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 やまねこ10周年記念「世界の児童文学賞ラリー」レビュー集

ボストングローブ・ホーンブック賞(アメリカ) レビュー集
Boston Globe–Horn Book Award

(フィクションと詩部門)
 

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最終更新日 2009/07/05 レビューのリンクを1点追加

フィクションと詩 部門 / 絵本部門 / ノンフィクション部門 と特別賞
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このレビュー集について
 10周年記念「世界の児童文学賞ラリー」においてやまねこ会員が個々に書いたレビューを、各児童文学賞ごとにまとめました。メ ールマガジン「月刊児童文学翻訳」「やまねこのおすすめ」などに掲載してきた〈やまねこ公式レビュー〉とは異なる、バラエティーあふれるレビューをお楽しみください。
 なお、レビューは注記のある場合を除き、邦訳の出ている作品については邦訳を参照して、邦訳の出ていな作品については原作を参照して書かれています。


"Saffy's Angel"『サフィーの天使』(リンク) * "Lily's Crossing"『リリー・モラハンのうそ』(リンク) * "Clementine"『どうなっちゃってるの!? クレメンタイン』 * "The Absolutely True Diary of A Part-time Indian"(リンク) * "Locomotion"(リンク)  * "Missing May"『メイおばちゃんの庭』(リンク) * "Joyful Noise"(リンク) ←追加 * 


2002年ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門オナーブック

"Saffy's Angel" (2001)  by Hilary McKay ヒラリー・マッカイ 
『サフィーの天使』 冨永星訳 小峰書店 2007
 やまねこ公式レビュー レビュー(月刊児童文学翻訳2003年1月号)

その他の受賞歴 2002年ウィットブレッド賞 (現コスタ賞)児童書部門受賞


 コスタ賞児童書部門レビュー集を参照のこと  続編『インディゴの星』のレビューはこちら

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1997年ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門オナーブック

"Lily's Crossing" (1997) by Patricia Reilly Giff パトリシア・ライリー・ギフ
『リリー・モラハンのうそ』 もりうちすみこ訳 さ・え・ら書房 2008

その他の受賞歴
 ・
1998年ニューベリー賞オナーブック


 ニューベリー賞レビュー集を参照のこと

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2007年ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門オナーブック

"Clementine" (1997) by Sara Pennypacker サラ・ペニーパッカー、illustrations by Marla Frazee マーラ・フレイジー
『どうなっちゃってるの!? クレメンタイン』 前沢明枝訳 ほるぷ出版 2008.05

その他の受賞歴


 この1週間、ほんっと、ついてない。ひとつ年上の友だち、マーガレットのことでちょっとした事件があって(あれはマーガレットのためにやったんだよ!)、そのことで校長室に行かされたし(せっかくだからついでに校長先生のお手伝いをしてあげたのに、すっごくいやな顔されちゃった!)、マーガレットのお母さんに怒られたし(あたしはマーガレットが大好きなのに、いっしょに遊べないなんてつまんなーい!)、なぜかマーガレットともけんかしちゃうし(べつにいいもん! マーガレットなんて、もうどうでもいい!)。あたしはいつもいい子にしてるし、みんなに親切にしてあげてるのに、どうしてうまくいかないんだろう。もしかして、パパやママまであたしのこと、きらいになったかな……?

 落ち着きがなく、次々と突拍子もないことをやらかして、人の話をちっとも聞かず、ぜんぜん反省してないように見える、手の焼ける子。どこにも必ずいそうな子だけれど、自分がもし学校の先生で、クラスにそんな子がいたら毎日イライラしちゃうかも。もしもわが子だったら、振り回されてへとへとになったり、頭にきてどなっちゃうこともあるかも(それもしょっちゅう!)。それは豊かな好奇心や想像・創造力、素直で純真な心の表れで、優しさや思いやりに見る側がちゃんと気づいていないだけ――と、理屈ではわかってもなかなか現実にはそうは考えにくいものです。でも、クレメンタインのおしゃべりを聞いていると、微笑まずにはいられない、笑い出さずにいられない。そして、胸がきゅんとなって、涙ぐんでしまったりも。
 クレメンタインのシリーズはこの後、原書では現在2冊刊行されています。邦訳も、2008年7月に第2巻『なにをやるつもり!? クレメンタイン 』が発売されました。クレメンタインの生き生きとした表情を伝えてくれる挿絵は、邦訳も原書と同じマーラ・フレイジーによるものです。

(杉本詠美) 2008年9月公開

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2008年ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門 受賞作品

"The Absolutely True Diary of A Part-time Indian" (2007)  by Sherman Alexie シャーマン・アレクシー (未訳読み物)

その他の受賞歴 2007年全米図書賞児童書部門


 全米図書賞児童書部門レビュー集を参照のこと

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2003年ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門オナーブック

"Locomotion" (2003)  Jacqueline Woodson ジャクリーン・ウッドソン作 (未訳読み物)

その他の受賞歴 2002年全米図書賞児童書部門 最終候補作


 全米図書賞児童書部門レビュー集を参照のこと

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1992年ボストングローブホーンブック賞フィクションと詩部門

"Missing May" (1992)
 by Cynthia Rylant シンシア・ライラント
『メイおばちゃんの庭』 斎藤倫子訳 あかね書房 1993
 やまねこ公式レビュー レビュー(月刊児童文学翻訳1998年9月号別冊)

その他の受賞歴 1993年ニューベリー賞受賞作
           1992年ペアレンツチョイス賞受賞フィクション部門

  ニューベリー賞レビュー集を参照のこと

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1988年ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門オナーブック

"Joyful Noise: Poems for Two Voices" (1988) (未訳詩集) ←追加
by
Paul Fleischman ポール・フライシュマン illustrated by Eric Beddows

その他の受賞歴 1989年ニューベリー賞


  ニューベリー賞レビュー集を参照のこと


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