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最終更新日 | 2016/10/15 | 作品を大幅に追加 |
★注意★
・「月刊児童文学翻訳」2013年9月号の特集にあわせて、作成しました。便宜上、一般的に使用されている「障害」という表記を使用しています。
・翻訳作品だけを載せていますが、一部、本サイト内にレビューがある作品、シリーズの続きの作品については、未訳作品のタイトルもあげています。
・登場人物が障害を持っているという設定ではあるものの、作品のメインテーマとして深く扱われていない作品も含まれています。
● ハンディのある人を描いた作品
page.A ADHD(注意欠陥・多動性障害) / 自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群ほか)
page.B 学習障害(LD) / 知的障害・ダウン症
page.C 聴覚障害 / 視覚障害 / 発話障害
page.D 身体障害(筋ジストロフィー、小児まひ、事故などによる身体のまひ
・不自由 脳性まひ)
page.E 事故などの傷・病気による外見上のハンディ / てんかん
/ その他
● ハンディのあるなしに関わらず楽しめる本
書籍名 | 書誌情報 (文/絵/訳者/出版社/出版年) |
Original Title (1st ed)/Country | 登場人物の紹介 | やまねこメモ |
がらくた学級の奇跡(絵本) NEW | パトリシア・ポラッコ作 入江真佐子訳 小峰書店 2018.06 | The Junkyard Wonders (2010) アメリカ | 『ありがとう、フォルカーせんせい 』の続編。ミシガンの学校に1年間だけ通うことになったパトリシア(ディスレクシアだったが、やっと字が読めるようになっていた)は、こちらでも特別学級に入ることになる。そこは、がらくた学級と呼ばれていたが、トゥーレット症候群、糖尿病、弱視、緘黙症などの事情を持つ子どもたちをあたたかく見守り、個性を育ててくれる、ピーターソン先生がいた。 | |
白いイルカの浜辺 NEW | Gill Lewis ジル・ルイス作 さくまゆみこ訳 評論社 2015.07 | White Dolphin (2012)US edition: One White Dolphin (2013) | 主人公の少女カラが、ディスレクシア。転校生の少年フィリクスは、脳性まひで、左半身が不自由。 | |
マザーランドの月 NEW | Sally Gardner サリー・ガードナー著 三辺 律子訳 小学館(SUPER! YA) 2015.05 | "Maggot Moon" (2012) | 15歳の主人公、スタンディッシュが、ディスレクシア。 | ・2013年カーネギー賞 ・2013年ガーディアン賞ロングリスト作品 ・2012年コスタ賞受賞作品 ・2014年マイケル・L・プリンツ賞オナーブック ・作者公式ウェブサイト ・作品公式ウェブサイト |
算数の天才なのに計算ができない男の子のはなし 算数障害を知ってますか? (絵本) | バーバラ エシャム作 マイク&カール・ゴードン絵 品川 裕香訳 岩崎書店 2013.07 | Last To Finish: A Story about the Smartest Boy in Math Class (2008) アメリカ | 算数障害(ディスカリキュア・LDの一種) 小学校3年生のマックスは、算数が得意なはずだったのに、九九の計算が速くできない。 | ・レビュー(月刊児童文学翻訳2013年9月号) |
ネコの目からのぞいたら | シルヴァーナ・ガンドルフィ作 関口英子訳 2013.07 | OCCHIO AL GATTO | 主人公ダンテがディスレクシア。ベネチアが舞台。 | |
ありがとう、チュウ先生 わたしが絵かきになったわけ(絵本) | パトリシア・ポラッコ作 さくまゆみこ訳 岩崎書店 2013.06 | The Art of Miss Chew (2012) アメリカ | 『ありがとう、フォルカーせんせい 』の続編ともいえる作品。メインテーマは、(カリフォルニア州に住む)主人公のパトリシアが、絵の才能を認められていく過程。だが、字が読めるようになったものの、テストの時には時間がかかるなど 、パトリシアの問題も引き続きていねいに描かれている。 | |
負けないパティシエガール | ジョーン・バウアー作 灰島かり訳 小学館 2013.06 | Close to Famous (2011) | ・2012年シュナイダー・ファミリーブック賞ティーン部門 | |
さかさまになっちゃうの | クレア・アレクサンダー作 福本友美子訳 BL出版 2013 | Back to Front and Upside Down! (2012) | 主人公のアルフィーは、字を書こうとしても、字の形が上下さかさまになったり、右と左が反対になったりしてしまう。ディスレクシア? | ・2013年シュナイダー・ファミリーブック賞 子ども部門受賞作品 |
11をさがして | パトリシア・ライリー・ギフ作 岡本さゆり訳 文研出版 2010 | Eleven (2008) アメリカ | ディスレクシアの主人公サムは、偶然見つけた新聞記事から、自分の過去をさぐっていく。学校での学習の様子も描かれている。 | ・2009年MWA賞児童図書賞ショートリスト ・やまねこシノプシス勉強会課題本(2009.09開催) |
グリーンフィンガー 約束の庭 | ポール・メイ作 横山和江訳 さ・え・ら書房 2009 | Green Fingers (2002) イギリス | ロンドンから田舎に引っ越してきた主人公ケイト (12才くらい?)が、ディスレクシア。ロンドンでは、まわりに理解されず、学校を休みがちになっていた。 | <作者公式サイト> ・2002年度のカーネギー賞のロングリスト ・2009年やまねこ賞読み物部門第4位 ・2003年度 Askews Torchlight Children's Book Awardショートリスト |
13歳の冬、誰にもいえなかったこと ある学習障害の少女の手記 | サマンサ・アビール作 長尾力訳 春秋社 2006 | My Thirteenth Winer: A memoir アメリカ | ・2005年シュナイダー・ファミリーブック賞ティーン部門 | |
ぼくはビースト ポークストリート小学校のなかまたち〈1〉 | Patricia Reilly Giff パトリシア・ライリー・ギフ作 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2006 | The Beast in Ms.Rooney's Room (1984) アメリカ | ぼく(ルーニー)は、落第をして2度目の2年生。読むことが苦手で、毎日1時間、読み方教室で指導を受ける。 | |
9番教室のなぞ 幽霊からのメッセージ | ジュリア・ジャーマン作 ふなとよし子訳 松柏社 2005 | Ghost Writers (2002) イギリス | 小6(10歳か11歳にあたる)の主人公フランキーがディスレクシア。転校してきた学校で、担任の先生の理解は得られるものの、別の先生にはなまけていると思われる。視覚認知力が弱いが、言葉を絵にすることが得意で勘も鋭い。 | ・2002年度カーネギー賞ロングリスト ・2003年 Stockport Schools Book Award (Key Stage 2) →(参考) ・レビュー(メイプルストリート松柏社) |
タトゥーママ | ジャクリーン・ウィルソン作 小竹由美子訳 偕成社 2004 | The Illustrated Mum (1999) イギリス | 10歳のわたし(ドルフィン)が、ディスレクシアという設定。 | ・レビュー(キッズBOOKカフェ:洋書でブレイク) |
ありがとう、フォルカーせんせい(絵本) | パトリシア・ポラッコ作 香咲 弥須子訳 岩崎書店 2001 | Thank You, Mr. Falker (2001) アメリカ |
絵は上手だけれど、字や文章が読めないトリシャが、5年生になってフォルカー先生と出会い、指導を受けるようになる。 | |
「パーシー・ジャクソン」シリーズ | リック・リオーダン作 金原瑞人訳 ほるぷ出版 2006 | 1巻原書タイトル: The Lightning Thief (Percy Jackson and the Olympians, Book 1) (2006) アメリカ |
主人公のパーシーがディスレクシアという設定。 | ・映画化 |
書籍名 | 書誌情報 (文/絵/訳者/出版社/出版年) |
Original Title (1st ed)/Country | 登場人物の紹介 | やまねこメモ |
邦訳予定 追加 | Gusti グスティ 文・絵 宇野和美訳 | Mallko y papá アルゼンチン | マルコがダウン症 | |
サイレント・ボーイ NEW | ロイス・ローリー訳 中村浩美訳 アンドリュース・プレス 2013 | The Silent Boy (2003) アメリカ | 20世紀はじめのペンシルバニア州が舞台。主人公の少女が、アサイラム(保護施設)で、精神に障害を持つ少年ジェイコブと出会う。 | |
ウィッシュ 願いをかなえよう! | フェリーチェ・アリーナ作 横山和江訳 講談社 2011 | Wish (1999) オーストラリア | オーストラリアのアウトバックの牧場に住む、16歳のセブが主人公。ダウン症。母の病気を治してほしいという願いをかなえるために、空港のある遠い街まで出かけていく。 |
・2007年IBBY障害児図書資料センター推薦図書 ・2011年やまねこ賞読み物部門第5位 ・訳者メッセージ(月刊児童文学翻訳2013年9月号) |
わたしだって、できるもん! 追加 | リンダ・リッレヴィーク文 シェル・オーヴェ・ストールヴィーク写真 井上勢津訳 新評論 2009 | Linda lillevik, Kjell Ove Storvik | ダウン症の少女クリスティーネの成長を追うノルウェーの写真絵本。 | |
SO B. IT(ソー・ビー・イット) | サラ・ウィークス作 佐々木早苗訳 エクスナレッジ 2006 | So. B. It (2004) アメリカ | 知的障害の母親を持つ、12才の少女ハイディが主人公。アメリカ、ネバダ州。 | |
わたしのおとうと、へん…かなあ | マリ・エレーヌ・ドルバル作 スーザン・バーレイ絵 おかだよしえ訳 評論社 2001 | Un petit frere | ||
光の子がおりてきた 追加 | ポーラ・フォックス作 金の星社 2000 | Radiance Descending アメリカ | 主人公のポールには、ダウン症の弟がいる。 | ・2001年(第48回)産経児童出版文化賞【推薦】 |
わたしたちのトビアス 学校へいく | ボー・スベドベリ文・写真 ラグンヒルド・ロベレ、トビアスの兄姉たち絵 オスターグレン晴子訳 偕成社 1998 | Varan Tobias borjar sarskolan スウェーデン | ||
わたしたちのトビアス おおきくなる | ビヤネール多美子訳 偕成社 1979 | Varan Tobias blir storre スウェーデン | ||
わたしたちのトビアス | セシリア・スベドベリ編 山内清子訳 偕成社 1978 |
Varan Tobias : borjar sarskolan 〔Våran Tobias : börjar särskolan〕 スウェーデン |
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車いすのマティアス 追加 | トーマス・ベリイマン写真・絵 石井登志子訳 1990 偕成社 | 脳性まひ、運動障害、聴覚障害を背負ったマティアスの毎日を写したドキュメンタリー作品 | ||
夢をみるアンネ 追加 | レナーテ・ヴェルシュ作 津尾 美智子絵 遠山明子訳 講談社 1989.09 | |||
知られたらどうしよう? 追加 | パトリシア・ハーミス作 浜田洋子絵 久米穣翻訳 文研出版 1989.05 | 主人公のジェレミーは、持病のてんかんを友達にしられたくないと思っている。 | ||
王様の心を持った少年 追加 | S・テーグ作 高田美苗絵 木下友子訳 金の星社 1989.01 | 中学1年生のハロルドの友人、ビリーは、幼いころの事故のせいで知的障害を負う。 | ||
ぼく、哀れみなんかいらないよ 追加 | ロバート・パースク作 山野辺 進絵 土井美代子訳 偕成社 1987.03 | ダウン症の少年ベン(16歳)は、車の事故で母と妹を失い、父親は重傷で入院し、施設に入れられてしまう。 | ||
ぼく、ねえさんがすきなのに 追加 | Rolf Krenzer ロルフ・クレンツァー作 藤枝つう絵 高橋洋子訳 佑学社 1987.02 | 主人公オリヴァーの4つ年上の姉ダニー(15歳)が、知的障害。 | ||
だんまりベニ 追加 | ペーター・シュタインバッハ作 ヘルメ ・ハイネ絵 榊直子訳 佑学社 1986.11 | 養護学校に通う7歳のベニが主人公。言葉をほとんどしゃべらず、1人で用を足せるようになるのにも時間がかかった。 | ||
クシュラの奇跡 140冊の絵本との日々 | ドロシー・バトラー作 百々佑利子訳 のら書店 1985 | 複雑な重い障害を持って生まれたクシュラが、絵本の読み聞かせで、広い世界を知っていく。 | ||
ダニーはふつうの男の子 追加 | ヘレン・ヤング作 クェンティン・ブレイク絵 石井清子訳 佑学社 1982.02 | 2歳のときにてんかんの診断を受けた主人公のダニーは、げんきに成長していくが……。 | ||
なぜ、目をつぶるの? 追加 | トーマス・ベリイマン写真・文 ビヤネール多美子訳 1981 偕成社 | リハビリ室で訓練を続ける子どもたちの様子を、カメラで記録した作品。 | ||
ヒルベルという子がいた 追加 | ペーター・ヘルトリング作 上田真而子訳 偕成社 1978.09 | ドイツ | 主人公のヒルベル(10歳)は、出産のときの外傷のせいで、原因不明の頭痛、発作をおこしたり、まわりには理解できない行動を取ったりする。 | |
白鳥の夏 追加 | Betsy Byars ベッツィ・バイアーズ作 テッド・ココニス絵 掛川恭子訳 冨山房 1975.10 | アメリカ | ・1971年ニューベリー賞 | |
ぼくはレース場の持主だ! 追加 | パトリシア・ライトソン作 M・.ホーダー絵 猪熊葉子訳 評論社 1972.11 | オーストラリア | 知的障害を持つ少年アンディが主人公。 |
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担当: ワラビ shoko
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