年カーネギー賞 |
ある小馬裁判の記 追加 | ジェイムズ・オールドリッジ作 中村妙子訳 評論社 1976 | 登場人物の少女ジョジーが、小児まひにより車椅子の生活を送っている。 | ||
さようなら松葉杖 (世界少女名作全集) 追加 | ジーン・リトル作 白木茂訳 講談社 1964 | カナダ |
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担当: ワラビ shoko
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