メニュー > 資料室 > ジャンル別 > テーマ別 > 障害
最終更新日 | 2016/10/15 | 作品を大幅に追加 |
★注意★
・「月刊児童文学翻訳」2013年9月号の特集にあわせて、作成しました。便宜上、一般的に使用されている「障害」という表記を使用しています。
・翻訳作品だけを載せていますが、一部、本サイト内にレビューがある作品、シリーズの続きの作品については、未訳作品のタイトルもあげています。
・登場人物が障害を持っているという設定ではあるものの、作品のメインテーマとして深く扱われていない作品も含まれています。
● ハンディのある人を描いた作品
page.A ADHD(注意欠陥・多動性障害) / 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群ほか)
page.B 学習障害(LD) / 知的障害・ダウン症
page.C 聴覚障害 / 視覚障害 / 発話障害
page.D 身体障害(筋ジストロフィー、小児まひ、事故などによる身体のまひ
・不自由 脳性まひ)
page.E 事故などの傷・病気による外見上のハンディ / てんかん
/ その他
● ハンディのあるなしに関わらず楽しめる本
書籍名 | 書誌情報 (文/絵/訳者/出版社/出版年) |
Original Title (1st ed)/Country | 登場人物の紹介 | やまねこメモ |
ボクはじっとできない 自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし(絵本) NEW | バーバラ エシャム作 マイク&カール・ゴードン絵 品川裕香訳 岩崎書店 2014.11 | Mrs. Gorski, I Think I Have The Wiggle Fidgets (2008) The Adventures of Everyday Geniuses Book 1 | 授業に集中できないADHDの男の子が、自分で具体的な解決策を見つけていく | ・本シリーズ公式ウェブサイト |
父さんと、キャッチボール?(もう、ジョーイったら!2) | ジャック・ギャントス作 前沢明枝訳 徳間書店 2009 | Joey Pigza Loses Control (2000) The Joey Pigza シリーズ #2 | ・2001年ニューベリー賞オナーブック | |
ぼく、カギをのんじゃった! もう、ジョーイったら! | ジャック・ギャントス作 前沢明枝訳 徳間書店 2007 | Joey Pigza Swallowed the Key (1998) The Joey Pigza シリーズ #1 アメリカ | 主人公ジョーイ(小4)がADHD(物語の中で断定されているわけではない) で、どうしても過激な行動を取ってしまう様子が描かれる。校内の特別学級、校外の特別支援センターも。 | ・1998年全米図書賞ファイナリスト ・レビュー(世界の児童文学賞ラリー) |
(未訳) | I am not Joey Pigza (2007) The Joey Pigza シリーズ #4 | |||
(未訳) | What Would Joey Do? (2002) The Joey Pigza シリーズ #3 | |||
書籍名 | 書誌情報 (文/絵/訳者/出版社/出版年) |
Original Title (1st ed)/Country | 登場人物の紹介 | やまねこメモ |
テンプル・グランディン―自閉症と生きる NEW | Sy Montgomery サイ・モンゴメリー著 杉本詠美訳 汐文社 2015.02 | Temple Grandin: How the Girl Who Loved Cows Embraced Austism and Changed the World (2012) | 「自閉症はわたしの一部なのです」と語るデンプル・グラディンを描いた、ノンフィクション作品 | ・2015年IBBY障害児図書資料センター推薦図書 ・2016産経児童出版文化賞 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2013年9月号 |
ぼくはここにいる(絵本) | Peter Reynolds ピーター・レイノルズ文・絵 さかきたもつ訳 小峰書店 2013.06 | I'm Here (2011) | 小学校低学年?の男の子の主人公が、運動場でみんなから離れて、「ぼく」の世界を過ごしていると……。訳者あとがきでは、自閉症の 子どもについてわかってほしいとの思いから訳したと書かれている。 | |
わたしは倒れて血を流す 追加 | Jenny Jägerfeld イェニー・ヤーゲルフェルト著 ヘレンハルメ美穂訳 岩波書店(STAMP BOOKS) 2013.05 | Här ligger jag och blöder (2011) スウェーデン | 主人公の母親がアスペルガー症候群 | ・スウェーデン、アウグスト賞受賞作品 |
マルセロ・イン・ザ・リアルワールド |
Francisco X. Stork 〔Francísco X. Stork〕 フランシスコ・X・ストーク作 千葉茂樹訳 岩波書店 2013.03 |
Marcelo in the Real World" (2009) アメリカ | 17歳の主人公〈ぼく〉マルセロが、アスペルガー症候群と呼ぶのが一番近い障害を持っている。私立の養護学校に通っているが、夏に父親の法律事務所でアルバイトをすることになる。 |
・2010年シュナイダー・ファミリーブック賞ティーン部門 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2013年9月号) |
モッキンバード | Kathryn Erskine キャスリン・アースキン作/ニキリンコ訳/明石書店/2013.01 |
Mockingbird (2010) アメリカ | 10歳の主人公ケイトリン、アスペルガー症候群 | ・作者公式ウェブサイト ・NBA公式サイト内紹介ページ ・2011年ゴールデン・カイト賞フィクション部門オナーブック ・2010年全米図書賞児童書部門受賞作品 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2011年4月号) |
リーコとオスカーと幸せなどろぼう石 | アンドレアス・シュタインヘーフェル作 森川弘子訳 岩波書店 2012.07 | Rico,Oskar und der Diebstahlstein (2011) ドイツ | 特別支援学校に通うリーコ | |
リーコとオスカーとつぶれそうな心臓たち | アンドレアス・シュタインヘーフェル作 森川弘子訳 岩波書店 2010.03 | Rico,Oskar und das Herzgebreche (2009) ドイツ | 特別支援学校に通うリーコ | |
リーコとオスカーともっと深い影 | アンドレアス・シュタインヘーフェル作 森川弘子訳 岩波書店 2009.04 | Rico,Oskar und die Tieferschatten (2008) ドイツ | 特別支援学校に通うリーコ | |
おいでよ ルイス!(絵本) | レスリー・エリー作 ポリー・ダンバー絵 もとしたいづみ訳 フレーベル館 2009 | Looking after Louis (2004) イギリス | 転校生のルイスが自閉症。 | |
ルール! | Cynthia Lord シンシア・ロード作 おびかゆうこ訳 主婦の友社 2008 | Rules! (2006) | 12歳の主人公キャサリンの、8歳の弟デイビッドが自閉症。 弟が守るべき「ルール」を、キャサリンは自分のスケッチブックに書きだしている。また、弟が作業療法に通う病院で、 キャサリンは車椅子のジェイソンに出会う。ジェイソンは言語療法に通っていて、カードを指差して気持ちを伝える。 | ・2007年ニューベリー賞オナーブック ・2007年シュナイダー・ファミリーブック賞 中学生部門受賞作品 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2007年4月号) <作者公式サイト> |
名探偵アガサ&オービル〈ファイル1〉火をはく怪物の謎 | Laura J. Burns & Melinda Metz ローラ・J・バーンズ、メリンダ・メッシ作 森山由海絵 金原瑞人、小林みき訳 文溪堂 2007 |
Wright & Wong: The Case of the Prank that Stank (2005) | 主人公のひとり、オービル(7年生)がアスペルガー症候群 。天才的な頭脳を持つ。体を触られること、初対面の人、慣れない状況が苦手。どんな規則もきちんと守る。社会ルールの授業を受けている。 アメリカ、アリゾナ州 | |
名探偵アガサ&オービル〈ファイル2〉消えたおばあちゃん事件 | Laura J. Burns & Melinda Metz ローラ・J・バーンズ、メリンダ・メッシ作 森山由海 絵 金原瑞人、小林みき訳 文溪堂 2007 |
Wright & Wong: The Case of the Nana-Napper (2005) | (同上) | |
名探偵アガサ&オービル〈ファイル3〉伝説の殺人鬼 | Laura J. Burns & Melinda Metz ローラ・J・バーンズ、メリンダ・メッシ作 森山由海 絵 金原瑞人、小林みき訳 文溪堂 2007Gennifer Choldenko ジェニファ・チョールデンコウ |
Wright & Wong: The Case of the Trail Mix-Up (2005) | (同上) | |
名探偵アガサ&オービル〈ファイル4〉ふたつの顔を持つ男 | Laura J. Burns & Melinda Metz ローラ・J・バーンズ、メリンダ・メッシ作 森山由海 絵 金原瑞人、小林みき訳 文溪堂 2007 |
Wright & Wong: The Case of Slippery Soap Star (2005) | (同上) | |
アル・カポネによろしく | Gennifer Choldenko ジェニファ・チョールデンコウ こだまともこ訳 あすなろ書房 2006 | Al Capone Does My Shirts (2004) | 1935年アメリカのアルカトラズ島に、刑務所の職員と家族が住んでいた。主人公ムース(12才)の、姉ナタリー(16才)が自閉症で、家族は近くの寄宿学校に入れたいと願って いる。作者の姉が自閉症児で、ナタリーのモデルとなっている。 | ・2005年ニューベリー賞オナーブック ・2004年度カーネギー賞ショートリスト ・2004年度やまねこ賞未訳部門第5位 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2005年2月号) ・レビュー( 世界の児童文学賞ラリー) |
夜中に犬に起こった奇妙な事件 | Mark Haddon マーク・ハッドン作 小尾芙佐訳 早川書房 2003 | The Curious Incident of the Dog in the Night-time (2003) イギリス | 主人公の少年〈ぼく〉、15歳のクリストファーが、アスペルガー症候群。抜群の記憶力。イギリス、 |
・ブッカー賞ロングリスト ・2003年ブックトラスト・ティーンエイジ賞 ・2003年ウィットブレッド賞、小説部門&最優秀賞 ・やまねこ賞第4位(2003年度) ・2004年オランダ銀のキス賞 ・2003年度カーネギー賞候補作品(ショートリスト) ・2004年(第51回)産経児童出版文化賞【大賞】 ・レビュー(月刊児童文学翻訳2003年10月号) <映画化権獲得の話あり> |
ベンとふしぎな青いびん ぼくはアスペルガー症候群 | キャシー・フープマン作 代田亜香子訳 あかね書房 2003 | Blue Bottle Mystery (2001) | 主人公のベン(小学校中学年?)がアスペルガー症候群だと、物語の途中で診断される。作者のフープマンは、長年アスペルガー症候群の子どもたちとかかわって きた。 | |
天使と話す子(絵本) 追加 | エスター・ワトスン作 山中康裕訳 BL出版 1999 | 作者が、自閉症の妹クリスタのために書いた絵本 | ||
ごきげんボッラは謎人間!?(ビルとボッラのお話) 追加 | グニッラ・ベリィストロム作・絵 ビヤネール多美子訳 偕成社 1982 | スウェーデン | 自閉症の妹ボッラとその兄ビルの話 | |
ボッラはすごくごきげんだ!(ビルとボッラのお話) 追加 | グニッラ・ベリィストロム作・絵 ビヤネール多美子訳 偕成社 1981 | RAMSOR OCH TRAMSOR OM BILL OCH BOLLA スウェーデン | 自閉症の妹ボッラとその兄ビルの話 | |
(未訳) | Siobhan Dowd シヴォーン・ダウド |
The London Eye Mystery (2007) イギリス | 12歳の主人公〈ぼく〉がアスペルガー症候群 | ・2008年(2007年度)カーネギー賞ロングリスト ・2008年チルドレンズ・ブック賞高学年向け部門ショートリスト ・2007-08年ビスト最優秀児童図書賞 ・2011年銀の石筆賞佳作 ・2012年イタリアアンデルセン賞最優秀読み物12歳以上受賞作品 ・レビュー(やまねこ10周年記念ラリー) |
担当:ワラビ shoko
copyright © 2013-2016 yamaneko honyaku club